= WARNING=

当ウエブページのレポート : ヨーロッパからのメッセージ には、下記の通り著作権を設定しております。

画像、動画、テキスト、文章の内容について、全て
無断使用、コピー、転記、転写、多言語化を含む複製、また当内容を基にして類似した表現に変換する事 等
著作権の侵害に当たる行為は、禁止いたします。

又、著作権の侵害 に当たる行為に対し、法的な対応を含む処置を講じる場合があります。

Copyright (C) 2023-2028 Japan Tennis Players Production co.,ltd. ALL Rights Reserved.


=お問合わせ先=
有限会社ジャパンテニスプレーヤーズプロダクション
〒659-0066 兵庫県芦屋市大桝町3-16-301
TEL : 0797-22-2777 FAX : 0797-75-7590
Email : info@jtpptennis.com
URL : https://jtpptennis.com





★ヨーロッパからのメッセージの読者推奨年齢について

当情報サイトは、弊社のプロアカデミーおよび、国際ユースプログラム向けに
国際的な情報を伝えるため配信しています。

従いまして読者としての推奨年齢は、成人〜高校生以上を対象としています。

情報の内容は、ヨーロッパのテニスの情報だけでなく、国際的な経済・政治・文化・環境など
選手の皆様の国際活動が安全で有意義なものとなるよう、様々な視点で情報を提供しています。

当情報サイトの趣旨をご確認頂きありがとうございます。








★2024年夏:PARIS OLYMPIC PREMIER TRAINING CAMP

2024年の年明け
夏のパリオリンピック見学を含むユーストレーニングキャンプを募集開始いたします。
要項閲覧には専用ページのログインIDとパスワードが必要です。
ご希望の方は、氏名・お電話番号・生年月日・戦績などを Email にてご連絡ください!!
お申込み者多数の場合は、弊社にて選考させて頂きます。

選考基準:
@ヨーロッパの大学へ留学し陸路でまわれるITF活動を志望されている方を優先します。
A成人の一歩手前の年齢ですので「大人のわきまえ」を身につけている方を優先します。

送信先:有限会社ジャパンテニスプレーヤーズプロダクション
Email:info@jtpptennis.com







★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★NEWZEALAND:NORTH ISLAND/ウエリントン〜タウランガ・パパモアへ
★地震火山大国の LAWN TENNIS(芝)文化を再確認する道

最初に言わせて頂くと...日本の人工芝テニス文化は LAWN TENNIS でしょうか?
文化の REGULATION が全く無く公共施設で貸すだけでは LAWN TENNIS は継続されないです!!
まずそこから今回の MESSAGE を始めます。
みなさんの目で見ているいつものテニススクールの風景。縦横奥行き=人の目では3次元しか見えません。
携帯のモニターばかり見ている人は、ひょっとしたら2次元しか感じれず退化してしまっていませんか?
21世紀を生きるみなさんとしては、過去や未来の時間の次元を加えた4次元の視力が求められています。
LAWN TENNIS って何? 4次元の視力を使ってテニスというスポーツの本質を理解しましょう!!


★英国式 庭球=テニスはお庭の芝上で行われた

16世紀〜17世紀にフランスで広がったテニスに似た室内競技:ジュ・ド・ポームが
18世紀になり英国に渡ると、それまで屋内で行われていた競技が屋外(お庭の芝上)で行われる様になり
屋内施設を必要としないテニスは瞬く間に英国内に広まりました。
当然、英国の植民地であるアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・インドなどでも
同様に屋外の競技形式で行われる様になりました。
そこで忘れてはいけない事が、イギリス式庭園:イングリッシュガーデン。
イギリスの庭園は、野原の風景の写実性を重要視した作りにしますよね?
ネッ? ウィンブルドンのコートは大会期間にどんどん傷んでもそれが自然。
ゴルフの全英オープンなんて、荒川か淀川の河川敷と変わらないですよね?
その自然の写実性が テニス=庭球 には含まれているのです。


★キャプテンクックが発見した海峡:クック海峡

ニュージーランドをヨーロッパ人が初めて発見したのは、オランダ東インド会社のダズマンで1642年。
その後1769年に英国人のクック達が到達し、1840年に正式に英国の植民地条約が交わされました。
ウィンブルドン選手権の第1回大会が1877年ですから、ニュージーランドの歴史から推察すると
英国の植民地支配とほぼ同時期に、テニスがニュージーランドに広がっていった事が伺えますね?
ニュージーランドのテニスは初め、オーストラリアと共通のイングリッシュガーデンで行われる
自然の写実性が組み込まれた GRASS COURT の道を歩んでいました。
しかし全豪オープンが GRASS COURT から HARD COURT へ変更される際
大きく異なる道を歩み始めます。その理由こそ大陸と島国の違い=地震の有無に他ありません。


★英国をイメージさせる NEWZEALAND の牧場を渡る風

他にもテニスの中に自然の写実性が含まれている事がありますね? いくつ思いつきますか?
いつもネットを張る時、その自然の写実性をみなさんは不思議がらずに再現していますね?
ネットは、端は 3.5feet ・ センターは 3feet のそれぞれ高さに設定します。
なぜセンターが低いのか? ジュ・ド・ポームが始まった16世紀当時はワイヤーなど無く
どうしてもネットが中央部で垂れ下がりながら行われていました。
但し競技として行うのに自然な垂れ下がりでは不均一ですし
屋外で風が強い時にネットが大きく揺れるのを防ぐために
規定として1yard = 3feet と決められセンターベルトをつける様になりました。
誰かの学校の制服のズボンみたいですよね?
自然に垂れ下がるとみっともないからベルトをしなさい!! という感じでしょう。

またスコアでもテニスは、2ポイント以上の差をもってゲームやセットを決しますよね?
それも自然という不規則性が選手の実力判定を狂わす競技だからこそ
選手の実力判定は2ポイント以上の差が必要...という考え方によるものですね?
1ポイントは自然のいたずらかもしれない? 2ポイントの差がついたらゲームです!!
逆に言えば、テニスを競技する際には自然の不規則性をあまり無くしてしまわない方がよいですし
雨・風・太陽の下でも、それに勝敗を左右されながら行われるのが
テニスの本質だとみなさん理解してほしいと思います。


★荒くれた NEWZEALAND の火山と温泉=そこは九州?富士山?



上記の様にニュージーランドやオーストラリアでも
自然の写実性が含んだ LAWN TENNIS が盛んに行われ
数多くの名選手達も世界中で活躍する様になりました。
しかし20世紀末期、地球温暖化の影響がオセアニアの LAWN TENNIS にダメージを与え始めます。
当時、乾燥化が進むオーストラリアでは全豪オープンの天然芝をあきらめ
ハードに変更するか? 砂入り人工芝にするか? 大議論がありました。
最終的に、砂入り人工芝ではグランドスラム大会ではテレビ映りが非常に悪い...
という事でハードコートが採用されました。
確かに砂入り人工芝は、当時のテレビではサーフェイスにムラがある様に写ってしまいます。
またオーストラリアではさほど地震を予測した対策は必要ではない為
大規模大会だけでなく小規模大会や民間クラブなどでも、ハードコートを採用する事が容易で
砂入り人工芝からハードへの変更は、現在に至るまで増え続けています。
またオーストラリアの強い日差しに対応したハードコートのバリエーションなども発表されました。

その様にハードコートは地震に対する備えがあまり必要ではない国々では
比較的に広く採用されやすいでしょう。
しかしその反面、毎日の様に国土のどこかで小規模な地震があり
また数年に一度の頻度で大規模な地震が起こる国々では
やはりその対策として厳しい建築基準が定められているのと同じ様に
クラックができやすいハードコートは採用を見送るのも無理はないでしょう。

★南海トラフ大地震(気象庁資料より)
★発生確率:10年以内に30%程度、20年以内に60%程度と予想


実際世界中を見て歩いても、地震の発生頻度とハードコートの採用率は反比例する事が伺えます。
日本が、他の地震大国:ニュージーランドやギリシャと同じ様に
公共施設においてハードコートが不採用になる理由として
地震に耐え最悪、市民の避難場所にする事も想定の範囲として検討された結果だと思われます。
また公共施設の生涯スポーツの役割として、市民全体の年齢層による選択とも言えるでしょう。
民間施設ではなおさら継続性と収益性を重視し
市民のニーズをそのまま反映した選択になるのは言うまでもありませんね?

しかしその様に、ハードコートの採用を見送るケースが多い国々:ギリシャなどからでも近年
優れた選手達が数多く育っています。
それらの国々の方向性を研究する事こそ、日本の将来にとって有益な情報となるのです。
みなさんの、過去や未来の時間の次元を加えた4次元の広〜い広〜い視力を使ってどう見えますか?


★NEWZEALAND や GREECE が地震大国として選択した合理的な方向性





現在、ニュージーランドの民間クラブは実はそのほとんどが人工芝で運営されています。
国際級の大会では、ハードコートを有するクラブ(公共のクラブ型運営を含む)を使用していますが
ニュージーランド全体でもハードの大型施設は数会場しかありません。

上の画像3枚は、ITF WORLD TOUR M15 / W25 が開催されている PAPAMOA TENNIS CLUB です。
施設の所有は地元行政の SPORTS COMPLEX ですが、テニスはクラブ型で運営され
クラブ会員はコートの利用の他、様々なイベントの参加や国際級大会の無料観戦(ケータリング付)など
会員特典が与えられ、プレーする事・観戦する事、両面でテニスが楽しめるシステムとなっています。
ハードは12面・人工芝は4面。高齢者や低年齢ジュニアはやはり人工芝を利用されています。
M15 / W25 の ITF LIVE STREAM で NO.2 COURT が両サイド観戦席になっていますが
クラブ会員が一年に1回、クリスマスの特典として観戦とケータリングで楽しめる席になっています。
普段、会員用コート以外は外部にコートをレンタルしていますが
利用規定がありレンタルだけの野放し状態ではありません。

★ITF WORLD TOUR M15 / W25 CENTER COURT
★会員向けクリスマスイベントとして国際大会観戦&ケータリングが用意されている


最近ヨーロッパでも、TENNIS CLUB と KINDERGARTEN のコラボをよく見かけます。
TENNIS CLUB が比較的閑散曜日.時間に幼児を預かる施設を運営するとハマりやすいのでしょう。
社会的ニーズが高い KINDERGARTEN が意外に TENNIS CLUB の支えにもなっている様です。
そうする事で、補助金が支給される国もあるのでしょう。
PAPAMOA TENNIS CLUB に隣接する市民センターにもKINDERGARTEN が運営されています。
人工芝のTENNIS COURTS は KINDERGARTEN の広い運動場としても多用途に利用されています。

この様に21世紀の世界各地の TENNIS CLUB は
各国の社会の一員として様々なニーズに対応しながら運営されています。
当然その施設は LAWN TENNIS の文化を守りながらも
継続性と収益性を検討しながらの運営となるのはやむを得ない事ですよね?
継続できなければ文化は途絶えますからね?

日本でよく議論されているのは、サーフェイスがハードなのか?人工芝なのか? という問題。
いずれにしてもレンタルコート主流の運営では、文化に関する諸問題は解決しませんね。
ネットの高さですら曖昧だったり...酷い場合は野球のバットで打ち合ってたり...
公共施設であっても、文化の継続のためにクラブ型運営方式を導入する事。
またスクールについても、クラブで上手にプレーするためにスクールを受講するという発想。
日本のテニス文化の最大の問題点は、クラブ型運営がほぼ途絶えてしまった事。
みなさんは日本国内でテニスをプレーする時、クラブ形式でプレーした事がありますか?

そもそも LAWN TENNIS は貴族邸のお庭から始まった文化だという事を思い出しましょう!!
その芝生のお庭は、時にはパーティー会場だったり...子供達の遊び場だったり...
多目的だったはずですよね? 地球温暖化で人工芝に変わってもその文化は脈々と続いています。
強くなるためのボクシングのリング...から始まったものではないですよね?
社会の一員として様々なニーズに対応しながら、クラブ形式でプレジャーもあり選手強化もある。
そういう幅広い文化と自然の写実性をふんだんに盛り込まれたものだからこそ
世界中で最も広く親しまれているスポーツ競技なんですよね?

★ITF WORLD TOUR PAPAMOA / NEWZEALAND



★CONTINUED to 2024 NEW YEAR MESSEAGE

★世界のTOPを目指すからこそ!! 大陸諸国との協調の必要性
★PARIS 2024〜LOS ANGELES 2028〜BRISBANE 2032
★真実を知るためのACTION / 激動する世界で21世紀の後半を生きる若者達の力


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP







★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★WILD THINGS!! WILD THINGS!! / ITF WORLD TOUR CAIRNS・AUSTRALIA


★南太平洋から登る朝日を浴びながらランニング!!


ガンガン!! WILD!!
日本からわずか6時間半。ヨーロッパ航路のいつもの調子で
アラスカ上空と勘違いして、お菓子と飲み物を後方のギャレーに取りにいこうかと思ったら
赤道を越えパプアニューギニアの熱帯雨林が見え、そろそろ降下モード...

もう少し永く乗って元を取る暇なく、CAIRNSへ到着。
国際空港とは言え神戸空港程度。一応オーストラリアの玄関口です。

CAIRNS は亜熱帯性気候で乾季と雨季が交互にあり10月は乾季の終わり。
これから夏の雨季が始まります。
なんせオーストラリアは、テニスも自然も WILD そのもの!!
ワラビーはお腹に赤ん坊を抱え飛びまわり、鳥達は朝からガーガー!!

2023年のプロツアーはここで締めくくり、トレーニング期に入ります。
2024年のプロツアーは年末年始から始まります。


★世界のテニス界の議論は、サーフェイスではなくボールの高速化

日本では依然、ハードか砂入り人工芝か? と終わりなき議論が続いていますが
オーストラリアがその件に関して結論を出したのは20世紀中の事。
全豪オープンを現在のメルボルンパークに移転する際
クーヨン・ローンテニスクラブの天然芝の感覚を残すべきか否か?
そういう議論があったのは事実です。

その時点で全豪はハードを採用する旨の決定がなされ現在に至っています。
オーストラリアには現在でも、砂入り人工芝がプレジャー向けやシニア向けには残されていますが
プロ競技としては、ほぼハードに移行しています。
もちろん全米とは若干違い、オーストラリアの強烈な日差しに対応したハードが多く採用されています。

最近の議論はコートのサーフェイスではなく、ポリストリングの時代でのボールの速度。
Gストローク戦が主流ではありますが、一発打ってしまった方が有利になるボールで良いのか?否か?
サービスエース率も高くなり、Gストローク戦のボールの軌道はフラットが非常に多くなっています。

今夏のヨーロッパの大会でも高速ボールが採用された大会では
クレイの多彩なプレーを損なっている…と言いましたが
テニス本来の、個性を活かした多彩なテクニックと戦略の応酬を減らしてしまっていますね?


