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★ヨーロッパからのメッセージの読者推奨年齢について

当情報サイトは、弊社のプロアカデミーおよび、国際ユースプログラム向けに
国際的な情報を伝えるため配信しています。

従いまして読者としての推奨年齢は、成人〜高校生以上を対象としています。

情報の内容は、ヨーロッパのテニスの情報だけでなく、国際的な経済・政治・文化・環境など
選手の皆様の国際活動が安全で有意義なものとなるよう、様々な視点で情報を提供しています。

当情報サイトの趣旨をご確認頂きありがとうございます。





★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★注意 / エリート達へ:2025年に向けた課題
最近、日本の学生達の読解力が低下傾向の様です
画像だけではなく文章を深く読み、世界中の傾向をしっかり理解する能力を高めましょう!!
またその理解により、それまでの知識をUPGRADEし、将来を見通す能力を磨きましょう!!


★HIGH REGULATORY TENNIS & SWEDISH LIFE:FAIR PLAY in SWEDEN

私は選手達に...特に若い選手達に、北欧の大会を薦めます
日本とは全く異なる価値観の大会で、テニスの本道を見つけてほしいと思っています!!


★MALMO から入るSWEDENへの道

画像:オーレスン・リンク(オーレスン橋)をSWEDEN〜DENMARKへ通行中


ANSTERDAM / NEDERLAND 〜 BREMEN / GERMANY 〜 HAMBURG / GERMANY までは中欧
そこから一気にユトランド半島を北上し DENMARK に入ります
いちいち E-SIM の設定を変えながら COPENHAGEN に到着
オッと、ガソリンメーターが空なので給油...待て!! DENMARK では満タンはダメ!!
世界で最も付加価値税が高い国ですからね?
オーレスン・リンク(オーレスン橋)を渡ってからにすればかなり節約できる...
エーレスンド海峡のカモメ達と一緒に渡りきれば、そこが港湾都市:MALMO / SWEDEN です


★なぜ? 北欧はテニスにおいて HIGH REGULATION なのか?

画像:ITF WORLD TOUR 2024 MALMO, SWEDEN
予選1R:全コート早朝からKEEPERによる整備後、主審によるJUDGEで開始


その答えをよく考えてみると...
やはり国の経済システムと大会開催の考え方という2つの項目に至ります
実際北欧4か国は、セルフジャッジは皆無で全試合主審が付きますし
コートの準備やその他の選手向けサービスも充実しています

BREMEN / GERMANY 近くの ERWITTE の大会では
BALL にこそ"DTB"と刻印されてはいますが...セルフジャッジから始まり
大会会場もクラブの面積の3分の1は SPECTATOR向けのブースが並び
明らかにECONOMICALな発想が見て取れました
しかしそうされ過ぎると...
選手達としては "試合の質はどうでもいいの?" という気持ちになりますよね?

テニスにおいて HIGH REGULATION と対義語は ECONOMICAL であり
日本やチュニジアの大会は、完全に後者ですし更にそれが熟成され過ぎて
テニス大会の本質が見えなくなっていますよね?

日本のジュニア達も、それが本当のテニス大会だと疑わず出場していますが...
北欧ではなぜ...そのような方向に流れていかないのでしょうか?



画像:MAIN DRAW BOARD
大会:HIGH REGULATIONは選手達を迎えるPOLICYでありそれが大会の誇り


★北欧の経済システム:高福祉+高税負担、生きるために貯蓄が必要ないシステム

学校教育費は大学まで学食や教材を含め無料、未成年と高齢者の医療介護費無料
就労年齢者の就業支援やBASIC INCOME制度、共働きの支援や保育園無料
その代わり、所得税は一般的な収入額で約20〜30%、消費税25%(食品生活必需品は10%未満)
だいたい北欧各国では、この様な経済システムをとっています

子供の教育や老後の生活の準備をする必要がない分、各ご家庭では貯蓄はさほど必要なく
親の脛がじりや祖父母の介護もなく、成人すればほぼ独立して核家族となっていきます
地域のイベントでは行政からの支援も充実していますので
テニスで国際級の大会も、さほどECONOMICALにしなくても余裕がある訳です
実際、北欧の若い世代ものんびりして余裕ある生活をしています



画像:ITF WORLD TOUR NORRKOPING, SWEDEN
大会:田舎町の大会ですが街の方々の支えで開催。ITF JUNIORSも確かあります


★各クラブ単位の年1〜2回のお祭りなら...採算よりも大切なものがある!!

ECONOMICALという考えすらない...HIGH REGULATION が当然でありそれがPOLICY
例えば日本でも、お祭りなど神事では採算よりも大切なものがありますよね?
ですからもっと言えば、REGULATION というのも間違いで
紙に書いた活字ではなく...精神や心から発せられた決まり事!!

ですから日本でそれが理解されにくいのなら
日本のTENNISはヨーロッパのTENNISとは違う...という表現になる訳です

日本でも柔道で...
畳にあがる際の一礼や裸足になる事など、紙に書いた活字ではないですよね?
道着は帯で結ばれ、ボタンやチャックが付けられたものは禁止される事など
活字にされて...REGURATION と言われると、日本人は変な感じを覚えますよね?
私達日本人が、歴史を含めもっともっと深くTENNISを知り理解する事!!