★街を出ればどこまでも原野と砂漠が広がるオーストラリア


★クレイで勝つ!! ためのハードでのトレーニングの必要性

ヨーロッパのプロツアーは基本3月後半〜10月末頃まで。
気温15度を下回るとプレーはインドアに移ります。

ヨーロッパの夏のサーフェイスはクレイ。
しかし意外にヨーロッパの選手達はハードにも順応した能力を獲得しています。

日本でクレイの経験が乏しいコーチ達が、クレイとハードの違いを
足元が滑るか滑らないか...と規定しているのを時々聞きますが間違いです。
クレイは滑りません!! クレイは最もフットワークを使いやすいサーフェイスです。

ですからハード〜クレイ、クレイ〜ハードにアジャストする際の項目としては
フットワークはさほど重要ではありません。
それを間違って、砂入り人工芝をクレイに見たててしまっている事について
日本の一般的な指導の大きな訂正点です。

ショットの選択や戦略をイメージする際、クレイとハードの大きな違いは
バウンドが不規則か一定か...という事。
それに起因して、試合中の選手達の 直感的なIMAGINATION ⇒ 脳の使い方 にも影響しています。
そう規定して砂入り人工芝は、クレイに近いでしょうか?ハードに近いでしょうか?

〜〜〜

クレイで勝つ!! 事をヨーロッパで主の目標としている選手達にとって
ハードで特に必要な 直感的INSPIRATION は、普段の脳の使い方とは差がありますが
それも コーディネーション⇒神経系のトレーニングの一つ。
それが夏のヨーロッパでのシーズン中に、ワンショット・ワンポイントで活きてくるのです。

高速ボールやポジティブなプレー優位な試合設定も
年間を通したトレーニングプランに欠かせない重要な期間。
この期間は、ハードに順応する事を最大のトレーニングターゲットとして
毎日厳しいトレーニングが続きます。


緊急質問:クレイの不規則なバウンドに対応する時、直感的INSPIRATION を使いませんか?

不規則なバウンドへの対応を、直感的INSPIRATIONと思ってる人が多い様ですが
その考えは、クレイの素人的発想と言えます。
不規則なバウンドへの対応は、脳が直感しなくても身体が不規則バウンドに反応した反射。
反射的に反応できるまで、朝までラリーをしてアジャストしてください。
そこまでクレイに順応できて初めて、クレイでポイントが取れる様になってきます。
ヨーロッパで勝ちたいなら、朝までラリーは初歩の初歩ですよ?


★MEN’S SINGLES も2024に向け激戦!!


指導者の一言一言は、選手たちの将来を作っていきます。
小中学生の地元の大会で、自分たちは世界に出れば小さな体格での試合を余儀なくされる事…
そしてそれを克服するために、人一倍の努力と練習を絶やさず行う必要性について…

そういう話って他方から見ると「重たすぎるんじゃない?」とも言えるかもしれません。
しかし本物の世界との戦いの現場で、その話の必要性と結果としてのフィードバックを確認すると
本当に必要になる事を伝えない事の方が、指導者としてよくない事だと思える時があります。

今日嬉しかったのは、15〜16年前頃・神戸市の灘浜スポーツゾーンでそう話した当時のジュニア選手が
オーストラリアの第2シードの大型選手に真っ向から戦い勝利した瞬間!!
その戦いぶりには、人一倍の努力と練習の積み重ねが見えました!!


★MEN’S SINGLES FINAL


第一週目男子決勝。やはり高速ボールに対応して無理をしてボールを取りますので
選手たちの身体が痛んでます…。女子決勝は一人選手が棄権の為試合が無く
男子も始まってすぐにリタイア。

高弾性カーボンのラケットでポリストリング、加えて高速ボールでは
攻撃する側も、無理をしてでも叩いてしまった方がいいですし
守備する側も、強烈なボールを毎回なんとか当てにいきますのでやはり厳しいです。
大腿部を肉離れさせてしまうケースが多く発生しています。
プライオメトリクスを何十回も最大筋力で繰り返せば当然そうなります。

第二週目に入りますが、毎日のコンディショニングが欠かせないでしょう!!


★雨の次の日:夕刻からシングルス、夜まで試合が続きます


★第二週目:昨日雨天のSUSPENDED の試合からスタート
昨日と変わり、屋根のかかった COVER COURT にOPが変更になったので
朝早くからCOVER COURT でアップ。バウンドの速さがかなり違います。
細かいですがやはり、そういう ADJUSTMENT で結果は大きく左右します。

★予選2R:勝ちました!!
相手は香港の選手ですがバルセロナで練習しているそうで
意外に守備が得意でしたが、朝のアップの確認を活かし快勝!!

★予選決勝:クレイなら勝ててました...
なんせ叩いてしまえば有利な設定ですから、相手の腕が壊れないか心配な程。
こっちは前の試合でその叩き振りを見て分かってましたので、沢山打たせる戦術。
もうちょっと技の応酬な試合がしたいですが、直球有利を崩しきれず...
明日LLが空いていますので、当然朝のサインは仕事です!!


★大会会場のジム:最近の高速化に対抗するためウエイトアップは必須


★このまま進んでも、米国豪州勢はヨーロッパ勢に勝てない...

LL待ちで本戦の全試合を各コートチェックしながらテニスを見てみると
ほとんどの選手達が、やはり多彩さに欠けた方向に向いていて
ポイントを取る術に、単調さが非常に目立ちます。

ヨーロッパ勢の持つ、ポイントを取るオプションの多彩さが無いですね。
結論として、年間を通してランキングレースをするとハードでの試合が多い選手達が
ヨーロッパ勢に勝つのは厳しいと言えます。

ヨーロッパでは、前半コーナーに深く叩いていても、相手がさがればドロップ。
タイミングがあってくればスライスや高いバウンド。サーブやボレーも混ぜながら
次から次へポイントを取るオプションが出てきます。
オーストラリアの選手達のプレーにはオプションの多彩さが少ないです。
逆に言えば、叩いてくる事になんとか対応すればよいとも言えます。
ボールやサーフェイスはそれだけ選手達の成長に影響しますので
提供する側は目先の経済的利益だけではなく
総合的にその国の選手達の将来を考えなくてはいけません。

グランドスラム四大大会もしかり世界のテニスは、単一の条件を克服するだけでは制せません。
ましてや日本の選手達の様に、体格や体重に物理的劣勢を持った選手達にとって
オプションの広さこそ、大型な選手に勝つ重要な術ですので
日本もしっかり方向性のある強化が必要ですね?

日本で多彩というと手先の器用さになってしまいますが
それでは今の世界のテニスの標準では、ケガで壊れてしまいます。
大きく+重たく+多彩+動ける、そういう選手なら多少小さくても対抗できるでしょう!!
素材から見直す必要があるのかも知れませんね?
ようやくハード化が叶った!! と喜んでいる場合ではありません。

〜〜〜

★帰りが遅くなると公園にはワラビー家族が現れます!!

★よ〜し!! 2024年に向け、AUSSIE BEEF を食べてからトレーニング期開始!!

ツアー中に選手達は、試合など翌日を考えるとあまり食べれないです。
食べれない〜試合〜食べれない〜試合〜食べれない...を繰り返していると
体脂肪が極端に減少し、身体は筋肉中のタンパク質を分解してエネルギー源にします。
言い換えれば、筋肉痩せしていくという事です。

年間を通して過酷なツアー中、知らず知らずに筋量が減少しています。
またその身体の状態は、メンタル=神経系にも影響します。

ですから一定期間は、身体にタンパク源を補給しウエイトアップする期間が必要です。
その期間は、食べる〜筋肉トレ〜食べる〜筋トレ〜食べる...を繰り返し
ツアー中は消費ばかりだったタンパク源を、身体に蓄える期間がトレーニング期です。

また適切に管理された筋トレで成長ホルモンも増化し
選手達の身体は、試合期の消費傾向から蓄える傾向へ変化します。
そのサイクルにもう一つ大切な事は、ストレスのない睡眠です。
成長ホルモンは脳下垂体から多く分泌されますが
神経系が疲労していると分泌の妨げになります。

食べる〜筋トレ〜食べる〜寝る〜食べる〜筋トレ〜食べる〜寝る...がトレーニング期の基本。
選手達の一年はその様に、テニスで勝つためのピリオダイゼーションが組まれ進んでいきます。


★日没後、夜空を見上げると日本とは違う位置に各星座が見えます!!
★さそり座・いて座の銀河系(天の川)中心部と暗黒星雲


★銀河系(天の川)中心部と暗黒星雲のクローズアップ
★南半球は中心部が頭上に見えます。明るい中心部の前で暗黒ガスが光を遮ってますね?
★スマホですから鮮明ではないですが、肉眼の方がよく見えます


★日本の冬期に AUSTRALIA & NEWZEALAND を活用する!!

日本のジュニアやユースにとって冬期間にトレーニングする温暖な地。
フロリダを皆さんはイメージしますか?
フロリダでは時差が昼夜真逆で、現地に到着してから三日間は寝ぼけますよね?

その点、オーストラリア&ニュージーランドは時差はほとんど無く
季節だけ日本の冬は現地は夏。到着後すぐに活動を開始できます。
コートサーフェイスは、ほとんどオーストラリアンオープン系のハード。
自分達のレベルにあう大会も多く、現地の同世代とガンガン凌ぎを削り
見て学ぶのにもお正月から全豪まで、メジャーなATP・WTA大会が毎週。

しかも円安なのは対USドルで
対オーストラリアドルや対ニュージーランドドルは、さほど変わっていない。
今回のオーストラリア遠征でも円安とは感じませんでしたよ!!

留学している学生も多く、英語のシャワーを浴び続ければお母さんのご機嫌も上々!!

しかも2032年のオリンピック・パラリンピック開催地は BRISBANE !!
オーストラリアのスポーツ界は、毎年毎年どんどん盛り上がっていきます!!

ね? オーストラリア&ニュージーランドは!!

★日本の冬期間にトレーニングする地として!!
★同世代の現地の選手達と凌ぎを削る地として!!
★英語圏の国際経験を積む地として!!
★世界最高レベルのヨーロッパに出発する前の準備トレーニングの地として!!
★もしかしたらみなさんが大人になった時、仕事で居住するかも知れない地として!!

多くのトレーニングとエデュケーションを与えてくれる地として!!
JTPPはお勧めしたいと思います。

★WILD AUSTRALIA / AROUND CAIRNS

★ESPLANADE LAGOON in CAIRNS


★DINASAUR FOOTPRINT on THE ANCIENT ROCK


★MANY ANTHILLS on THE ROADSIDE


★BEAUTIFUL BEACH, But CROCODILES or SHARKS SOMETIMES APPEAR


★CAIRNS HARBOR at SUNSET

〜〜〜

★2024年1月:ニュージーランドの ITF JUNIORS で TRAINING CAMP を実施します。

対象は高校生(現在U17)、最大4名定員の少人数キャンプです。
国際環境で自分を磨きたい志し有るユース選手向けです。
要項を閲覧希望される方は、「ニュージーランドキャンプ要項希望」と明記の上
参加希望選手名・住所電話番号・生年月日・テニスの戦績など記載し
下記アドレスへEメールで送信してください。
※要項閲覧には専用ページのログインIDとパスワードが必要です。

募集期間:10月20日〜11月30日まで
送信先:info@jtpptennis.com


★YOUTH TRAINING CAMP in JANUARY 2024



★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP








★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★アントワープ:聖母大聖堂前に日本の企業が寄贈した「フランダースの犬」のモニュメント
「フランダースの犬」は英国の児童文学...寄贈された側もきっと困ってますよね??


★21世紀後半を生きる世代に必要な空間モデル

みなさんは高校までテニスをしていて...日本人ですか? 国際人ですか?
みなさんの思考や発想は...JAPANESE MODEL ですか? INTERNATIONAL MODEL ですか?

みなさんは21世紀の後半まで生きる世代。
20世紀に大半を生きた世代の人達が JAPANESE MODEL の発想で作った日本の空間とは違う
その枠組みを超えた INTERNATIONAL MODEL の空間を生きる人達ですよね?

学校の英語の授業。外国人の先生の授業で教室の空間は INTERNATIONAL MODEL になりますか?
日本国内でのテニス。外国人選手との試合や練習で空間は INTERNATIONAL MODEL になりますか?

なぜそうならないか?
それは JAPANESE MODEL の発想で作られた仮想だからですよね?
実際はその空間が INTERNATIONAL MODEL で満たされていないからですよね?

人は、周囲から感覚神経を使って自分のいる空間を認識します。

学校の授業中、みなさんの視覚に映るものは、全視野の10%は先生の姿が映っていますが
残りの90%はいつもと変わらない日本の学校の教室や同じクラスの生徒達ですね?
テニスで、手の触覚から伝わる外国人選手のボールの圧力は、試合をしている90分間は感じますが
翌日日本人選手と対戦すれば、いつもと同じ日本の選手達との試合ですよね?

その空間が与える刺激や負荷でみなさんの神経系は順応していきます。
生まれた時、人の神経系は NEUTRAL MODELです。
では16〜18歳のみなさんの神経系はどの様な MODEL に発達しましたか?

勿論、自分の生活環境という制約はあったでしょう!!
しかしみなさんは18歳で成人。自分の MODEL を UPGRADE したいと思いませんか?

〜〜〜〜〜

★オランダ・ベルギーの大学で自分を UPGRADE !!
★高校までテニスと学業を両立してきた方のための大学留学&ヨーロッパでのITF活動

★ルーヴェン・カトリック大学:ベルギーTOPのUNIVERSITY:総合大学


ルーヴェン市はベルギーの首都:ブリュッセルから30q東の街。地域としては北部のオランダ語圏です。
なんせ創立が1425年ですから、今では街全体が学生街という雰囲気で
本やノートを小脇に抱え友達と歩く学生達を多く見かけます。
学生達が安心して暮らしていける様なシステムが街全体にあふれ治安もいいですね?
大学の留学生率も高く日本の大学との交換留学など頻繁に行っています。
ベルギーではTOPの学力レベルでノーベル賞研究者も在籍し世界有数の大学と言えると思います。
学部は文系〜理系まで総合的に選択が可能で、オランダ語圏なので英語での授業が多いとの事。
当然、英語の能力はTOEFL iBT :100〜85は入学出願の条件になります。
日本でも当大学オリジナルの留学セミナーも開催されていたり
入学前の SUMMER or WINTER PROGRAM がありますので、現地で体験してみることも可能です。
多分、中世風の校舎の中に近代的な設備の整ったキャンパスは好きになると思いますよ?
テニスは地元クラブでのパーソナルトレーニングを始め
ベルギーの世界有数のTOPアカデミーを一部利用したり
各選手に FIT したトレーニングプログラムと、陸路で通える ITF TOURING のサポートが可能です。

現地の大学に在籍し、学業もテニスも自分のスタイルで思い切りでき
大学を卒業する頃には、英語だけじゃなくオランダ語やフランス語・ドイツ語までも習得可能。
最高だといつも思ってます!!





〜〜〜〜〜

★ユトレヒト大学:オランダ・世界でも有数な理系に強い大学


ユトレヒト市はオランダ首都アムステルダムから約30q南に位置する中都市。
ミッフィーの生まれ故郷として有名で市内には隠れミッフィーが色々な場所に設置されています。
のどかなオランダの田園の中に、世界有数の理系に強いユトレヒト大学があります。
本部はドム塔の脇に中世建築のまま残されていますが、キャンパス全体は市内西部の
SCIENCE PARK を中心としたエリアに各学部が配置され、その中をトラムやバスが走っています。
特筆は レインボー(多色)の自転車道。異なるIDENTITYを認め合う大学のポリシーを表しています。
数多くのノーベル賞研究者を輩出し、獣医学部は世界TOPにランクされています。
コロナウイルス:COVID-19 の抗体を世界で初めて発見したのもユトレヒト大学の研究者。
また地球科学や天文学など21世紀後半にかけて成長が期待される分野の研究に強く
学生達にとっては大学院も視野に入れた留学を目指せる大学です。
日本とは雰囲気が違い、理系でも女子がとても多いのはオランダの特徴でしょう!!
公用語はオランダ語ですが英語での授業がとても多いので TOEFL iBT 100 は用意しましょう!!

え? テニスは?って!! もちろんオランダはテニスクラブの乱立国。
道を歩けばテニスクラブに当たるがごとく、アムステルダムからユトレヒトまで
テニスクラブと牧場のパッチワークが続く環境で、乳牛が横たわっているような所もありますが
どこのクラブでもホームとして受け入れてくれ、陸路で通える ITF TOURING のサポートも可能です!!

オランダは治安のよい国としてヨーロッパ各国の中で特に有名。
感覚的には、英国、フランス・ドイツよりもオランダの方が良いと思います。
なんせ 寛容 と言うか同調圧力の無い楽な国なので、自分なりに挑戦でき最高だと思います。





〜〜〜〜〜

★緊急質問:留学費用はどうなりますか?

当然気になりますよね?
ヨーロッパでは大学を含め教育は「平等に与えられるべき人権」という考え方が主流。
学費自体が無償や低額な制度や、各国政府や民間の給付型奨学金が日本より遥かに充実しています。
米国の場合、スポーツ系奨学金を得るためには大学の部に所属し大学リーグがメインとなりますが
ヨーロッパの場合学生であれば奨学金を受けれますので、部に所属するかは任意です。
テニスの活動費についても、ITF大会は各国単位で開催していますので
国土が狭い国が集まっている地域の方が大会間の移動距離が小さく渡航経費が安価に抑えられます。
フライトを使わなくても、鉄道やバスを利用すればいいのです。
アムステルダムからロンドン・パリ・フランクフルトまで約500km、コペンハーゲンで約800qですから
その周辺に年間何大会開催されるか?調べてみましょう!!
冬期間はインドアになりますがフィジカル系トレーニングを充実させ
夏と冬、2シーズン制のピリオダイゼーションで活動すればケガの防止にもなりますしね?

上記例にあげた大学は学業レベルが非常に高いですが、希望レベルの大学を選ぶ事も可能ですよ。
JTPPとしては真面目に勉強してほしいという趣旨で一例とさせて頂いています。ぜひご理解くださいね?


★ヨーロッパの大学留学と陸路でまわれる ITF TOURING

お問い合わせや留学サポートをご希望される方は下記までご連絡ください!!
国際選手活動サポートセンター
Phone:0797-22-2777
Email:info@jtpptennis.com

〜〜〜〜〜

★SELF-REVOLUTION:
★2024年に向け準備が進むパリ市内:開会式のセーヌ川沿いを歩いてみた!!
★来年の夏 君達は、変革する21世紀をヨーロッパで目の当たりにする!!

誰? 夏休みの宿題がまだって...。テニスも勉強も必要ですよ!!
大学進学には世界中どこでも学力が問われます。語学の勉強するとか?



写真:トロカデロ広場からのエッフェル塔
パリは8月後半には最高20度まで涼しくなります。
クリスマスが過ぎれば、さあ!! 2024年です。


写真:PORT DE LA BOULDONNAIS のカウントダウン
街には五輪のモニュメントがカウントダウンを始めています。
もう既にパリ市内の宿泊は2024年7〜8月は満室に近い状態との事。


写真:アレクサンドル3世橋
グラン・パレは勿論、コンコルド広場も競技会場のひとつになります。
パリ市内全域が様々な競技の会場となります。


★開会式はセーヌ川を各国選手達がボートで行進!!

写真:レオポール・セダール・サンゴール橋より、左・ルーブル美術館、右・オルセー美術館
選手達は、リヨン駅近く: AUSTERLITZからボートに乗り込み〜ノートルダム大聖堂〜
ルーブル・オルセー美術館〜アレクサンドル三世橋〜アルマ橋〜エッフェル塔までの
約6kmを行進します。セーヌ川の民間ボートが協力するのでしょう!!
選手数の多い国はボートを数台連ねるらしいですが
はしゃいで川に落ちない様に気をつけないといけません(笑)


写真:セーヌ川に映るオルセー美術館とエッフェル塔
セーヌ川沿いにはオーケストラが演奏したり、当然芸術の都に相応しい演出もあるそうです!!
ちなみに開会式のRIVER SIDE席は公式で2700ユーロですが、今まだ若干残ってたと思います。
JTPPはローランギャロスでTOP達のプレーを観戦です!!
2024年はウィンブルドン〜アムスに一旦入り〜ブリュッセル〜INOUIでパリに入る予定です。

〜〜〜〜〜

★ヨーロッパの風がみなさんを SELF-REVOLUTION に導いてくれる!!

セーヌ川沿いを、夏の終わりの爽やかな風の中歩くと、色々な風景が入ってきます。
その爽やかな風が、ヨーロッパの歴史と文化のデーターをどんどんインストールしてくれます。
机上で教科書ならべてノートに転記するより、それは遥かに高速で大きなインパクトです。

空間が人を SELF-REVOLUTION に導くのです。
若い人達が、自分が生まれた環境から一歩、いや!! ジャンプして、自分の可能性に挑戦する!!
素晴らしいと思いますね!!

可能なら、日本人向けに準備された JAPANESE MODEL じゃなく
全く新鮮な、全く準備されていないもので、そういう爽やかな風を受けてみる事!!
1年、2年、4年、6年、どんどんみなさんが成長するのを自分の感覚として実感するでしょう!!

考えすぎず、ただ風に吹かれればいいだけなんです!!
どこで テニスの活動をするかは、みなさんの基本的人権。
学校?地元の同調圧力?協会? 全く気にする事はありませんよ!!


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP








★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★HELLO から BONJOUR へ!!

★ITF WORLD TOUR WANFERCEE-BAULET / BELGIUM

アントワープからブリュッセルを通りシャルルロアへ陸路移動。
わずか100km足らずですが、街の人達は完全にフランス語で英語が伝わらなくなります。

大会開催地:WANFERCEE-BAULET はベルギー南部シャルルロア近郊の街。
街と言っても周囲は大穀蔵地帯です。ベルギーに入ると小麦よりトウモロコシが多くなります。

この大会も小さなクラブの大会ですが、街の人達の協力で成り立っている大会。
小さな...とは言え、スポンサーには 金融:BNP PARIBAS FORTIS や
スポーツ量販:DECATHLON、毎回送迎してくれるのは 自動車販売:FORD。
街の人達の毎年毎年のご協力の積み重ねが、ATP・WTA さながらの様な雰囲気を作っています。

以前は無かったパデルも今年はナイターが付き
そろそろテニスコートも全面改修しそうですが、それは来年以降のお楽しみかも知れません。


★この小さなクラブで BNP PARIBASですからね?


★QUALIFICATION 1R
勝ちました!!
オランダの180cm近い大型重量選手でした。
スコアだけ見れば楽に見えますが、サーブは超重量でまともに受けると腕が折られそうな
危険なサーブをセンター&ワイドに叩きこんできます。
相手のサービスゲームはそれから始まるので、のらせると危険なゲーム展開になります。
相手のサーブをセカンドにさせつつGストローク戦へ持ち込みなんとか連続ブレイク。
そういう危険をはらんだ相手には、こちらがハイリスクプレーをすると
失点で相手がペースを掴んでくるので、Gストローク戦に徹して快勝!!
今までの対戦で相手が大型重量選手でも勝てる自信はすでに得ています。

日本で頑張っているジュニアの皆さんも、相手が大型重量選手でも
我々日本人が勝てる要素はたくさんあると信じて下さい!!
むしろその厳しい戦いに向かう前に、まずフィジカルをしっかり成長させる事。
またフィジカルに裏付けされたメンタルも充分成長させる事。
ヨーロッパでの戦いには、そのベースが必須事項ですので今を頑張りましょう!!

★QUALIFICATION 2R
非常にオーソドックスで、スキが少ない相手でした。
ITF RANKING 3位ですからWTA 500位には相当しますが
それぐらい負けにくく、特にクレイではそうでしょう。
総得点 63 vs 43 ですから10ポイント増やせば相手の10ポイント減りますので
そのなかなか取りきれないポイントを
なんとかして取りたいけど取りきれない...そういう試合でした。

物理的に劣勢な日本人にとって中途半端な武器はかえってカウンターにあいますので
物理的とは違った方法でもう少し毎試合得点率をあげる必要があります。
そうは分かっていても...まあ世界のテニスの中心ですから!!


★クレイは乾燥し荒れた状態でトリッキーなバウンドが選手達を悩ませる!!


★コロナ禍後、戻りつつあるヨーロッパのハイレベルな競争環境
2020年のコロナ禍はヨーロッパで猛威をふるいテニス界を全面的にストップさせました。
それから3年、今年の夏のヨーロッパ各国の大会では既に10代の選手達がランキングを取得し
また新たな競争環境が形成されつつあります。
今回のベルギーの大会では、予選にITF RANKING 3位が残っていたり
出場選手達もベルギー以外の選手達が大半で、むしろ開催国の選手が少なくなっています。

オランダやベルギーは、国際選手達が日常的に通る MAIN ROAD ですから
当然そういう傾向が顕著な場所であり、近隣国の選手達がマイカーで来て出場しています。
男子も KOKSIJDE や HUY で開催されていますが、やはり多国籍に出場していますね?

ヨーロッパのテニスにドップリ浸かりたい!! とよく言いますが
この MAIN ROAD を、特別に遠征する地ではなく MAINに活動する地 とすれば良いのです。
国際選手達みんなが自然に集まってくる地ですから
後はたまに東欧へ少し足を伸ばす程度で充分なんです!!

WE SHALL FIGHT ON THIS MAIN ROAD !!


★地元のお力の毎年の積み重ねで、今年も開催して頂きました!!


次号予告:
オランダとベルギーに大学留学しITF活動と両立を本気で目指す選手達へ!!
大学の一例を紹介します。本気で挑戦したい人は是非参考にして下さい。


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP








★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★学生達に最適だと思う!! 近隣国で充分可能

アムスから、ベルギー:アントワープまで移動。
移動と言っても90分の近さ。大阪〜名古屋ぐらいです!!
ドイツのドルトムントの近くの大会でも選択可能でしたがそこも120分程度。
この極近い範囲内で複数の大会を選択できるのが最高ですね?
学生で学びながら ITF をまわるのにも最適だといつも思います。

★美しすぎるアントワープ中央駅


★ITF WORLD TOUR DUFFEL / BELGIUM : TC DE POLLEPEL


★WE SHALL FIGHT IN EUROPE !!

IN THE SUMMER 2023,
WE FOUGHT AT THE FOOT OF THE ALPES IN FRANCE.
WE FOUGHT IN THE DEEP FJORDS IN DENMARK.
WE FOUGHT IN THE FORESTS AND LAKES IN FINLAND.
AND WE SHALL FIGHT IN BELGIUM !!

OSA サインシートを確認すると、やはりアウト1。
予選選手達も本戦選手達もほとんど知ってる選手達ですが
一年前とどうなってるか? 全員チェック。かなり情報収集済み!!

プラクティスコートの管理人状態ですが大型選手達を観察する事は非常に大事です。
何を考え何でポイントを取ろうとしているか?
またそれに対抗する小型な日本人達はどうすれば得点率を高められるか?
OSA の方が今後に活かせる情報が山の様に収集できます。

世界で戦う選手達の通り道:MAIN ROAD にいる事。
遠く離れたアジアの東のハズレで、間違ったものをイメージする事のない様に!!
単純に、選手達もコーチ達もここへ来て自分自身で見た方がハッキリ分かります!!

次週は予選に入れてますし、今日の予選で3〜4人痛めてますので
来週はシードにとどく可能性があります。故に今週ダブルスはやめてシングルスに専念。
変にダブルスを入れると反射的に半面しか動けなくなるので安易にプレーするのは禁物。

ね? 見てれば有益な情報が山の様に得られるでしょ?


★センターコート後方がクラブハウス&レストラン


★本戦のドローでましたね?

予選二日目のOPでは、本戦初日のドローとOPのUPDATEがかなり遅くなると思ってましたが
SHOW COURT がセンターなので、5ローテーションは見る文化のためでしょう。
ヨーロッパでは簡素化せず、当然予選全試合が終わってからが基本。
文化を守られているお仕事ぶりを随所に拝察し感銘を覚えております...

ドロー...まあ色々思う所はありますが、ほとんど知ってる選手達なので
いずれにも情報は与えず、イーブンな形で凌ぎを削ってもらいましょう!!

一旦、アムスに戻り調整してから週末またベルギーへ戻ります。
日本で言えば、大阪〜名古屋の往復程度。
練習コートやストリングの関係で戻った方が自由がきくのでアムスで再調整。


★MATCH COURTS


★ベルギーとオランダ:微妙な違い

選手によっては毎日国境を越えてテニスで通うくらい親密な国。
でも国境を越えた瞬間、微妙な違いを感じます。

ベルギーは、キリスト教ローマ・カトリック:75%、プロテスタント:25% などに対して
オランダは、無宗教:57%、カトリック:18%、プロテスタント:14% などです。

カトリックの国ではやはり美食が目立ちますよね?
イタリアやスペインでは、美味しいものをたくさん食べるのが美徳。
ベルギーで夏〜秋のムール貝の白ワイン蒸しは最高ですが、鍋に2杯も出してくれますよ!!

オランダや英国のように質素倹約を基本とするプロテスタントの国とは少し違います。
オランダ人の無宗教層はおそらくプロテスタントが薄らいだ人達かなと思います。
オランダは、なんせ何を選ぼうがOKな国だけに宗教でもなんでも有りなのかも知れません。

カトリックとプロテスタントでは教会の豪華さも違います。
ベルギーやスペインでは、背が高く飾りが多いとんがり屋根の教会を多く見かけます。
十字架にキリスト像がついているのがカトリックです。

オランダに入るとその雰囲気はガラッと変わり美食と言えるものは少ないですね…
オランダでは夕食を家族で囲んでが基本ですので
外食産業が発展しておらずテニスクラブのレストランぐらいです。

一旦、アムスに戻っていましたが、ベルギーの次週の会場に向かうぜ!!