確かに今の日本のテニス文化は、軟式の文化と営利的採算が取れる方法の模索の結果とも言えますが
その模索はヨーロッパでもパデルとの併用で、TENNISが維持される方式が広がっています
それらを私達日本人も"一緒に学び一緒に検討を重ねる"という21世紀前半でもいいじゃないですか?



画像:ITF WORLD TOUR DANDERYD, SWEDEN
大会:STOCKHOLM近郊の名門クラブでの大会。施設も充実し優れた大会です

やっぱり!! TOP達が創った妥協を許さない TRAINING ACADEMY
OUT:CLAY5面・HARD1面 / INDOOR:HARD 7面・GYM・MEDICAL SUPPORT ROOM
CLUB RECEPTION & RESTAURANT・PRO-SHOP

STOCKHOLMから車で30分程度の近郊ですが周囲には既に森が広がる
DANDERYD地区に位置する GOOD TO GREAT TENNIS ACADEMY

夏場6月〜9月のわずかな期間しか使用できないにもかかわらず、全コート1面づつのセパレート!!
FLOOD LIGHTS が不要なのはそのせいですが、冬期間永く寝かされた CLAY は最高!!
当然、全試合主審付きが当たり前でしかも...主審さん達のレベルが本当に高い!!

丁度、対戦相手がSWEDENの大学生(米国留学中)でしたから
アカデミーのコーチ達と一緒に試合を見ながら話をしましたが
割と頻繁に、B.ボルグ選手・M.ヴィランデル選手・S.エドベリ選手なども来てくれて
非常に質の高いトレーニングが提供できている!! と話していました...次項 INDOOR に続く


★鍛える環境は世界基準!! TOP達のIDENTITYが溢れるからこそ...

画像:GOOD TO GREAT TENNIS ACADEMY / INDOOR COURTS
施設:SWEDENでは、INDOOR TRAINING が半年間。医科学も取り入れた世界基準のトレーニング施設

”自国からTOPを出したい" と日本では最近よく聞きますが...
ただ残らせて選手流出を防ぎたいだけなのか? 本気と言うなら...
なぜ選手達がトレーニングする事を前提にREGULATIONを設定しないのか?

GOOD TO GREAT TENNIS ACADEMY でももちろん
KIDS〜JUNIOR〜PRESURE のSCHOOLも行われています
しかしそれがMAINではない事が、施設のポリシーとして分かりますよね?
稼働率が高いPADELは IN+OUT にそれぞれ3面づつあり、ACADEMY全体の収益を補完しています
そういう合理的な運営だから、SPONSOR も沢山付かれますね

REGULATIONやPOLICYの違い? もっと言い換えれば IDENTITY
北欧にはその、選手達のため!! というIDENTITYが、寒く半年間 INDOORに閉ざされる環境でも
溢れんばかりに残っているから、日本の若い選手達に そこへ向かってみたら? と薦めるのです!!


★夏のメジャー大会は最高に盛り上がる素晴らしい大会

画像:NORDIA OPEN BASTAD CENTRECOURT / ATP WORLD TOUR 250・WTA TOUR 125

毎夏7月…NORDIA OPEN が開催される BASTAD は、HELSINGBORGよりすこし北に位置し
北海に続く外洋側のバルト海に面したリゾート地
夏にはSWEDENだけではなく DENMARK や GERMANY から多くの人々が訪れます

SWEDENでは年間有給休暇が25日間と設定されており
そのうち20日間を土日を含め連続休暇にする様に勧められるため
夏には少なくとも1カ月間は仕事を休み、ゆっくりとしたバカンスを過ごすのが一般的です
その様な夏のゆっくりした時間の中に、ATP250・WTA125 BASTAD が開催され
画像のセンターコートは毎年満席になり賑わいます

ヨーロッパで "テニスを楽しむ" という表現は
プレーする事と同時に観戦する事の割合が大きくその両輪は必須の存在…
日本とは国民性が違うと言えばそこまでですが
ゆっくりとした時間も両輪で走る車のBGMの様に流れています

そういうテニス文化、日本のどこかに有るでしょうか?
今の日本のテニス文化に..."大道廃れて仁義あり"と教えてあげたいですよね?

北欧には、ゆっくりと進む時間、人生に余裕のある人々...
そういう空気の中だからこそ、高いREGULATIONのテニス文化があるのかも知れませんね?

20世紀の大量生産・大量消費のECONOMICAL神話では
持続し続ける事が不可能なのが、世界中の現象でハッキリしてきた21世紀前半...
20世紀の "JAPAN as NO.1" にいつまでもしがみつく日本とは全く異なる価値観
CLASSICALではない...未来に向けたNEWESTな北欧の価値観とテニスの本道が
みなさんにも必ず見つかるはずですよ!!










★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座


★21世紀の世界を活躍するエリート達へ

★注意 / エリート達へ:2025年に向けた課題
最近、日本の学生達の読解力が低下傾向の様です
画像だけではなく文章を深く読み、世界中の傾向をしっかり理解する能力を高めましょう!!
またその理解により、それまでの知識をUPGRADEし、将来を見通す能力を磨きましょう!!