〜〜〜〜〜

★ヨーロッパ大学留学と陸路でまわれるITF活動

オランダの優秀な大学をいくつか見学してきましたので追ってメッセージします。
オランダの大学は非常に優秀ですが学費が高い気がする方は、ベルギーの大学なら安価ですね?
米国の大学は奨学金をもらうために NCAA の大学リーグ優先になりITF活動が減りますよね?

ドイツやノルウェイは元々学費無料の国の制度ですから今のところ事例は少ないですが
「能ある鷹達」には、ヨーロッパ大学留学と陸路でまわれるITF活動 を勧めたいですね!!
オランダの選手の友人達には、大学で学びながらヨーロッパで活動してる選手が大勢いますし
先日札幌にきていた選手は、香港で理系エリート大学卒でかなり頭脳明晰な選手ですよ?
みんな当然、テニス後の事も考えながら「単位大変」と言いながらのITF活動ですからね?

TOEFLだけは準備が必要ですね? オランダでは TOEFL iBT:100〜85、ベルギーでは 85〜75 程度は
入学願書出願の条件のひとつですから、テニスしながらでもスコアを取っておく様に。

◆ユトレヒト大学:オランダ・ユトレヒト(アムステルダム郊外)
理系エリート校、自由と平等の精神を出発点に学生を育てる校風がお勧めです。TOEFL100必須。
◆ルーヴェンカトリック大学:ベルギー・ルーヴェン(ブリュッセル郊外)
総合エリート校、ベルギーの大学TOPで共生する国際性を重視した校風も注目します。TOEFL80必須。
◆その他

〜〜〜〜〜

★アントワープの聖母マリア大聖堂:豪華なとんがり屋根ですね?


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP








★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★オランダでショートトレーニング

7月14日のパリ祭〜ジュネーブ〜モンブランの麓(フランス)〜デンマーク〜フィンランドと
毎週 CITY HOPPER で移動していたので、今週はショートトレーニングとストリングの調整。
こういう時に TOURING BASE を設定しているのが役に立ちます。

オランダ・アムステルダムからは、パリ、フランクフルト、コペンハーゲンが陸路可能圏なので
次週以降はフライト不要。陸路でスイスイ大会をまわれます。
アムステルダム到着後すぐ、行きつけの「Onigiri YA」に急行。
コシヒカリのシャケおにぎりや明太子おにぎりで、腸内細菌のニーズを満たせば回復します。
お味噌汁も用意され店内でも可能ですし、なんせ完全な日本食はセブンイレブン以上です!!

ストリングは、アムステルダム近辺では皆さん細かくリクエストに応えてくれるので
出発時からかなり緩んだり途中で張り替えてテンションがおかしいのを
基準になる数本を丁寧に張り替え。ストリンガーさんが生真面目な性格なのが助かります。
たまにシューズなど壊れてる場合も、たくさん機種が揃えてあるショップで調達可能です。

ボールも次週以降の大会使用球を数十個調達してまずフィードボールで調整。
隣国ベルギーやスウェーデンでは開催国産のボールをよく大会使用球にしていて
日本では調達できないボールもありますが、アムステルダムでは調達できます。
試合会場のプラクティスとは違い、一面で何時間でも地元クラブで練習ができますので
テクニカル面だけでなく、フィジカル面やメンタル面も充分アジャストして次週に向け準備をします。


★午前からガンガン練習、終わってみれば夕刻で影が長く...
★クラブのアカデミーが SUMMER HOLIDAY なので何時間でも使えるんです。
★自動的に水散布が始まるので時々避難が必要ですが...


★ストリング、OKです!!
昨日細かく依頼しておいたストリングが張り上がってきました。
TOURNAMENT SITE でのストリングサービスは、まずテンションが安定していませんし
一日何十本も急いで張ってるので、緩みがとても早くなります。
しかし張り具合でボールに意志が伝わるかどうかですから非常にデリケートですよね?
今日の張り上がり具合なら、あと数本も張り替えていけますね!!

え? 大会間の ADJUSTMENTS を教えてほしいって?
それは...企業秘密ですのでね? ON COURT だけで3時間は必要です。
だから TOURING BASE が必要なんです。
次の会場へ早く行く...と言っても、最近は FACT SHEET で到着日が規定されていたり
一面4名30分と決められると自由がきかないですからね?コート取りに並んだりして...
やはり調整のための MY COURT は必要ですね。
会場でラリーだけでは調整にはなってないですからね?
ストリングについてはそういう感じです。


★SHOPはほぼ定価。テニスの格式が伺えます...
★AMSTELPARK : TENNIS DIRECT にて


★毎日 INTERNATIONAL は当然です!!

え? オランダの選手強化を教えてほしいって?
当然日本人に勝つ事など想定していません!!
世界で一番身長が高い訳ですから至ってオーソドックスに
神経系的運動能力強化にトレーニング時間の半分を当てています。
また自国にたくさん国際大会を作らなくても
ドイツ・ベルギー・デンマーク・フランスなど強豪国の選手達がオランダを通りますから
毎日、何の苦労もなく INTERNATIONAL です。
日本の強化で間違いはその部分。自分達だけでと発想するからムダな時間だけが過ぎる...
オランダでは仮に何かの強化策を立てても、それは自然に隣国と同時進行になります。
日本の選手達も大会で得たイメージで、とっくに日本だけでは不十分なのは分かってますけど...
分かってないのはイメージが国内な人達。21世紀ですからね?

さっき AMSTELVEEN の NTC に寄って今、AMSTELPARK からメッセージです。
最近はパデルも人気ですが、やはりテニスも満員です。

ちなみにジュニア強化選手達でも、学校がある期間で19時には終了です。
オランダの子供達はほとんど毎日、各家庭で家族と夕食をとります。
近隣国もほとんどその程度ですよ? 日本のジュニア達は練習し過ぎですね?
週末の休みも無く一年中なんてかなり変ですよ?

ヨーロッパではやはり全体で集まって...というより個々の選択。
トレーニングも全体で何時間もではなく、最大2名×2時間が基本。
個々のテニスのためのトレーニングという明確なポリシーで日々練習をしています。


★水曜日19:00 AMSTELPARK にて:アウトドアテニス、パデルとも満員です!!
★コート後方のWaiting の方々もかなりの人数。格式を維持すれば人気は衰えませんね?
★インドア12面満員、バーは残席わずか、SHOPは定価。


★他に類を見ない程...国際大会を開催する日本に対する世界の視線

ヨーロッパから見て地中海対岸諸国は確かに開催数は多いですが
参加選手が自国の割合がそう高くないですし、それなら他国へのポイント供給と評価されますね?
しかし日本は他国からビザの関係で入り難いのを分かっていて毎週毎週日本人だけに供給すれば
TOKYO2020 と同じだね? って事になりますよね?
韓国や台湾と協調して数ヶ月連続ならまだしも、今のスタイルはマイナス視線ですね?

日本が本当に世界的に通用する選手達を育てたいのなら
大会をたくさん開催して国内選手達だけにポイント供給量を増やすスタイルは卒業すべきですね?
それをしてるから、選手達が厳しい世界との戦いから安きに流れるのであって
安きを選ばず、世界と互角に戦う方法や能力を繰り返し繰り返し研究する事。
テニスを極める道に王道は無いのです。

オランダ・アムステルダム。
世界で戦う選手達が毎日行き交う激流の渦の中に居れば、そう明確に思えます!!
そろそろ日本から新しい選手達が SCHIPHOL に空路着く頃かと思いますが
ヨーロッパになんとかしがみついて根付いてほしいですね?
そのために必要な事...文化の違いを理解する事だと思います。


★ホームのクラブで WHEELCHAIR の市民サークルの方々がプレーされていました。
★オランダでは個性のひとつ。ちゃんと自立されて楽しまれています。
★プレー後はブラシで整備されて、バーのビールで雑談され楽しそうですよ!!
★クラブがバリアフリー設計なのでよくご利用されてます。


★次週へ続く

★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP








★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★白夜の国のムーミン谷:FINLAND

北緯61度、前週デンマークより気温が低いかと思ったら意外に5度高くなり最高25度
夕暮れというか夜中まで夕焼けの様な空の色で、すぐ朝日が顔を出します。
コペンハーゲンからヘルシンキまでは飛行時間75分。バルト海を横断すればすぐの距離
バルト海は氷河期までは陸の大きなくぼ地だったところに海水が進入した湖的な海。
その証拠にポーランド沿岸では大木の樹液化石の琥珀が産出されます。
フィンランドも湖が多い土地ですが、温暖化で海水面が上昇すればバルト海の様になるかも?
環境問題…国境を越えた世界的な問題ですよね?


★今年もここに居てくれた!! ITF WORLD TOUR SAVITAIPALE / FINLAND


昨年で20回目でしたが、今年で21回目、いつもの様にここで開催してくれてます。
いつもの様にTD:Vaartajaさんや地元の方々がクレイを最高の状態にして迎えてくれました!!
本当に素晴らしいクレイコートです。
しかもシングルススティックをちゃんと設置してくれています。

Vaartajaさんによると、アウトドアのシーズンは5月中旬〜10月中旬との事。
どうやってクレイの状態を整えてるのか? と聞くと、毎週1回整備の日に手入れを欠かさずだそうです。
おそらく Vaartajaさん だけでなく、地元の方々も一緒に整備されていると思います。
そうやって静かに…それでいてとても暖かく選手達を迎えてくれています。

★今年もお元気!! ホッピングして走って来られカッコいい!!
サイン日に15時頃、いつもの様に ITF Supervisor のLauri Julin氏が小走りで到着されます。
今年は更にお元気そうで、選手達やコーチ達に一人ひとり挨拶され、さあサインを始めるよ!!
おそらく最高齢にお近いと思いますが、いつものスラックスとポロシャツがカッコいいです。
この毎年の恒例が緊張感高まる選手達にリラックスを与えてくれます。
大会が少しづつ進化してる部分と毎年変わらない部分と、SAVITAIPALE の夏のお祭りが始まります!!


★ITF WORLD TOUR SAVITAIPARE

★QUALIFICATION 1R
勝ちました!!
が!! 昨年から使用球が変わり高速ボールで、これは体重があり長身選手が圧倒的に有利です。
他のコートもフレームに当たったボールがフェンス越えするケースが多発する荒れた大会になってます。
5月のFINLANDの大会とは違い、こちらが想定していた戦術が全く使えないボールで
1st はガンガン体重を乗せて打たれ続け、打開策を見い出せず...
2nd から、小さく軽いのに全部攻撃型に変更し、なんとかマッチタイブレイクへ持ち込みましたが
大型な相手にそう選択するとマイナスになる事が多いのでセオリー外ではありました。
ハードの大会を増やし高速化しているヨーロッパのテニス界を象徴している設定。

元々、会場のサーフェイスは速いクレイですが、それにこのハードコート用ボールでは厳しいです。
他のコートも、120%大きく引いて体重をのせて、だだぶっ叩く選手が勝ってます。
初日全結果を見ると予選上位シードがほとんど敗退。クレイが得意な選手達です。
見てる観客はダイナミックで喜びますが、クレイの大会ですからね?
ヨーロッパのテニス界も高速化です!!

★QUALIFICATION 2R
勝ちました...
相手の選手が、昨日の試合中にMTOを取っていましたのでケガだと思いますが
それでもわずなかチャンスを求めて今日試合をする事を選んだのでしょう。
選手の先々を考えると、無理をさせただけ回復に時間がかかるので迷う状況だと思いますが
相手の選手もコーチも、まだまだ!! みたいな意気込みで執念を感じました。
1stが終わった時にうずくまって痛みを堪えながら1ゲームだけプレーしましたが
次のゲームに入れずリタイア。でもその執念と選手達のITF大会への思いが伝わってきました。
敬意を表したいと思います。明日から本戦です。


★MAINDRAW 1R

2nd途中、急な雨で SUSPENDED
エストニアの選手が相手ですが、旧東欧の選手達に共通する高い運動能力と筋パワー。
昨年も隣のコートでぶっ叩きあいしてる選手にこっぴどくやられましたが
予選1Rのイメージがあったので、SUSPENDED まではパワーと運動能力をプラスに発揮しあう展開。
しかしエストニアをはじめ北欧でも東側の選手たちは本当にフィジカルが強い。
小柄な日本人が有利な循環器系能力の戦いに持ち込めれば、イーブンに戦えるのですが
このボールは、他のクレイが得意な選手達と同様に、それができないので苦戦を強いられます。
大会の設定が速い場合に、優れた運動能力の選手達に対抗する戦略が課題ですが
SUSPENDED 明けの2nd 0-3 からの戦略で
そういう選手達の神経系を混乱させる方法を試し好感触を得れました。
運動能力優位のポリの時代の中、循環器系的な戦い方、相手の神経系の混乱を作る戦い方...
もっと想定を絞って研究的なトレーニングを高める必要があります。


★街の皆さんが選手達を支えてくれている大会

クレイの大会では試合毎にコートの整備が欠かせませんね?
選手達の激しい戦いでコートも毎回かなり荒れます。
試合が終わる毎に街の方々が サッと手早く整備をしてくれます。
ランチやコーヒーのケイタリングをしてくれるのも街の方々。
街の方々の選手達への暖かいお気持ちがあって21回目の大会がここにありますね?


★森と湖、コートサイドに自生するブルーベリー達も参加者です!!

無色透明って、こういう雰囲気ですよね?
フィンランドには自然享受権という法律があります。
森の恵みはみんなのもの...だからみんなで大切にする...



★次週へ続く...


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP






★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★ひとりひとり違って当然!! IDENTITYが尊重される国:DENMARK

ヨーロッパ、特に北欧は個人主義の文化。起源は有史以前に遡ると思いますが
一人づつ違った人間であっていい!! みんなの IDENTITY が最も尊重される国々です。
その玄関口:デンマークからのメッセージ。

★デンマークのフィヨルドの港街:VEJLE FJORD

デンマークは北欧の玄関口。ノルウェイやスウェーデンのあるスカンジナビア半島の対岸。
ユトランド半島北部には氷河の爪痕:フィヨルドが陸地に深く切れ込んだ地形がたくさんあります。
VEJLE(発音:ヴァイレ)もそのフィヨルドの奥にある港街。
北緯55度、北海とバルト海の海流をユトランド半島が遮っていますので
特にバルト海側は塩分濃度が低く、冬には結氷する事があります。
短い夏で、気温は高くても25度、夜には夏でも10度以下に下がる日もあります。
え?日本は毎日危険な暑さ? こちらではフリースと長ズボンが必須ですよ...


★ITF WORLD TOUR, VEJLE / DENMARK

今年で3年目の大会との事ですが、センターコート後方にはテレビ撮影用の足場台があり
地元プロサッカーチーム:VEJLE BK のノウハウが活かされてますね?
会場がアウトドアコートのみですので賞金額の大きい大会は不可ですが
それでもテニスはデンマークで人気の高いスポーツですからテレビも用意してるのでしょう。
デンマークでは中規模の会場ですがIT化が進んだ国ですから
やはりスポンサーや協力企業からの要請もあるのかも知れませんね?