★"NATURAL GRASS と共に歩む砂入り人工芝" という提案

★ITF WORLD TOUR $15.000 DUBLIN, IRELAND


IRELANDってどこにあるか知ってますか?
ユーラシア大陸の東の端...英国のグレートブリテン島の更に東にあるのがアイルランド島
同島北部は英国、中部南部はアイルランド共和国です
オランダ・アムステルダムから空路1時間強、眼下に英国を眺めながら
コーヒーを飲み干せば、首都:DUBLIN に到着します
アイルランドの公用語は、英語とは似ていないアイルランド語(ケール語)ですが
12世紀の英国による併合で、市民の日常では英語がほぼ主流となっています
オランダ語訛りの英語に慣れた耳には、到着した瞬間に "やっぱり英語"
カトリックが多いアイルランドですが、オランダ以上に英国文化が色濃く街中に溢れかえっています
英国圏でお馴染みの2階建バスは、黄色と黒のTWO TONE COLORです

★夏はNATURAL GRASS...春と秋は人工芝

アイルランドは北大西洋暖流と偏西風で通年極端な気温にならず
夏は最高20度ぐらいまで、冬でもマイナスの日は少なく、とても優しい年間気温と言えますね?
一つだけ...暖流がもたらす湿った風で一日一回必ずと言えるほど小雨が通ります
当然小雨が通った後の空には虹(画像参照)がはっきりと架かる天気の毎日で
HARD COURT なら頻繁にドレーンが必要ですからね?


★英国でも広がる人工芝を一部採用したクラブ...しかし日本とは少し違う


大会会場の CARRICMINES CROQUET & LAWN TENNIS CLUB は
1906年から続く名門クラブ。当時は NATURAL GRASS で始まったクラブですが
2024年の今日でも CROQUET は天然芝でプレーされています

テニスは夏にわずかな期間のみ天然芝で楽しまれるとの事
あとの期間は砂入り人工芝を採用されています

クラブに到着した瞬間、会員のみなさんがプレーされている装いを見て...
MEMBERはWHITE着用義務、GUESTはCOLORでも許して頂けました

そうとは言え、GUESTには厳格な雰囲気は見せずとてもFRIENDLY
"まあまあ!!よく来たねえ?"と紅茶をいれて頂き、クッキーが添えてありましたよ!!
初めてあった方達なのにずっとおしゃべりが続き、皆さんで歓待してくれました
REGULATIONは楽しむための決まり事...規則と言うかやはり文化です!!


★クラブ運営のコンセプト:北米式? 欧州式?

日本でよくある"ローンテニスクラブ"という名称
その命名に相応しくなんとか天然芝を1面だけでも...年に1週間だけでも...
芝文化の継承のために...NATURAL GRASS COURTを残してほしいですね?
その記念日、WHITE FORMAL なら素晴らしいじゃないですか!!

日本のテニス文化がヨーロッパに比べ歪曲している点は
合理的な北米式か? 伝統的な欧州式か? それとも何式なのか?
コンセプトがはっきりしていない...混ぜこぜしてる...エコノミカルすぎる事

砂入り人工芝も発祥のコンセプトは、緑とオレンジのハードが多かった時代に
天然芝のプレーの風合いと格式を残したいというものだったはず...
部分補修だらけのパッチワークでは、天然芝の風合いは見えないですよね?

日本のテニス文化の中に今
"テニスの永い歴史を残しながら発展させる" という価値観があるでしょうか?

時が継ち21世紀でも、19世紀のLAWN TENNISを思い出す事ができる様な...
いや逆に、自由で合理的なUS TENNISで最高に楽しめる様な...
また、価値観を共有したCLUB MEMBERSHIPで、子供の頃からシニアになるまで...
そういう歴史に基づいたクラブのコンセプトを提案してみるのも悪くないかと思いますね?


★多様化社会に向けた新しいテニス文化の提案

アフターコロナが過ぎ、より本物志向のニーズと...より手軽さを求めるニーズと...
両極端化が進んでいく日本、そして世界のテニス界

日本のジュニア達で言えば...
・学校も休みがちでいいから世界を早くまわりたい...というニーズ
・テニスは週1回だけの習い事で学校では軟式でいい...というニーズ
家庭内ではネットの豊富な情報により、結果を先に考えたニーズに分裂してますよね?
どちらのケースも...生涯テニスとは違うDIRECTIONに向かう気がしますよね?

クラブ運営で提案するコンセプトとは、人で言えば IDENTITY の様なもの
本格派でも簡素派でも...IDENTITY を示す事が重要視される時代にあって
日本のテニス(硬式)文化から両極端に離れていくジュニア達やご家庭に
クラブやスクールとして、何を提案するのかを問われているのでしょう!!
テニス界の復興期:ルネサンス と言えるかもしれませんね?

19世紀の NATURAL GRASS と21世紀の ARTIFICIAL GRASS が融合したクラブの形
天然芝文化の歴史を、現代風にアレンジしたひとつの提案ですが...
DUBLIN / IRELAND の空に架かる虹色が、日本のテニス文化に教えてくれています!!









★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★PARIS 2024 OLYMPICS & PARALYMPICS, SPECIAL REPORTS

★TECHNICAL EXPLANATION / From PARIS 2024

★世界最高峰:A. ZVEREV選手 のサービス













身長198pの A.ZVEREV選手 の世界最高峰のサービス!! 素晴らしいですよね?
身長の高い選手は意外に、頭を定位置にしバランスを維持する事は、身長の低い選手に比べ苦手...
オリンピックの体操競技では、多様な動きやバランスは身長の低い選手の方が有利なのが分かります
A.ZVEREV選手で最も優れているフィジカル・コーディネーションは、骨盤周辺の筋力とタイミング能力
サーブに限らず安定したGストロークでも、腹部と臀部を拮抗的に巧みに使い
世界一長い手足の運動連鎖をコントロールしていますね?
欧米の選手達に比べ日本人の選手達は、この骨盤周辺の筋コーディネーションが非常に苦手...
故に...身長が低い割にバランスが取れず、動きがタイムロスしたり、運動連鎖のパワーロスが生じたり
またサービス力が乏しく、得点率がGストロークだけに偏ってしまいがちです...
自分の持つフィジカル能力をロス無く最大限効率よくボールに伝えるために
柔軟で強い骨盤周辺筋群の強化を心がげ、またショット練習でも手の使い方だけにならず
骨盤周辺の筋コーディネーションがボールを打つ事に直結できているか?動画撮影などで確認しよう!!
重要:A.ZVEREV選手の腰の前後の動きとシナリに注目!!
重要:連続画像下から2枚目。世界一長い腕は打球後、ベースラインとサービスラインの中間を越える!!
重要:追って C.ALCARAS のサービスも出しますので、共通点など見つけて研究しよう!!



★J. PAOLINI選手 のリターン












世界TOP選手達の中では最も身長が低い J. PAOLINI選手 のリターン
”一歩 STEP IN してコンパクトに叩いて..." と日本ではよく教わりますが真逆ですね?
巧みなGストローク戦を得意とする J. PAOLINI選手 のリターンの狙いは
サーバーのポジションをGストローク戦では後方へ下がらせる事!!
そのために大きくテイクバックし、全身で斜め上方へやや打ち上げる様なスイング
これだけテイクバックするのは時間が必要ですので
リターンポジションを始めから後方にとる事もありますが
このポイントではプレッシャーをかけ、サーバーがトスアップするまではコースを潰せるポジション
目線をトスしたボールに向けた瞬間、最適な位置に下がりダイナミックなハイバウンドリターン!!
クレイ育ちの選手達が当然使うバウンドによる攻撃!!
ボールが一往復する間に、サーバーは後方、レシーバーは前方という状況を作り出します
今シーズン、ROLAND-GARROS・WIMBLEDON 両準優勝!!
小柄な選手でも勝てる!! 人一倍の負けん気で世界中に実証してくれましたね!!





★J. PAOLINI選手 のハイバウンドリターンと両者のポジションの変化


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

★MENTAL EXPLANATION / From PARIS 2024

★R. NADAL の几帳面さと正解なプレー

R.NADAL選手の毎プレイの儀礼なのか? 単なる几帳面なのか?
みんなはコート後方にタオルを置くとき、汗を拭いた後どのように置きますか?
R.NADAL選手は、汗をこめかみまで丁寧すぎるぐらい拭き、タオルは洗濯を干す様にシワを伸ばして広げ
最後に、タオルが風で飛ばないように ポン!! と叩いて押さえつけます...
おそらくタオルが無造作に置かれていたり、風に流れたりするのが、とても気になるのでしょう!!
チェンジコートの際も、ドリンクのボトルを数ミリの誤差なく並べたり...
彼がテニスをする際に、どのように神経系を使っているかが伺える仕草の一面

スペイン出身の選手達に間違ったイメージを持ちすぎている日本のテニス界
過去、スペインではプライベートなトレーニングを禁止していた経緯があり
フットワークとドリル形式でフィジカル中心のテニスがスペインテニスの代名詞となっていますよね?

確かに荒れたクレイの環境で、執こく+執こく...というプレースタイルを採る事が
勝利への近道...という戦略の形成で育った特徴ですが、それだけでは語れないスペインテニスの一面を
R.NADAL選手の儀礼が教えてくれていますね?

針に糸を通す正確さで、自分のフィジカルのすべてを使ってボールを叩く!!
この相反するコーディネーション能力を、試合のすべてのポイントで発揮するR.NADAL選手
彼にとってその能力を発揮するために、きちんと干されたタオルや誤差なく並べられたボトルは
時間をかけて設定されるべき必須のものなのです!!

ROLAND-GARROS のロッカーの使い方、R.FEDERER は地べたに固めて置くだけ...なのに
R.NADAL は毎回同じ番号のロッカーを使うとの事
それを聞くとR.NADAL のタオルやボトルも、選手として後天的に身につけたROUTINEとは少し違う
神経質さの様な彼本来の TYPE が示している行動と言えるでしょう!!