★TOURNAMENT VENUE

クレイアウトドア7面(内:ナイター2面)、プラクティスは他のクラブを利用。
サッカー競技場のあるスポーツセンター隣接で400メートルトラックを利用可能。
ジムは徒歩5分で利用可能。ウォーターは無制限、シャトルカーはパーソナル。
空港送迎も有料ながら依頼可能。プラクティスも含め選手からの依頼はメール対応してくれます。
最近ヨーロッパ内の大会で感じるのは、インフォメーションを紙で貼り付けるのは少ないです。
環境への配慮だと思いますが、大会本部もペーパーレス化してますね。


★シンプルにまとまった大会会場



試合自体はアウトドアクレイですから、クラブの冬用のインドアがプレーヤーズラウンジであり
ストリングやメディカルルーム、またストレッチなどコンディショニングのスペースです。
デンマークやドイツは、冬のインドアがカーペットも多くあり、仕切りネットでスペースを区切り
ボールの行き交いを防いでいます。もちろん大型の暖房完備です。
ストリング:15ユーロ、ランチのサンドイッチ:3ユーロ、チキンプレートは8ユーロです。
デンマークは公式にはデンマーククローネですが、会場ではユーロを使える様にしてくれています。
やはり選手のラウンジが必須だと思います。雨もありますし試合は次のオーダーでも
最長3時間は待ち時間がある可能性があるわけで、露天で待て...と言われてもストリングも伸びますしね...


★こじんまりでも多国籍:コロナ禍は終わり若い選手達がどんどん上げてます!!



デンマークは地理的にドイツ、スウェーデンを結ぶ陸の交通路でもあり
またコペンハーゲンからフライト90分以内ならヨーロッパのほぼ全域が入ります。
当然多国籍の戦いの場。国内でポイントを取ってから...という考え方はここでは皆無です。
多国籍に初めから競い、多国籍の戦いの中でポイントを獲得し、多国籍のTOPへ近づいていく。
多様な考え方は尊重しますが、国内で何かをしようとしている時間が無駄ではありませんか?
教えるのもこの多国籍の競争環境の中で教えた方が目で見ながら理解できますよね?

今日の試合も、オーストリアのWTAランカーでまずまず勝ってる選手ですが強いとは感じません。
単に慣れたという事と、得点率の上げ方を合理的に理解し体得すれば
イーブンに戦えますし勝つ事も可能です。むしろ日本国内で身についた癖が良くないので
単に最初からヨーロッパの環境にいて、その様な時間の無駄をしない方がいいとJTPPでは考えます。
試合後もイタリアの選手のプレーを直接目で見て、イメージの同化をしてみると
試合での反省点がハッキリ理解でき、また次のプレーの進化目的が生まれてきます。
国内で抽象的な動機づけではなく、そういう具体的なイメージ作りが大切です!!

例えば、言語なら絶対現地行った方が早く習得できますよね?多くの学生達が語学留学をしています。
芸術ではどうでしょうか? 日本にいるより街全体に芸術があふれてるヨーロッパの方がいいと思います。
ではテニスはどうでしょうか? イメージは必要ないでしょうか?

選手達の脳や脳から伸びる神経系で動く筋系を
多国籍なテニス環境で勝てる様に鍛える必要があるのです。
確かに骨格が発達するまでは栄養や精神的環境が安定した方が良く
日本では保護者の近くがBETTERです。または保護者ごと現地へ行く事がBETTERです。
しかしより高度な段階では、個人主義的スポーツのテニスが日本の文化に合わない部分がありますよね?

日本で英会話教室に通うか? 直接現地に行って本物の英語のシャワーを浴びるか?
選手達の脳や神経系がどの様に反応し順応していくでしょうか?
みなさんの選択する自由を尊重しながらですが、JTPPは現地派です。

次週へ続く...


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP






★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★SUMMER TOURING in EUROPE

さあ!! PARIS 2024 OLYMPIC まであと1年に迫ったパリ。
7月14日の革命記念日には、エッフェル塔の背景に花火があがり盛大ですが
どんどん近づいている感が伝わってきます。

★パリ〜ジュネーブへ
★ITF WORLD TOUR, LES CONTAMINES-MONTJOIE / FRANCE

パリ祭(革命記念日)の花火を見てるまもなくジュネーブ(スイス)へ!!
パリ〜アムステルダム、パリ〜ジュネーブ、パリ〜フランクフルトは
フライトでは丁度60分弱。コーヒーを飲んだらハイ!! 降下モードです。

大会会場はフランス側ですが、ジュネーブまで飛んでおくと地元の電車が便利な地。
LES CONTAMINES-MONTJOIE は名峰 Mt.モンブランの麓のスキーリゾートの街です。

ジュネーブから、車窓の遠くにマッターホルンも見ながら会場へ。
駅には大会の FREE of CHARGE のボルボが出迎えてくれていて...MERCI
ヨーロッパでは英語は地域語。フランス語、ドイツ語、イタリア語など
最低限は選手のたしなみにしておく様に!!

気温は、今年のフランスの熱波の影響で昼間30度越えですが
やっぱり夕刻には、アルプスの残雪から冷たい風が降りてきます。
この地ではエアコンは全く必要ありません。肌寒いくらい...


★TOURNAMENT VENUE

これは HARDと言うか? サーファムです。
クレイの多いフランスで、一番速いコートかもしれません...
想定外のサーフェイスでしたが意外にバウンドが滑る分、腰の低い日本人向きなのは確か。
しかも高地標高1000メートル以上で、なんだか分からない状況。
ロブが好きなイタリアの選手達も高く跳ねさせようとするとボールが落ちずにアウトになるので
ラリー戦が作りにくく試合途中でストリングを張り替えたり...難しいサーフェイス。

今日の対戦相手は、全フランスジュニアU18の上位選手でしたが
まあ、ポイントをくれる感じでしたので、サーフェイスの難しさを利用し1st 6-3。
しかし相手はこの会場を知ってるプレーで2ndから巻き返され2-6。
観客もはじめは双方にフェアでも、最後には当然地元の応援。
10pタイブレイクにて苦負...時差がまだ残ってますので
後半夕刻になった時のミスは、その神経系の乱れでしょう。

遠征第一週目の出来としては、まずまず落ち着いた試合です。
日曜日で大勢の観客の皆さんが来てくれて、ありがとうございました!!


★NICE CONDITION!! 結構頑張ってくれてます。

さすが、選手にナイスプレーをさせてくれる極意を大会が知ってますよね?
観客の歓声や喝采は、もちろん選手のプレーによるものですが
選手がちゃんとベストを発揮できる様に準備させてくれるのは大会ですからね?
観客が喜んでくれる大会はずっと好調に続くでしょうし
大会のその継続が、選手達への賞金やポイントの継続的な供給に繋がるのです。

ウォーターサービスは無制限、シャトルカーはパーソナル、ストリングは13ユーロ。
最近ヨーロッパの大会ではバス移動ではなく、個人個人のリクエストに普通車で対応してくれます。
ストリンガーさんも試合途中の張り替えまで対応可能な技術を持った人です。
ついでに観客向けのショップブースで、ジュニア用ラケット・ウエア・シューズを販売しています。

プラクティスコートも30分単位×2コマ連続可能、しかもメール予約可能。
プラクティスボールの貸出しデポジットは、自分で金額を決めれます。
ITF UNOで、選手もコーチもIDカードをすぐ発行され、ちゃんと選手と観客を分けています。
参加選手全員に大会オリジナルタオルが支給されます。

当然観客を呼ぶにはチェアアンパイアは必須。予選1Rから全試合チェア付きです。
だからオンラインを狙って打てますし、試合の流れに集中できるのです。

あと予選でもほとんど1日1試合。それもベストプレーのための配慮をしてくれます。
とにかく大会側は、ベストプレーのために様々なサービスを提供してくれますし
それが大会の継続や選手達の強化にも繋がっていく事だというポリシーを感じますね?


★フランスの、テニスをプレーする文化&テニスを見る文化の等価性

日本では、テニスを楽しむ!! というロゴを見た時
プレーを楽しむのか?観戦して楽しむのか? どちらの比率が高いでしょうか?
他のスポーツで例えば野球やサッカーではどうでしょうか?

日本では、プレーして楽しむ事にはスクールで毎月数万円をかけて頂いていますが
観戦して楽しむ事にはそうではないですよね?

アマチュアでは観戦して頂く事を有償にするのは抵抗があるのかも知れませんが
プロ競技において最も大切な事は、観戦してもらってそこから
選手達の賞金や大会スタッフの人件費がまかなわれるという事が大原則ですよね?
アマチュアでも米国のNCAAの奨学金も、主に観戦の収益が学生達に再分配されたもの。

日本のテニス文化の発展過程において、公共施設に依存しすぎた事がその大原則から離れた要因だと
ヨーロッパの発展したテニスクラブ文化を見ると本当に思います。

公共施設しかなく、テニスをジョギングや公園の散歩程度にしてしまった事が
テニス本来のもつ、プレーと観戦の等価性原則を崩してしまった本当の原因です。
日本の公共施設で仮にエキシビジョンをすると言って収益をあげようとするとすぐ
何らかの規制がかかりますよね?

また近くの市民コートには、プレーする方のベンチはありますが観戦する方のものは無いですよね?
毎年各都道府県に整備されていく国体指定施設には、観客席は打ちっぱなしのコンクリートだけ...
日本の公共施設型テニス文化には、観戦して頂くという大原則が欠如しているのです。

観戦する文化はプレーする文化に比べ、遥かにキャパシティが大きいですよね?
それこそ、散歩されてる方もジョギングをされてる方も
ラケットもシューズもいらないテニスの楽しみ方のひとつ。

またそのキャパシティが選手達の収入の安定性や様々なシステム整備を可能にしてくれるのです。
そのキャパシティの巨大さと有益性をフランスの観戦する文化が教えてくれています。

次週へ続く…

次週の国に到着。フライトではジュネーブからあっと言う間ですよ...
CAFEで見かけたロゴ " YOU CAN'T EAT IDENTITY "
物価は高いですが...郊外に出れば田園が広がります。


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP






★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★ITF WORLD TOUR VIERUMAKI/FINLAND


フィンランドの首都:ヘルシンキは北緯60度、ヨーロッパで最も遅くに春が来る地ですが
その気候でも充分、若いテニス選手達が次々育っています。
冬が寒くて永いから…日本ではすぐ言い訳が聞こえてきますが、逆にナンセンス。
ロシア・スウェーデンの古豪はもちろん、最近はノルウェイ・フィンランドも強いです。
フィンランドでは、遅い春が5月にやってきてアウトドアでテニスができるのが9月でギリギリ。
その他の時期は完全にインドア。真冬にマイナス40度に下がる日もあります。
VIERUMAKIは、ヘルシンキから電車とバスで90分ぐらい。車でも2時間はかかりません。
ヘルシンキのオリンピックセンターに入りきらない大型施設を要する競技のために
VIERUMAKI の広大なエリアに、宿泊施設を備えた NATIONAL INSTITUTE が稼働しています。
テニスは、アウトハード5面・アウトクレイ4面・インドア4面・ジム(他の競技と共用の大型)などで
他の競技の選手達と共に、フィンランドの若手テニス選手たちがどんどん強化されています。


フィンランドでは、夏に大会に行くとアウトドアになりますが、それは数カ月間だけの事。
選手達が年間を通して永く練習するのは、むしろインドアになります。
VIERUMAKI のインドアはフィンランドにしては面数が少ないですね?
各クラブはアウトの面数の倍ぐらいインドアの面数を保有し
冬には暖房を焚いて、半袖半パンでガンガン練習しています。
フィンランドも国土が広く地域によってはテニス環境が乏しい所もあり
そういう地域から出てきて当施設をホームにする選手もいれば
ヘルシンキやタンペレの都市に自分のホームを持つ選手もいたり選手達の活動形態は様々です。
また、NATIONAL INSTITUTE ですから情報発信基地の役割もあります。
この大会中にもITF公認主審のスクールが開催されていました。
北欧は審判のレベルが非常に高いですが、やはり国からのサポートがあっての事ですね?
スーパーチェアさん達が厳しく指導されていました。
審判員、特に主審の有無やそのレベルについては、プロだけでなくジュニアでも強化に直結しますね?
セルフジャッジの曖昧さを排除し総合的に選手の強化に大きく関係します。
また、強化選手の選考においても誤まった選定を回避する事もできますね?


冬期間が永い北欧では、アウトドアコートは予備的な役割となります。
また低温は実はハードコートには不向き…。
わずかなクラックの水が翌年には大きなクラックになっています。
北欧のアウトドアコートはそのほとんどがクレイ。
冬の低温で締まったクレイは春に最高の状態で生き返ります。
北欧ではナイターは不要。夏には白夜で日暮れが23時頃になる日もあります。
VIERUMAKI はナショナルの強化施設なのでアウトドアハードを採用していますね?
経年のメンテナンスが必要ですがオーストラリアンオープン型デコターフですから
やや劣化には強いかと思います。半年以上は雪の下ですから対策が必要ですね?


さて本題、特にフィンランドの若手選手の動向。
内緒にしておこうかと思ってましたが...かなり有望な選手が出てきています!!
なぜ強いかと言うと...

基本、北半球では北上すれば遺伝的に身体が大きい選手が増えていきます。
この傾向は哺乳類全般に共通で、ベルクマンの法則と呼ばれています。
例えば、赤道近くの熊と北極熊ではサイズが倍以上違うのは遺伝的な要因です。
哺乳類では体温維持のために、寒冷地では大型な身体、高温地では小型な身体が
生存に有利に働く事が知られています。

大型化するその遺伝的な要因に加え、ヨーロッパテニスのベースである神経系の構築メソッドや
更にテニスヨーロッパの枠組み内で行われているU12からの多国間競争。
フィンランドのジュニア達も国内だけで強化されている訳ではなく
フィンランド湾の対岸の強豪国バルト三国や、スウェーデンやドイツ、デンマークなど近郊国とも連携し
むしろ国内に閉じこもる事のない様な強化システムで活動しています。

ドイツ、チェコなどと比較し、神経系の構築はやや雑な様に見受けられますが
やはり大型な身体のポイント決定力は、ポリの時代のテニスでは大きな有利点です。
またフィンランドの選手達は、他のヨーロッパの選手達に比べメンタル的に忍耐力があり
自己をしっかり確立した選手としてのメンタル能力を持っていて、それが試合でも活かせています。
身体的に大きくても荒いプレーの選手は楽ですが、しっかり我慢されると厄介ですよね?

また社会システムとして、学業・スポーツ共にジュニア達には国からの支援が大きいです。
大学までの教育費は学食も含め全て無料、スポーツも教育機関で行われる授業なら無料。
これはスポーツの結果に対する評価ではなく、国民の権利として平等に与えられます。

この様に、身体能力の遺伝的要因に加え、強化システム、多国間競争環境、資金的サポートなど
選手が育つ土壌が充分にあるフィンランドの NATIONAL INSTITUTE で開催された大会。
14歳の選手がベスト4まで勝ち上がりましたが、若い選手がどんどん育ってきています。

日本の様な、気候が寒冷だから...インドアの期間が永いから...って
そういう事は選手が育つ要因とはあまり関係の無い事ですよ?


北欧の選手達がガッチリしているのは、食生活にも関係しています。
穀物より、肉や魚から栄養素を得る生活で子供の時から育っていれば自然に筋量も増えますね?

コンビニでお弁当やスナック菓子の日本のジュニア達と
毎日ダイナミックな肉魚と脂肪分や香野菜たっぷりのスープが主食の北欧のジュニア達と
どちらが選手向きに育つかと言えば、誰でもわかりますよね?
酢漬けになった魚を骨ごとよく食べますから、カルシウム摂取量も豊富なのでしょう。

食べ物は思考傾向にも影響し、動物性タンパク質はより行動的な思考を促進すると言われています。
日本では草食系男子とよく言われますが、フィンランドでは肩幅の張った肉食系男子が多いです。
小さい頃からの食生活が大きく影響しているのでしょう。

ちなみにフィンランドでは、定番サーモンは生でも燻製でも美味すぎます。
ミートボールもサーモンと共通でホワイト系スープに入っています。
トナカイ肉は固いのでシチューで頂くと最高になります。パンはライ麦が多く非常にヘルシー。
ちょっと郊外に出ればブルーベリーが自生していますので、カゴいっぱいに摘んでくれば
ジャムにしたりヨーグルトに混ぜたり、ビタミン補給も豊富にいつでもできます。

そういう人間本来の生き方、食べ方がまだまだいっぱいあるフィンランド。
ヘルシンキで、どこかの国から来たクルクル周るSUSHI文化ができたのはつい最近の事。


スウェーデンやフィンランドのNORDICの人々は...
森から食べ物をもらい、森と共に暮らし、最後は森に帰る。
そういう心の道しるべを持った人達です。

忙しく生きるポリシーを持ってるんじゃないか?と見えてしまう日本の都会の毎日...
最近は、テニスに取り組むジュニア達まで帰宅時間が22時や23時...
毎週大会で週末自宅にいる事が全く無い過密スケジュールの中高生。
いつ食べ、いつ育つんだろう? と心配になりますよね?

子供達まで、レールに乗ってクルクル周る日本の文化。
育てる!! と言って、次から次から農薬をまいてる風ですよね?
農薬で育てれば見た目はピカピカしてますが、根があり本当に強いのでしょうか?

結果結果と営業マンスタイルをもうやめて、もっとゆっくり育てればどうでしょう?
ゆっくり育てれば、太く育ち永く自分で歩む力を身につけますよ?

世界中には、ちゃんと子供達の人権を最大限に尊重してくれる国がたくさんあります。
ぜひ若い目で、そういう世界中の様々な文化を見て、ゆっくり太く育ってほしいですね?


★PARIS 2024 OLYMPIC & YOUTH TRAINING CAMP






★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★ITF WORLD TOUR VARBERG/SWEDEN

コペンハーゲンからマルモ経由・電車で2時間半。ストックホルムからだとヨーテボリ経由で4時間半。
スウェーデンの田舎町:VARBERGの小さなITF15,000ドルの大会。
大会としては少し南の BASTAD(TOPページ画像)は、ATP・WTAともに非常に有名ですよね?
VARBERG $15,000は、MATCH COURTS 4面/PRACTICE 1面 しかない大会ですが
予選1Rから主審をつけクラブ会員の観客もいて、ハイクオリティーな大会です。
時々大会が変にエコノミカルさを感じてしまうケースもありますが
ここは全くそういう雰囲気はなく、プレーに非常に集中しやすい大会です。


ヨーロッパの大会は日本の公共施設型大会とは違い、各クラブ主催のこじんまりとした大会。
でもよく考えてみると、日本では試合をしているコートが数面で、他はガラガラに空いているか...
一般利用者(軟式含む)がお構いなしにプレーしていたり...変に落ち着かないですよね?
15000ドル、25000ドルのITF大会規定は、クラブ型も想定していますから大型施設は必要なく
テレビや派手なプロモーションよりも、選手達が集中してプレーできるのが一番なんです。
国際大会というと日本では変に頑張りすぎてしまいますが
クラブ会員が100名集まり、地元のカーディーラーが付いてくれれば、後はBBQで充分...。
シンプルですがその代わり、予選からハイレベルな選手達が凌ぎを削り
オンラインのボールでも、それをちゃんと主審がジャッジしてくれます。
日本ではすぐ、TVが...動画配信が...とビジュアルが先行してしまいますが
まあ、テニス文化の価値観の違いですね? 審判もハイレベルですよ。


北欧のクレイコートは冬は雪の下。クレイの水分は氷の状態です。
それがクレイを引き締め、春には最高の状態で生き返ります。
北欧の春にシューズから伝わるクレイの感触は本当に最高です!!
まず日本ではお目にかかる事ができない引き締まり感とそれでいて柔らかさが混在し
是非そういう本物のクレイで、選手達のプレーを磨いてほしいですね?
ヨーロッパでは一見、え?こんな所で? という様な会場で国際大会を開催しています。
でもプレーしてみると、なぜそこで開催しているかが分かります。
選手達にとって最も大切なのは、試合の集中しやすさ ですから
それを必ず約束してくれているのが、ヨーロッパの中の大会です。


ヨーロッパでほとんどの大会にカーディーラーが付いています。
この様なプロモーションカーが、会場とホテルを送迎するシャトルカーになります。
これって日本でも試乗車でできないのかな? と思いますが
プロ大会だけではなくジュニア大会でも、BENZやBM、VOLVOやAUDIなど
かなりメジャーな車が並んでいて、そのプロモーションカーで送り迎えしてくれたり
時には優勝の副賞になっていたり、MINIMAM STANDARD ぐらいよく見かけますね。


VARBERGは古くはデンマーク王国の領地だった時代に築かれた要塞都市ですが
今では夏の保養地でもあり、対岸のデンマークからも多く訪れます。
スウェーデンは特に時間がゆっくりと流れる国で、かなり余裕のある雰囲気の国。
また人権を尊重し合う考え方を最も大切にしている国だけあって
高税で物価は多少高いですが、とても心地よい国だと思います。
こういう田舎街でもお年寄りがのんびりテニスクラブで終日を過ごし
この国際大会も年間の大きな楽しみの一つにされているでしょう。
それで充分なんです。こじんまりだけど必ずいつもそこにある...。
テニスって、本来はそういう歴史のあるスポーツですよね?

To be continued.







★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ



TENNIS EUROPE から米国の大学留学に向けた
オーディション大会:通称 SHOW CASE の開催日程が届きました。

開催地:ドイツ・ケルン/デュッセルドルフ近郊の中都市
日程:2023年7月13日〜16日
主催:KEYSTONE SPORTS
内容:米国各大学よりコーチ達が集まり、大会中に選手をスカウトする共同のイベント

過去、ヨーロッパの多くの選手達も奨学金を獲得し米国の大学へ進学しています。
課題としてテニスの成績だけでなく、TOEFL や SAT をより勉強する様にとの事です。
ヨーロッパで活躍し、大西洋越しの米国大学進学を獲得する!!
日本のなんでも ゆとり・遊び感覚の高校や大学とは全く異なる考え方で
若い世代を鍛えてくれています。

興味のある方は、当ヨーロッパ留学サポートセンターまでお問い合わせ下さい。
Phone : 0797-22-2777
Email : info@jtpptennis.com


緊急質問(高校生): ヨーロッパから米国の大学留学ってメジャーな事ですか?

回答: ハイ!! 日本以上にメジャーです。
ヨーロッパで大会に出てると時々、大学から直接コンタクトを取ってくる事もよくあります。
大学側もレベルの高い選手を求めていますので当然ですね?
かなり年齢的に早めにオファーをかけているケースが多い様です。
21世紀ですから、日本国内から順に...という古い考え方が既にナンセンス。
教育を選択する権利はテニスのレベルとは関係ないですし
米国の大学の奨学金は、ACADEMIC部門:学業成績に対する給付も大きいですから
地域ジュニアぐらいの選手達も、テニスの成績とはまた違った観点で学業成績をプラスして
どんどん活動するステージを広げていかれると良いと思いますよ?
テニスだけ...では、コミュニティカレッジ(2年制)しか奨学金がでない場合でも
日本の高校の段階で学業を頑張ってACADEMIC部門に必要なスコアを取っていれば
正規の4年制大学への留学が可能になるケースもあります。
また米国ではなく、ヨーロッパの学費無料制度を利用したい方については
学業成績による入学許可がほとんどです。


緊急質問(高校生): テニスだけというケースと、テニス+学業と、どちらが評価が高いですか?

回答: 奨学金の金額の合算を評価基準と考えるなら、両立型の方がはるかに高いです。
日本では、義務教育である程度の学業レベルが確保されていますので、学業成績を軽視しやすいですが
米国でもヨーロッパでも、学業レベルは生活レベルに比例する...という評価がまだまだ根強いですので
学業成績が低い方はどうしても、スポーツしかできない人 という評価になりますね?
これは一般社会に出た後も、その後の生活レベルに反映されていきます。
生涯収入という考え方を前に話しましたが、生涯賞金獲得1億円と聞くと多い様に聞こえますが
大卒男子なら一般社会で40歳ぐらいで通算超える額ですよね?
国際的なステージを自分のステージとしたい方には特に、学業成績との両立型にしておかないと
気づいた時には手遅れ...という事になりかねません。国際社会は決して日本の評価とは違いますから
しっかり自分の生き方と将来像を見据えた学生生活を選ぶ事がとても大切ですよね?






★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ



★開催まで500日を切ったパリ
★REPORTAGE DE PARIS 2024

★DIRECTION STADE ROLAND GARROS

パリの地下鉄はとてもレトロな事がある…。
M10線のドアは手動、ドアノブを自分で開ける。
時々まだ電車が完全に止まっていないのに急いでいる乗客が開け始める。

サマータイムが始まり、地下鉄から階段をあがると日差しがまぶしい!!
空を見上げた視線のその先に、君たちの DIRECTION を示す標識がある。


その DIRECTION を目指すと AVENUE GORDON BENNETT への曲がり角。


車が渋滞する曲がり角を入ると突然街路樹に車の音が消され、すこし静かになった気がする。
あれは? ビルかと思った建物、そこが君たちの DIRECTION!!



さあ!! 君たちのDIRECTIONへ!! 世界最高のクレイを泳げ!!

〜〜〜〜〜

★初代フランス四銃士が今もプレーする場所

初代フランス四銃士のお名前と戦歴。テニスで世界を目指す日本のユース達なら知っていますね?
ゴールデンウィークまでの宿題!! 各自レポートしておく様に。
STADE ROLAND GARROS では今もプレーされているかの様です。
2023年全仏オープンの準備中にお邪魔した関係で重機が写っていますが無視して下さい。

〜〜〜〜〜

★COURT PHILIPPE‐CHATRIER



君たちは当然知っていますね?
全仏オープン、そして2024年パリ・オリンピック&パラリンピックのセンターコート。
雨天時は屋根が開閉します。
オリンピックではDAY SESSION ・NIGHT SESSION の2交代で開催されます。
え? 各セッションの時間? DAY:12〜17時、NIGHT :19〜23時 です。
大会時には全席観客で埋め尽くされます。もう既にかなりのチケットが購入済みです。
フランスは特に見る文化が盛んな国。
他の会場ですが練習していてもすぐジュニア達がコートサイドに見にきますよ。
大会の準備中ですのでクレイの整備のため、ネットやチェア類はまだ設置されていません。

〜〜〜〜〜

★魔物が棲むブローニュの森



STADE ROLAND GARROSのあるパリ西部には約850haのブローニュの森があります。
近年では都市化するパリのヒートアイランドを防ぐ役割が大きいですが
古くは冬に北海から吹く寒気を和らげる役割の方が大きかったでしょう。
クレイの試合の不確実さを 魔物 とよく表現しますが
本当にブローニュの森が生み出したものかもしれませんね?
それ程クレイの状態は毎年の冬の寒さや夏の天気に影響を受け
まるで魔物の様に生きていて、選手達を混乱させます。
その魔物を味方にできた選手が勝利を手にできるのです。

〜〜〜〜〜

★STADE ROLAND GARROS の全景・改修中のCOURT SUZANNE LENGLEN



STADE ROLAND GARROSは1928年に全仏オープンの会場と指定されましたが
前回のパリオリンピックが1924年ですので、その4年後という時代で
第二次大戦を経て、施設としては非常に老朽化していました。
それを増設や一旦取り壊して新設したり、かなり入り組んだ状態でしたが
100年ぶりのパリオリンピック&パラリンピックを目指して、1番コートを撤去。
2019年にお隣の植物園の敷地内に COURT SIMONNE-MATHIEU が新設されました。
またSUB COURTS も複数増設され
SHOW COURT1面に4面の SUB COURTSという配置となり
各種目別のオーダーが組みやすく、かなり整然とした印象を受けますね?

〜〜〜〜〜

★選手達=君たちが大観衆の前に出る瞬間



上の写真、君たちが COURT PHILIPPE‐CHATRIER に立つ時必ず見る事になる
ロッカールームと、花道からコートに出る時に見えるコートと観客席の風景です。
観客席には満員の観衆が君たちを大きな拍手で迎えてくれています。
君たちはその中、対戦相手と戦う訳ですね?
君たちは今この瞬間、毎日、毎時間、その場所へ向かっていますか?
ただの夢や、誰かがそこへ連れて行ってくれる訳ではないのです。
自分自身の足で歩き、自分で戦いへ向かうのです。
手前に見えるベンチにラケットバッグを置いて座りましょう。
タオルを置いて、始めに使うラケットをバッグから出し
ウォームアップを脱いで、少し身体をほくじて、準備ができたら
対戦相手とチェアアンパイアと、ネットに集まりコイントス。
さあ!! 戦いが始まります!!

〜〜〜〜〜

★目指したいなら近づく事!!



君たちがビジュアルとして、明確にそこに立っている自分の姿をイメージできる事が必要です。
日本の若い選手達の、強がる言葉や表情や立ち振る舞いの雰囲気は分かりますが
本当に心の中に、明確で具体的でハッキリとしたイメージが
ヨーロッパの選手達に比べ乏しいのでは?と思います。
若い選手達が自分が普段見ているもので、考えたり基準を設定したりしているのを非常に感じます。

例えば簡単な例で、君たちの今、朝7時は君たちのものでしかないですよね?
パリの選手達にとっては、サマータイム時間なら夜中の0時です。
君たちは朝起きる事を考えますが、パリの選手達は寝る事を考えます。
それと同様に、自分は世界基準だと信じて考えている事も、実は自分だけの考えでしかないのです。

だから!! 見てほしいのです。だから!! 少しでも距離的に近づいてほしいのです!!
地球の裏側の遠くからではなく、実際にその場に立って
明確なイメージを持ってほしいといつも思います。

その駅で電車を降りて、その通りを歩き、交差点を曲がって、通用門から入れば...
自分の目の前に、自分の DIRECTION がいつもそこにある。
いつもそこにある!! だから間違えずに真っ直ぐに進み成長できるのです。
君たちの DIRECTION はどこですか? そこへ向かう道筋をハッキリ言えますか?