R.NADAL選手の神経系が発する毎日
一球一球こだわり過ぎるぐらいの同一ショット+数時間におよぶ正確さの追求!!
その延々とした反復が示すものこそ、世界NO1への階段ですね?


〜〜〜

★C. ALCARAZ の運動能力と集中力の相補性
分解画像にて解説

★C. GAUFF の自己主張とIDENTITY
複数画像にて解説



Updated 26.August.2024



★今!! 君達は歴史が刻まれた石畳を歩いている!!






★PARIS 2024 OLYMPICS & PARALYMPICS, SPECIAL REPORTS

★THREE DAYS AFTER the OPENING CEREMONY PARIS 2024
★2024年、この大会は世界の歴史に何を刻むのか...?
★2024年、この大会は世界に何を伝えるのか...?


画像撮影:29 July

夏は乾燥しがちなパリには珍しく本降りの雨の中の開会式
スタジアムでは演出できない歴史的建造物が背景となり、時間の次元が加えられたパフォーマンス
また国際社会の多様性を共有する方向性も示されていましたね?

芸術を作らせたら...ヨーロッパの右脳からはあらゆるオプションが出てきます

選手達のボートの行進で、BGMの構成が レディ・ガガ から始めてしまったが故に
メタルに流れ過ぎていたのは否めませんが、行進が済んでからは
トップダンサー達のブレイクダンスが最高!! セリーヌ・ディオンの美声には圧巻!!
FINAL. 聖火台が気球となってパリの夜空に浮かびあがり
優しく...パリを、フランスを、ヨーロッパを、世界中を、灯してくれました!!

時代がどんどん進んでも、人々が求める灯火(ともしび)の安心感はずっと変わらない
そういうメッセージが伝わってくる開会式でした!!
古代ギリシャの、神へ捧げる神事としての競技:オリンピック&パラリンピックの精神を
個性の自由な表現という型で忠実に示してくれていたと思います!!


★29 July:開会式3日後のパリ市内

五輪が掲揚されているエッフェル塔、光の演出が見事でしたね?
FINAL セリーヌ・ディオンの "愛の賛歌" 世界中の人々の心に感動を与えてくれました!!


開会式メイン会場のトリカデロ広場とイエナ橋、各国の旗手たちが歩みました
トリカデロ広場では、マクロン大統領、バッハ会長、選手代表などが開会宣言!!
選手達の行進中盗まれていた聖火は、騎士のジャンヌ・ダルクが現れ見事奪還に成功!!
サッカーのジダン選手に引き継がれ、その後テニスのナダル選手に引き継がれました!!


アレクサンドル三世橋ではサーカス風のパフォーマンス、屋外で雨の中でしたが
芸術の都:パリらしく華やかでした!! 河畔にはまだ多くの観客席が残っています


オペラ歌手によるフランス国歌が斉唱されたグランパレ
1924年のパリオリンピックではメイン会場でしたが、今回も複数の競技会場となっています


一般観光用セーヌ川クルーズが始まっています。それほどセーヌ川は身近な存在
オルセー美術館とルーブル美術館を左右に見るスポットは、クルーズのハイライトですが
今夏は夜に通過すると、聖火台の気球が上空に浮かぶ様子も見られます


熱気球で初めて有人飛行に成功したモンドルフィエ兄弟(フランス人)にちなみ
聖火台が今大会では気球で上空へ飛行する画期的なアイデアとなっています
従来スタジアムに固定された聖火台、今後どのようなアイデアが生まれてくるか楽しみですね?


★30 July:近代フランスを創ったテニス文化

COURT SUZANNE-LENGLEN の記念碑、当時の勇壮な姿がそのままですね?
男子フランス四銃士の選手達へと続くフランス黄金時代を築かれました
エッフェル塔建設・パリ万博・1900年パリオリンピック〜エコール・ド・パリへ続く
パリが最も華やかだった時代、テニスでフランスを牽引されましたね?
"フランスこそテニスの源流" そのポリシーは21世紀の現在でも脈々と流れています



★D.VEKIC 76 62 C.GAUFF / COURT PHILIPPE-CHATRIER

試合開始前には屋根が閉まっていましたから、そのまま始めるのかな? と思いましたが
開始直前に開放...やはり文化の優れた国では簡単には閉じませんね?
全仏時より当然乾いたクレイで、速いプレーを得意とする選手が有利ですので
GAUFF の前のポジションのプレーで圧倒しそうな 1st SET の立ち上がり...
しかし、VEKIC もさすがヨーロッパのクレイ育ち...
1st SET 後半 GAUFF の速いプレーに対して、クレイの不確実性で発生するポイントの間隙を突いて
VEKIC が 1st SET・タイブレイクに持ち込み奪取!!
2nd SET、VEKIC 32 の場面
1st SETのタイブレイクの雰囲気を切り替えたい GAUFF、そのまま逃げたい VEKIC
そのせめぎ合いがピークに達し試合が決まるゲーム...
VEKIC の深いショット・オンラインのボールを、ラインジャッジが "OUT" のコール
GAUFF はコールでプレーを止めた様に見えましたが、主審がCOLLECTIONし"42"のコール
そうなると自己主張するのが USA & USA!!
以下...MENTAL EXPLANATION の項で記載しておきます...