そうなってから考える...そこまで勝てたら考える...それでは一向に近づく事はできないですよね?
ハッキリと DIRECTION を見る事!! 毎日見る事!! 少しでも距離的に近づく事!!
若い目が...人生の中で今しかないその目が!!
世界のTOPへ向かう DIRECTION を見続けれる環境を整えてあげようではありませんか?
ヨーロッパと日本を往復するフライト機内で、私はいつもそう思います。

〜〜〜〜〜

★2024年夏、パリ・オリンピック&パラリンピックについて



地下鉄M10線の車内で、リュックにラケットを入れていた小学生ぐらいのパリっ子がいました。
お母さんと手を繋いだその子に、" Ou vas-tu? どこいくの? " と聞いたら
少しはにかんだ甘えた声で、" Stade Roland Garros " と答えてくれました。

パリのジュニア達にとっては、STADE ROLAND GARROS は当たり前の様にそこにありますね?
日本の君たちにとっての当たり前はどの様なものですか?

目指したいなら、まず自分のゴールがどこなのか? をしっかり見る事!!
20世紀がどうだったかではなく、21世紀の世界をどう進むべきか? ですから
世界のプロ達が目指す場所!! 私は Should Be Here!! と言ってあげたいですね。




★ヨーロッパへの大学留学











★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★民間の成功:BIG SUCCESS/MONASTIR・TUNISIA


コロナ禍は世界のテニス界の流れをせき止め、選手たちの初めの一歩を変えました。
チュニジアはコロナ禍前は、よっぽどポイントに困ったときに補充のために行く国でしたが
モナスティルの存在は今や、テニスで世界のTOPを目指す選手たちにとって
初めの一歩として、米国のフロリダぐらいメジャーな場所となっています。

毎年の様に施設整備が行われ、来るたびに大きな大会が可能な施設へと進化しています。
やはり民間の力。選手のための大会と言えども、収支が好調だから発展できるのであって
資金協力お願いします!! という掛け声だけではプロスポーツは成り立ちません。

プロ野球で資金協力お願いします!! なんてしないでしょ?
モナスティルなんて、資金協力お願いします!! って言ったって集まりませんし
その状況下で成功させるためには、逆に合理的じゃないとできないですよね?

モナスティルで大会を運営し始めたのは数人のホテルスタッフですからね?

日本のやってる事がいかに非効率で成功から遠ざかっているか?
またそれがいかに選手たちの成功の妨げになっているか?を考えるべきですよね?

日本にも世界有数の優れたエージェントが何人もいますが
他国に出て仕事した方がよっぽど成功するでしょう!!
世界各国でそういう優れたエージェントを求めてる人達に紹介したいぐらいです。

モナスティルの次の目標は、WTA500・1000を開催したいとの事。
国の観光庁も協力して、民間の始めた事業に相乗りしてくる勢いです!!
おそらく国の観光事業とセットで開催するんじゃないでしょうか?

チュニジアはヨーロッパの区分ではないですが、利用しているのはヨーロッパの選手達ですので
ヨーロッパの周辺環境:チュニジア・トルコ・エジプト・モロッコ・カナリア諸島(スペイン)
ヨーロッパのテニス文化がはみ出した環境と言ってよいと思います。

そのうち、デンマークがグリーンランドで夏に開催すると言い始めるかもしれませんね?(JOKE)



★TUNISIA 1st WEEK

前日雨が断続的に通り試合に入ったのが21:30。2ndの途中で23:15にまた雨が通り翌日順延。
やはりハードなだけに、イマイチこちらが望んでいるポイントが引き出しにくく
3rdの10pタイブレイクで、6-4リードから相手が吹っ切ってしまい
ボールを見ずにスイングしたのがなんか入ってしまった感じで 7-10の苦敗。
まあ数センチ出てればこっちが勝ってた試合ですから、天がドイツに味方した試合でした。
新設されたセンターコートで2日に渡り試合をしましたが
ナイターの照度は充分、観客席は気にならならず
むしろ他のコートから分離してるので集中しやすいコートでした。
サーフェイスは遅く、かと言ってバウンドもノーマルで、やっぱりジャバー選手に適してますね?



★ヨーロッパへの大学留学











★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★世界のTOPを輩出するギリシャのテニスクラブ事情


近年、M.サッカリ選手やS.チチパスを育てたギリシャ。

国の産業としては観光など第三次産業が50%、GDPは日本の4%。
日本の様になんでもコンビニで揃う国ではなくても...
また、米国の有名アカデミーへLOWTEENのうちから留学しなくても...
世界のTOPは育つ事を、ギリシャのテニス事情が証明していますね?

皆さん非常に興味があると思いますので、少しだけレポートする事にします。


★ギリシャの民間は、工夫しながら効率化し存続しています。
★ヨーロッパの中ではハードコートの割合が多い。砂入り人工芝もかなり有ります...


ギリシャも日本と同じ様に地震が多い国。
M5.5以上の地震の発生数は、日本は年1.14回、ギリシャは0.62回だそうです。
国土面積あたりでは、日本とほぼ同じ様な頻度で大きな地震が発生する国です。

実際にアテネの各クラブを見てみると、やはり経済状況が表れてますね?
特にコロナ禍では、外国からの観光に依存している産業構造では厳しいでしょう。

2004年にアテネオリンピックが開催された
アテネオリンピックスポーツコンプレックスのテニスコートも
実際にプレーしてみると、クラックは無いもののサーフェイスには傷みが見えました。

各クラブも当然、営業効率を考えて運営されていて
S.チチパス選手達、ギリシャの選手達が大会等で育った FILOTHEI TENNIS CLUB では
クレイ6面・砂入り人工芝4面で運営されています。

周辺は閑静な高級住宅街で、アテネの地元では名門クラブと評されていますが
クレイと砂入り人工芝の両方を採用しています。

世界中どこでもクラブ運営は簡単ではありません。
まずクラブが存続できて、その次に何を採用しお客様に提供できるか?
誰かの夢や希望だけでは各国のテニス界は存続できませんね?


★地震の多い国では SYNTHETIC GRASS も多い。ギリシャではクレイ60%・残りは人工芝かハード。
★選手にはクレイかハード、一般愛好家には砂入り人工芝も可。ごまかさずちゃんと言いましょう!!



★地震大国としての国際貢献と、他国との連携の必要性。

みなさんのご家庭ではマイホームを建てる時、その費用は一括で償却しましたか?
大抵の場合、何十年も銀行からローンを借りて、毎年一部づつ償却していきますね?
これは、テニスクラブなど民間施設だけでなく、公共施設を整備する行政でも全く同じ。
施設整備はできた時が始まり。その後何十年もの償却がその時から始まるのです。

テニスの世界的な流れを知らないからではなく、知っていても実現が困難だからできない。
民間施設であれ、公共施設であれ、永続的に実現可能なプランと思えないからみんなが動かない訳で
選手が強くなりたい気持ちは理解はできますが、日本は地震大国ですね?

その特殊な国の事情の中、他国と同じにしようとする事がまずナンセンス。
むしろ他国と協調して、他国に自国ができない事をまかなってもらい
逆に自国でできる事は積極的に他国に提供する。

そういうパートナーシップを広げる事が特殊な事情の国にとって最も必要な事ですよね?
日本だけで...その考え方が間違いを生みだす原因なんです。
日本の中がハードか?砂入り人工芝か?というナンセンスな発想ではなく
他国間で相補的に補完しながら目的を果たせばいいと思いませんか?

選手の中には、日本はまだ20世紀の高度成長期だと信じている方もいるかもしれませんが
すでに過去の国債発行額が約1000兆円、国民の総資産額を超えている債務超過国なんです。
毎年各県にハードコートを整備するより、政令指定都市だけでいいんじゃないでしょうか?

現実的には、ギリシャもそうである様に、またヨーロッパ各国がそうである様に...
他国とのパートナーシップをどんどん広げ、相互に補いながら選手を強化していく事で
日本の求める夢も実現に向かうでしょうし
また日本国内においても実現性への信頼は高まるでしょう。

実際、関西以西に居住している選手達にとっては、移動時間・コストの関係で
北日本のハードコートより韓国のハードコートの方が利便性が高い訳で
ゴシックありきのハードコート化ではなく、選手達への資金的サポートをまず優先するために
施設整備は必要最小限でいいのでは? と思いますし、その方がリスクが小さいですよね?

自国から世界のTOPを育てたい!! その夢は世界中の国々で共通なんです。
但し各国、様々な事情でなかなか簡単に実現できない...実現するために大きなリスクが伴う...
それを各国が補い合いながら、お互い共通の夢を追い続けられれば
まさに永続的なプランとなり得るでしょう!!


★ATHENS OLYMPIC SPORTS COMPLEX : CENTER COURT



★21世紀ですから...日本だけでじゃなく、周辺国も一緒に!!

ヨーロッパ、特にEU圏において TENNIS EUROPE の枠組みの中
テニス選手強化の他国間相互補完システムがもたらした成果は絶大でした。

20世紀までは米国が世界のTOPを牽引していたのが、今では完全にヨーロッパが主流。
世界ランキングTOP100位までの出身国では、ヨーロッパが70%を占めています。

他国間で役割を分担して選手の強化ができれば、大会数は各国毎週一大会は最低開催しつつ
またその豊富な大会数の競争環境の中を、選手達は自由に飛び回り活動する事ができます。
それをアジア圏に当てはめて、ジュニアの世代から選手達の活動域を考えてみるとどうでしょう?
選手数では世界一の活動域が誕生する事になります。

しかもGDPの合算においても世界一となりますね?
米国圏やヨーロッパ圏をしのぐ資金力が、選手達の活動を充分にバックアップするでしょう!!
おそらくそのアジア圏に誕生する選手の活動域には
オーストラリア・ニュージーランドなどオセアニア圏の選手にとっても有益なはず。
グランドスラム大会を含む、世界一の活動域となり得ますよね?

どうですか? 地震がひと揺れしたら一瞬で無くなる希薄な強化システムとは比べものにならない
多国間に永続的で強固なものになる事は、誰でも予想がつきますね?

問題は、そのパートナーシップを日本が先頭に立ってアジアに構築できるか?
それだけの器量が日本に有るかどうか?
それとも日本は小規模大会を担当するグループに甘んじますか?

20世紀は米国に頼るだけの器量しか無かった日本。
21世紀においてどの様な選手の強化システムを創る事ができるか?
コロナ禍が去り、更新された21世紀の国際社会の中、日本の器量が問われていますね?

★市民の声:
「ハードコート化します!!」「いいですね?」「後で1000兆円請求きます」「え?やめてください!!」

★教訓:1000兆円をどうするか? その事をまず言わないと誰も信用しませんね? 苦言ですが...
★知識:1000兆円の償還は、21世紀中盤〜後半を生きる世代が最も負担する事になります...


★ATHENS OLYMPIC SPORTS COMPLEX : PRACTICE COURTS
★アテネオリンピックから20年後、改修できないまま残されていました。
★サーフェイスに傷みが否めない状態で国の財政状況が分かりますね...



〜〜〜〜〜


★大学進学情報:ギリシャでは考古学を専攻する学生には手厚い奨学金が支給されます!!
★ACROPOLIS :PARTHENON TEMPLE
★古代アテネの中心的神殿。プラトンやアリストテレスが哲学した聖地





★ヨーロッパへの大学留学









★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★MARCH : 100年ぶりのオリンピック・パラリンピックまで500日を切ったPARIS

そろそろ開催まで500日を切りますね?
CDG空港にはすでにマスコットが並びムードを盛り上げ始めています。
今回、関西〜パリのエールフランスはたぶん燃費の関係で東回り(北極回り)でしたので
運よくグリーンランド上空から氷床の風景が見れました。
PARIS2024の準備状況やスタッド・ローランギャロスの様子は追ってREPORTします。

緊急質問:2024年夏のヨーロッパキャンプでパリ五輪を見学するそうですが、どのスタジアムですか?
回答:スタジアムには男性女性の名前がついています。手配したのは? 女性名?ランラン?

★グリーンランド上空にて:グリーンランドはデンマーク領自治区ですね?


〜〜〜〜

★MARCH : 地中海沿岸から始まるヨーロッパの春
ヨーロッパの春は地中海から上がってきます。
3月〜4月は地中海沿岸国、5月〜6月は中欧まで、7月〜8月は北欧まで。
サマータイムの期間に一気に進むのがヨーロッパのツアーシーズンです。
悶々とした冬期が終わり、毎年シーズン開幕は最高な気分です!!

★オリンピック発祥の地:GREECE
今シーズンはギリシャ・イラクリオン(クレタ島)からシーズン開始!!


ITF・M15はハード、ITF・W15はクレイ?
クレイが人工芝にアンツーカを散布したARTISTIC CLAYで残念です。
バウンド時のクレイの特性が完全に無くなってしまってます。
ハードで特徴的な速いバウンド・高いバウンド、クレイでは変化するバウンド。
とにかくバウンドを簡単にしないでほしいですよね?




地中海の真ん中で、対岸はエジプト・トルコ。
会場周辺はオリーブの木が山の斜面まで広がり、この地の気候を示しています。
気温は昼間20度ぐらい。地中海性の乾期はまだ先ですね?

2日目からラリー&ラリー&ラリー、かなり練習すると
意外に僅かにバウンドが変わるのを発見!!
やっぱり、ヨーロッパテニスのラリーのセオリーは偉大ですね?
練習コートだけで8面ありますから施設的な選手へのサービスは惜しみなく!!
それもヨーロッパテニスのセオリーです。

え? どこの大会? 4名1面20分...
次の選手が来たらクールダウンの縄跳びもできない? そんな事も心配ご無用!!
サッカー場も使えますし、ジムには当然ベストな器具が揃ってますよ!!
クラブのテラスに上がれば選手達みんな、カプチーノかフレッシュジュースです。

選手が休んでる間にストリング調整。PRO-STRINGER も持参はしていますが
ここのストリンガーの手付きとマシンは大丈夫なので、15ユーロで張り替えに出します。
ストリングに費用を惜しむのはやっぱりダメ。最悪の場合のみ PRO-STRINGER にしています。

JTPPの場合、ヨーロッパ各地のTOURING BASEまで戻れば腕の達つストリンガーがいますので
ツアー中に全部張り替える際は、BASEでテンションを細かく調整して張り替える様にしています。
但し、大会会場で雨で夜に試合が終わった際一度、23時から3本張り替えた事もありましたが
やはり自前の携帯型ストリングマシンは必須です。

え? 練習相手がいない?
そんな事は初歩の初歩。毎日みんな頼んでくる。
選手には頼んでくる。選手じゃない雰囲気の子には頼んでこない。
逆に頼む側の立場で考えれば、当然分かりますよね?

今日はハムシーン(サハラから吹く地中海性の強風)。早めにアップを始めよう!!


強風でヤシの木が倒れることもあるとの事...


★GREECE 1st WEEK

勝ちました!!
強風の中、数ポイント差ですが、その数ポイントを大会会場でどう選手に取らせるか?
ラリー&ラリー、ストリングの調整、相手の分析、試合日朝の状況判断等
試合の現場でその数ポイントを取らせる為にツアーコーチが仕事をする。
ネットでライブスコアを見てるだけでは仕事はできません。

すぐ明日の試合のストリングの調整...
え? 戦略面はって? そういう事は聞くのが野暮。
書くのはありきたりな部分のみ。

〜〜〜

地中海沿岸に吹く春の嵐。
サハラ砂漠で気温が急激に上がり低気圧が巻き上げた砂塵を含む強い風が
下降気流となって地中海沿岸まで吹き下ろす強風。春が来た証拠でもあります。
ハムシーンと言うのはアラビア語らしく
イタリアではSCIROCCO、ギリシャではGARBISと言われています。
一度、カイロ・エジプトの大会中に見舞われた事がありましたが
40度近い気温の砂塵が暴風になって襲ってくる感じで、当然試合は翌日順延。
ギリシャやイタリアでは砂塵は少ないものの強風が吹きます。

地中海沿岸の3月の大会は強風の中になりますので対策を万全に!!

〜〜〜

Qualy final
あれだけサーブをコーナーに叩き込まれるのは A.コンタベイト以来か?
全体を見回しても優勝候補だとは思いますが
意外にGストローク戦も賢く空間を使ってきたり
ガンガン打ってきてくれた方がいいのですが
こちらが持ち込みたい流れに持っていけず...
オランダの選手なので友達に聞いてる可能性もありますね?

試合は現場でしてる事。日本からスコアだけではわからないでしょ...
他のコートを見てもドロー次第で本戦に上がれるとは思っています。
次週に向けすぐ対策。



よ〜し、次週に向けて早速筋トレ!!
試合がある…そんな事は選手としての最低限の日課には関係ない事。
21世紀のプロツアーにおいてジムは絶対必須!!

身体を維持しているから、能動的な意識も維持できるのであって
JTPPではその、フィジカルとメンタルの相補性という考え方が
ツアー選手のための最も重要なメソッドの一つです。

誰でも、厳しいツアーを毎年毎年、世界中を飛び回りながら繰り返してれば
フィジカルはケガや疲労で疲れ、メンタルも動機が揺らいでいきます。
また逆に、若い選手等でメンタルが揺らぎやすいのは
フィジカルがツアーの厳しさに耐えるレベルに達していないケースがほとんどです。

その様な選手達の揺らぎを支え続けてくれるのがジムでの日課であり
ジムから離れるという事は選手にとって、コートから離れるという事を意味します。

最近日本のジム事情がとても良くなり
また世界中でチェーン店化してくれているのが、とても利便性が高く助かってます!!
ヨーロッパでは陸路移動も多いですから、電車やバスの待ち時間にジムに寄って
少し筋トレしたりトレッドミルで走ってから、シャワーして着替えて出発したりも可能です。

〜〜〜

ん? 明日の練習依頼のメールが...。Okay!! What time?
ヨーロッパの選手達みんな大人。自己責任ある個人主義で選手活動をしてます。




台風一過ならぬハムシーン一過。早朝からみんな練習スタート!!
昨晩まで大荒れのエーゲ海も静まればご覧の風景。
これが古代ギリシャの都市国家の歴史の舞台となった海です。

突然ユース選手達へ、春休みの課題!!
@古代ギリシャの都市国家について自己研究
@古代アテナイの学堂(アカデミア)の賢者で自分にFITした一人を選び自己研究
A英語のTOEFLスコア取得、または第二外国語の勉強開始

え? アメリカの大学に留学したい? 日本のスポーツ推薦探してほしい?
何度も言いますが、大学側が何を求めてるかをまず考えるべきでしょ?
だって早慶でも流石、やっぱりいい子取ってるなって思いますよね?
テニスの成績+最低:語学スコア+高校の総合学力 ぐらい出して当然であって
高校は任意教育な訳で、その3年間の自分なりがどういうものなのかを見られる訳です。

OK!! たまに高校生に目を向けとかないとすぐ軌道が外れていきますからね?
大抵春休みはTDLかUSJの予定がLINEで回ってますから。




さて本題!!
みなさんが一番聞きたい小型な選手がいかに大型な選手に勝つか?
結論から言うと、ハードの環境では研究しづらいですね?
ましてや日本人だらけの大会ではポイントは取れても
大型な選手に対する勝ち方を理解するに至らないですよね?

みんな大真面目に、ハードに右向け右の日本に居たがりますけど
ポリの時代で大型な選手が圧倒的にポイント取得率が高いハードの環境では
大型な選手に勝つために向かう方向が間違いやすいです。

やっぱり勝てて初めて理解できるものですから
大型な選手が圧倒的有利という状況より、少し有利という状況の方が
勝ち方を研究する際に間違わず進みやすいですし、故障も少なく進めます。

例えば、日本人ぐらい小型な選手が多いイタリアの選手達が
わざわざハードの環境に行って研究するでしょうか?
まず自分達の有利性が残る環境で研究するでしょう。

みんなもっとクレイの環境に来たらいいと思いますね。

国際大会の半分はクレイですから、日本やアジアじゃなく
ヨーロッパのクレイにドップリ浸かって
若いうちに神経系として小型な選手が大型な選手に勝つ方法を
身につけてほしいといつも思います。
え? 具体策? 書くのはありきたりな部分まで...

まあその紆余曲折が日本らしいと言えば日本らしいですけどね?
日本は みんなで一緒!! にと言っていつも間違うんです。
砂入り人工芝の過去から学んで、半分だけ一緒に!! という習慣を学ぶべきですね?
または相反する二つの方向性を常に維持する陰陽道みたいな考え方が必要ですよね?

例えば気の弱い指導者は選手達が世界にどんどん出ていく事を国内の空洞化と考えるでしょう。
でももう一方でどんどん出させて世界を一周して戻ってきた方が日本の為になるとも言えますよね?
時は21世紀ですから視点を大きく、地球か火星かぐらいに広げてもらわないと困りますよね?

あ!! そう言えば今年台湾で6月にW25・8月にM25がそれぞれ2週クレイがあります。
気温が高いとかなり厳しいですが、台湾のアジアテニス界への挑戦は歓迎したいですね?
2〜3月頃の日程にしてくれると、ヨーロッパが始まる前という設定にもなりますよね。
韓国の安山もインドアクレイという特殊性が非常に貴重です。

ヨーロッパの選手達もエキゾチックなアジアへとの思いはあります。
インドやタイまではよくクラブチームで来てるのを知っています。
ヨーロッパ〜アジアへ選手達がもっと来てほしいですし、クレイの大会に是非期待したいですね?




★GREECE 2nd WEEK

得点率:40% vs 60%、差し引き10%をどう取るかなんです。
こっちが10%取れば、相手は10%落ちますからね?
得点されるパターンは決まってますから合理的に1%づつ増やせばいい!!
その合理性が大事です。非合理にするとかえって得点率は落ちてしまいます。
ゲームの非合理性とは、リスクマネジメントのミスと言えますね?
これビジネスに似てますよ、数字の追っかけですからね?

テニスの様にハイパワー系競技では、無酸素性パワーを作るために感情を使う事が多いので
テニスの勝敗が感情に支配されている様に錯覚してしまいますが
テニスの勝敗はスコアの収支により決まっていますね?
試合中の感情も実はスコアに支配されています。

え? テニスの勝敗は総合点ではない? そんな事は誰でも知ってる事。
但し、次のポイントをどちらが取るかの確率は総合点が一番正確に予見します。
サービスゲームとリターンゲーム別の総合点でもより正確ですね?
そのポイント取得率を高めるために選手は毎日トレーニングをしている訳です。
世界NO1の選手は、世界で一番得点率が高い選手です。

大型な選手は身体的優位性で、小型な選手より得点率が高いのです。
その物理的劣勢を克服して、大型な選手からいかに得点するか?
このメソッドの確立という分野については間違いなく今、あきんど浪速の方が進んでます。
真似しないでほしい!! とよく思いますが、まあテニスの戦い方に特許は付けれないですからね?

あきんど浪速なら多少格好悪くても、とりあえずポイントが取れてれば良し!!
ところが日本代表は江戸に任せといた方がいいかもしれません。
代表ともなると別の意味合いが出てきますからね...

あきんど浪速は自由と合理性で、物理的劣勢を克服するパイオニアを担えばいいやと思います〜。
予算は当然、パイオニアが優先なのは言うまでもありません。
よ〜しユース諸君、スパ〜んとひらめいたで!!





★THE TOUR SEASON 2023 in EUROPE JUST STARTED!!

★え? パリの準備状況?
★心配ご無用!! 追ってレポートします!!



★ヨーロッパへの大学留学











★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★FEBRUARY : LET'S START CLAY COURT TRAINING!!

※うつぼ公園:クレイコート

さあ!! 春がどんどん近づいています。
関西地域も今年は雪が降る日もある冬でしたが、太陽の高さは日一日と高くなっています。

4月の、ヨーロッパのクレイシーズンオープンに向けてシューズの衣替えです!!
クレイの練習は最高に気持ちいい!!

うつぼ公園のクレイも一時は、相当荒れていましたが
補修して頂き、イタリアンクレイと言えるレベルに回復しています。

クレイと言っても、南欧と中欧以北とではタイプが異なります。
補修や日常の整備の仕方も当然違います。

時どき、間違った整備をしてイエローの砂を入れてしまったりしてますが
やはりちゃんと分かってらっしゃるコートキーパーさんの技術が必要です。
うつぼ公園には永年勤務されているキーパーさんがいますので感謝感謝ですよね?

さあ!! 今年もまず3週間は、ラリー&ラリー&ラリー。
2月下旬・梅は満開、桜が咲き始めればシーズンスタートです!!


※芦屋茶屋桜:もうすぐ桜も咲きだします

★桜が咲きだすまで、あとひと月!!

★PARIS 2024 のチケットドロー始まってます!!
テニス種目はローランギャロス・スタジアムです!!
パリはただでさえ整然としてない街ですから、観客で溢れかえるでしょうし。
ベルギーには、確実に観客がはみ出してきますからね?

アムステルダムで待機していて、インターシティで乗り込むか?

エ? なぜ特急タリスやフライトにしないかって?
都市間急行:インターシティには、自転車も乗せれるからなんですよ〜!!
アムスからパリまでは、インターシティ乗り継ぎで4時間。
チャリンコと一緒に行けば、フランス内でもスイスイ移動しやすいですから。
ローランギャロス・スタジアムの前の邸宅に、ホームステイを頼めたらベスト!!

WILD過ぎると言う方には、7月初旬にロンドン入りしてウィンブルドン。
ユーロスターでドーバー海峡を渡ってパリというのは、もちろん王道ですね?
テニスは当然ですが、ベルサイユ宮殿での馬術なんて、すごく優雅にもできますしね?

よし!! 今から計画しておかないと...
開会式は、セーヌ川を各国選手達がボートで行進する予定です。
絶対見たいですよね?



★ヨーロッパへの大学留学











★ヨーロッパからのメッセージ2023 : 国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★NEWZEALAND : 地球の南北、日本にとてもよく似た風土の国



★赤道を中線に、日本とは南北対象

日本とニュージーランドは、赤道を中線として南北対称な国と言えます。
もし歴史的違いが無ければ、両国はとても似た国になっていたでしょう!!

地球上で最も広い太平洋の西に位置し、環太平洋火山帯で形成された火山・地震国。

面積は、日本がニュージーランドの1.4倍。
火山の多い国土だけあって、山なみがとても美しく、温泉や海産物も豊富。
季節は、北半球と南半球で逆ですが、四季がハッキリしています。

両国の大きな違いは人口。
日本は約1億2600万人に対して、ニュージーランドは約482万人。

1.4倍の国土面積に、26倍の人口ですから、日本が如何に忙しい国かが分かりますよね?
実際、ニュージーランドに居ると、時間がゆっくり流れているのを感じます…。


★時間がゆっくり流れるニュージーランドの原風景



★ニュージー じゃなく、NEW-ZEALAND

日本人のよくある間違い : NEWZEA-LAND
日本人が好きなのは : DISNEY-LAND

ニュージーランドには有史以前から、マオリ民族が暮らしていましたが
ヨーロッパの人々がその存在に気づき、その列島に名前をつけ出したのは大航海時代。

オランダ東インド会社のタズマンにより発見され上陸した際
オランダのゼーランド州にちなみ、NOVA-ZEALANDIA と名づけました。

ラテン語のNOVAは、英語ではNEW.
後に、英国人の探検家クックが到達後、NEW-ZEALAND と英語に変えて呼ぶ事になりました。


★光害が少ないニュージーランドは、南半球の星空が美しい!!
★遠征中に撮影した南十字星(分かりやすいように線を入れました)



★大自然の WILD が残るニュージーランド

近世の入植により、北島の都市:オークランドや南島のクライストチャーチは
日本の中都市程度の街の規模はありますが、ちょっと郊外に出ると、そこには WILD が残る大自然。

火山が形成した北島と南島の大きな二つの島には
雄大な自然が手つかずで残り、動植物も南半球固有の種が多く生息し
南極大陸との生態系の繋がりも見られます。

その様な大自然が残るニュージーランドでは
環境保護意識は非常に高く、環境保護先進国と呼ばれ
再生可能エネルギーによる発電の割合が
2018年で84%、2025年には90%にする目標を掲げています。


★ルアペフ山(2897m・活火山) : WILDな自然が手つかずで残るニュージーランド



★マヌイガヌイ山頂からパパモアビーチを望む




★テニス文化は英国から

英国系のテニス文化の会場では、TENNIS CENTER ではなく TENNIS CENTRE.
ウエリントンにあるこの会場は、RENOUF TENNIS CENTRE.
観客席には、BOX席(2・3枚目画像)がありますよね?











★全豪オープンへ向けたアプローチ
★ASBクラシック ・ ITFWorldTour ・ ITFJuniorTour

全豪オープンは全米と違い、ハードコートでもバウンドが高く遅めのサーフェイス。
ニュージーランドの大会は、全豪へ向かうこの時期をしっかり意識して遅めのです。
日本も国際大会はハード化が進みましたが、バウンドが速いのか?遅いのか?
開催時期を考えて大会を並べてほしいですよね?











★地震大国では、プレジャーなら砂入り人工芝でもやむを得ない…
★しかし、トレーニングするならハードは必須!!

★オークランド郊外の大型テニスクラブ :
OUTは全て砂入り人工芝、プレジャー向けならやむを得ないか?




★しかし…選手達が日々練習しているのは??
★SCARBO TENNIS CENTRE : OUT COURTS 11 / INDOOR COURTS 6






★視点を広く多角的に見よう!!
★南半球でオリオン座を見ると上下逆さま…。視点を変える事ができるかは一つの能力ですね?





★ヨーロッパへの大学留学












Copyright (C) 2023-2028 Japan Tennis Players Production co.,ltd. ALL Rights Reserved.