★A.ZVEREV 63 75 T.MACHAC / COURT PHILIPPE-CHATRIER

COURT PHILIPPE-CHATRIERの第1試合が終わって
JASMIN の試合がオーダーされている COURT SUZANNE-LENGLEN に移動するか考えながら
数ゲームだけこの試合を観戦。COURT PHILIPPE-CHATRIER は相当乾燥が進んでいて
1st SET の立ち上がりは A.ZVEREV のサービス劇場...
でも意外に長身という事だけではない
サービスの破壊力と安定性を創り出している FACTOR を見つけました!!
クレイでもラリー戦の不確実性を回避するために、得点率数パーセントを争う世界での戦いで
サービスの決定力は男子だけでなく女子でも必須です!!
下記 TECHNICAL EXPLANATION 参照...

画像:直射日光が暑すぎて COURT PHILIPPE-CHATRIER の観客席に第2試合の空席が目立ちますね?
真夏に満員の観客席に座っていると、エコノミー症候群や熱中症との戦いとなります
動画で見ると、扇子が至るところでヒラヒラ...落ち着かない観客席ですよね?
ショップに冷たいジュースを買いに行くと長蛇の列...
真夏の観戦について、日陰を作る工夫や水分補給の簡易さを作る工夫
ジュースや冷却グッズのショップをスタジアム裏通路に多数増やす工夫など
地球温暖化環境下での安全な観戦について、国際テニス界で議論が進む事に期待したいですね?



★A.K.SCHMIEDLOVA 75 36 75 J.PAOLINI / COURT SUZANNE-LENGLEN

COURT PHILIPPE-CHATRIER から COURT SUZANNE-LENGLEN へ移動
JASMINE の試合、1st SET 始まってました...
やっぱり嬉しすぎますよね!! 単なる観客ではいれないです...

COURT SUZANNE-LENGLEN に入った瞬間、クレイの質がいいな...と感じました
散水は、セット間+試合間で行われていますが、COURT PHILIPPE-CHATRIER の方が
クレイ面が広いので、同じ散水時間だと乾きやすく球速は速くなります

この傾向は、真夏の今大会の結果にも大きく影響しましたね?
フラットのGストロークを攻撃の武器にする選手:女子シングルス優勝!!
ネットへ出てプレッシャーをかける事を選択した選手:男子シングルス優勝!!
"クレイの魔物は生きている" 真夏のオリンピックでも魔物が顔を出しました!!

JASMINE は 2nd SET で試合を引き戻す能力は、現在世界一だと思います
この試合も 1st SET を取られても、"おそらくすぐに試合を EGALITE に戻すだろうな" と
思って見ていましたが、アッという間にセットを戻して 1-1

相手の SCHMIEDLOVA も対応能力が非常に高く
またショットの正確性では、この試合では上回っていたと思います...

3rd SET、どちらに転んでもおかしくなかったですが
やはりオリンピックという国の威信がかかると、JASMINE は意外と真面目な性格なので
力みが少し正確性を乱していたかなあ?と思いました!!

しかしダブルスでは、大先輩 ERRANI 選手 と見事に優勝してくれました!!
2nd を引き戻す力が、大舞台の勝利を導きましたね!! 涙涙!!
今年、全仏+全英とも準優勝に泣いてますから
金メダルをイタリアに持ち帰る事ができて、本当に喜んでると思います!!


★パリが揺れた!! PARIS 2024 TENNIS MEN'S DOUBLES

★C.ALCARAS / R.NADAL 64 67(2)[10-2]T.GRIEKSPOOR / W.KOOLHOF
/ COURT SUZANNE-LENGLEN

COURT SUZANNE-LENGLEN 第3試合、知らないうちに観客席は最上段まで満席!!
割れんばかりの大歓声と鳴り止まない拍手!! やっぱり...
R.NADAL と STADE ROLAND-GARROS は一体と言っていい程の関係!!
パリ市民だけでなく世界中から集まった観客達の価値観はそういうものでしょう!!

コイントスの間、落ち着かないフットワークも R.NADAL の流儀!!
サービスとコートが決まって、すぐにダッシュするのも R.NADAL の流儀!!
その動きに毎回の様に大歓声!! R.NADAL in ROLAND-GARROS はそういうものなのです!!





★C.ALCARAS / R.NADAL 勝利をよろこぶ二人...

試合は立ち上がり1st SET、スペイン組の2BackFormation(後ろ並行陣)での強烈に曲がるパスに
ダブルスのオーソドックススタイルのオランダ組が意外に苦戦...
しかしオランダ組のネットプレーも徐々にリズムを取り戻し、2nd SETは 7Points TIE-BREAK へ...
観客達も大興奮で、"Aux Champs-Elysees Aux Champs-Elysees" と
シャンゼリゼ通りがテーマの曲を COURT SUZANNE-LENGLEN 全員で大合唱!!
2nd SET はオランダ組が取り返し、試合は3rd SET MATCH TIE-BREAK へ...
そこからの集中力はやはり世界No1をSINGLESで経験しているスペイン組
勝利が決まった瞬間 NADAL に抱きつく ALCARAS、サポートチームにもガッツポーズを送り
GOLD MEDAL をスペインに届ける事を純粋に願ってダブルスで戦っている気持ちを会場全体と共有...
オランダ組も観客席オレンジ色のウエアのサポーター達が大接戦の健闘を讃え
PARIS 2024 の全競技の中の BEST MATCH の一つに推薦したい素晴らしい試合でした!!

PARIS 2024 TENNIS は大成功で終了しました!!
気温30度以上の日が続きましたが、連日チケット完売の観客動員で
100年ぶりのパリ・オリンピックの一翼を担えていたと思います!!
試合開始12:00の設定は暑さ対策として選手・観客共に良かったと思います
次回の米国・ロサンゼルス大会も、暑さ対策やスムーズな観戦など
大会としての課題を克服してほしいと思います

〜〜〜〜〜

我がJTPPも "DIRECTION PARIS 2024" と称し、RIO 2016以降のヨーロッパでの活動で
今回 PARIS 2024 でのイタリアチームの活躍に貢献できた事について
とてもうれしく思いますし、大きな達成感を感じています!!

次以降、LOS-ANGELS 2028, BRISBANE 2032 へ向けて
日本の若いコーチの皆さんもすぐ、DIRECTION をどんどん発してほしいと思います!!
選手であれ・コーチであれ、自分達のDIRECTION は自分達で決める権利があるんですよ!!

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★見渡す限り広大な宮殿や庭園とテニスコート1面の広さしかない誓いの場




今回、パリ・オリンピックを見学する前に...
フランスの方々が抱かれているテニスに対する感情や思い・価値観など
深い内面的なものを知りたくて、パリにある史跡を尋ねてみました!!
フランスの方々が抱かれている "テニスコート1面の広さと大切さ" を学びましたので紹介します...

1789年6月20日、ヴェルサイユ宮殿を追い出された当時の第三身分議員達が主に集まり
国民議会を宣言し "憲法制定まで解散しない" との宣誓をした地を訪れてみました
ヴェルサイユ宮殿前の路地を入った先に
元々はルイ14世から王室が使用していたジュドポーム場があります
たった 35m×14m のインドア施設ですが、近代フランスの民主化の象徴として
今ではひっそりと歴史を語る建物となっています

フランスの方々にとってテニスとその原型となったジュドポームは
英国で発展したローンテニスとその競技としての全英・全米・全豪の各オープン大会など
英国文化の世界的な拡散により現在に至るテニス文化とは異なり
フランス共和国の建国そのものの舞台としての精神的な拠り所であり
自由と平等を勝ち取った象徴的なスポーツとして、その精神が今に繋がっています
日本で例えば..."明治維新の坂本龍馬が隠居していたのは相撲部屋だった"
という何かの導きがある様な、そういう神がかり的な感覚をテニスには感じられています


★市民が創る!! フランスとテニス




新しい時代ができた場所とは...
壮大なヴェルサイユ宮殿やその周囲の広大な庭園ではなかったのです!!
新しい時代に門を閉ざしたルイ家王室の宮殿ではなく...
小さなジュドポームの施設...そこから今に続く世界の民主主義は始まったのです
おそらく当時の第三身分の議員達や抑圧された市民達は
宮殿を締め出された事により、新しい時代へ向かう一種の "神の声" として
"自分達で創る事の啓示" が聞こえたんだ!! と明確に理解しました

日本でも新しい時代は、江戸城の中から始まったのではなく
京都下町の相撲部屋での、坂本龍馬と中岡慎太郎の密会の場でした
そこから新しい時代は始まるのです!!
ビッグバンは始まりは小さな空間...でもエネルギーは無限大!!

フランスでテニスとは...
新しいものを市民が自分達のエネルギーで創りだす空間
自分達の DIRECTION は自分達で決める権利がある!!
その権利の宣言のためには、壮大な宮殿や庭園は必要ないのです
たった1面のテニスコートの広さの空間があれば、世界は変えれるのです!!


★21世紀のフランスの課題とPARIS 2024


パリで、市内とCDG空港を行き来していると、地下鉄B線に乗る事になります
その地下鉄B線が通るパリ市北部18区や19区は、アフリカ系移民の貧困層が多く居住されている地区
工場が多い地区でその労働者として働かれ暮らしています
はじめ、B線はとても治安が悪いとしか思わず、目をそらしていましたが
最近では広い視野で車両を見渡すと、フランスやヨーロッパの縮図だという事に気づかされます
移民の方々が高齢化社会の労働力として、フランスの支えとなっているのです
フランスに限らずヨーロッパ全体で21世紀の懸案として
移民の受け入れと、またその逆に移民を排斥しようとする考え方の広がり...
西側の国々では最近、排斥を主張する政治勢力が台頭していますね?
新たな分断がヨーロッパの内側を揺さぶる様子がハッキリと見てとれます

PARIS 2024...パリ北駅にEUROSTARから降車した時に感じたいつもと異なる感覚
いつもは日々の労働や失業で疲れた顔の方々が、オリンピックのハッピを着て
切符の買い方や市内交通の順路など、観光客達に教えながらイキイキした目をしていた事
小さなホウキと取手の長いちり取りで、ポイ捨てられたタバコを掃除する方達もイキイキ!!
マクロン大統領とフランス政府は今回、スポーツの祭典だけではない大きな成功を手にしたと思います

21世紀初頭、コロナ禍で更に格差と分断が広がった国際社会をどう融和に導くのか?
環境問題や資源問題という地球規模の懸案が次々湧き出る中、待った無しの人類社会ですよね?
PARIS 2024 を後世の人々はどう評価するのでしょうか?
この目でツブサに見て歩き、個人的にはポジティブでありたいと思います!!

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★TECHNICAL EXPLANATION / From PARIS 2024


分解画像など上記項にて解説!!
Updated 14.August.2024



★今!! 君達は歴史が刻まれた石畳を歩いている!!






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★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★PARIS 2024 OLYMPICS & PARALYMPICS, SPECIAL REPORTS

★HISTOIRE DE FRANCE
★100年ぶりのオリンピック、初めてのパラリンピックの前に...フランスの歴史を知る!!

FRANCE, みなさん誰もが知っているフランスという国
よく考えてみると...ん? 歴史で古代ギリシャや古代ローマはよく聞きますが
フランスって...いつ頃どの様にできたの?
早速学問!! フランスという国がいつ頃どの様にできたのか? 調べておこう!!
いつもテニスを習ってるコーチにも聞いてみよう〜!!


★地中海全域を征服した古代ローマの足跡

★コロッセオ:古代ローマ最大の円形競技場・寛容と娯楽で国を統治する象徴

イタリアだけでなく、スペイン・ポルトガルやバルカン半島諸国、中東の地中海沿岸
エジプトの地中海沿岸、チュニジアやモロッコまで...
大会で各国を周ってるといたる所で、古代ローマ時代の円形劇場の遺跡に出くわします!!
古代ローマの円形劇場は市民の公共娯楽施設
古代ローマの政治の共通点は、ローマを受け入れる国々には寛容と娯楽を与える事
意外に圧政で統治するのではなく、ある程度その地域の意向は寛容に残しつつ
市民に娯楽を与え、ローマを憧れの地とする思想を抱かせる様な政治体系をとっていました
その思想を抱かせる為に欠かせないのが円形劇場。市民にはパンや飲み物が配られ
配給を求め多くの市民が毎週の様に円形劇場に集まり、円形劇場のある地は栄え発展しました

広大な地域を何百年もローマの支配地域としていた歴史が、円形劇場の史跡に刻まれています
フランスにもプロヴァンス地方:アルルなど数多く、古代ローマの遺跡が残っていますよ!!


★FORO ROMANO:古代ローマの中心:カエサルが歩いた石畳や列柱群、コロッセオも望む
★後方、コロッセオの手前には ティトュスの凱旋門(紀元82年)


★ゲルマン民族の大移動とフランク王国の成り立ち

★サンピエトロ大聖堂:ローマ・カトリックの中心、319-322年頃に着工

学校の世界史って、ヨーロッパ・アジア・北米・南米・オセアニアと、地域で分けて習うため
実は世界中の出来事は影響しあい同時進行なはずなのに、地域間の影響が分かりにくいですよね?
ヨーロッパ史のゲルマン民族の大移動には、東アジア(中国や北方遊牧民族)の情勢が深く関わっていて
ゲルマン民族の大移動が無ければ、現在のフランス・ドイツ・イタリアも無かったかも知れません
世界史を学ぶ事は、世界はひとつ...と考える事に繋がってほしいですし
それが オリンピック&パラリンピックの精神 ですよね?

ゲルマン民族がヨーロッパ...特に西ヨーロッパへ移動し始めたのは紀元4世紀頃から...
みんながよく知っている中国では、晋・南北朝時代から隋・唐の時代
この時代中国では、永く続いた混乱期から唐の様に統一された強大な国へ発展し
北方遊牧民族(匈奴)は西方(西アジア方面)へと押しやられます
ローマ帝国ではその民族はチュルク民族と呼ばれ、後にトルコにイスラム国家を築く事になります
4世紀頃からのチュルク民族の西アジアへの移動は
ウラル山脈西方からコーカサス地方に元々いたゲルマン民族を更に西方へ移動させ
歴史上のゲルマン民族のローマ帝国への侵入に繋がっていきます

ここで地理:ローマ・長安(現在は西安)の緯度を調べよう!!
中国では北方民族でも、ローマから見ると東方ですね?
ローマ帝国から見ればユーラシア大陸のはるか東方の出来事が
東西に分裂していたローマ帝国の、特に西ローマ帝国を衰退させ...
西ヨーロッパに定住したゲルマン民族...
ローマ側からはフランク人と呼ばれたゲルマン民族の一派により建国されたのが
現在のフランス・ドイツ・イタリア北部の原型となるフランク王国です


★フランク王国の分王国制度と現在のヨーロッパ地理

★三位一体像・世界遺産(オロモウツ・チェコ):神・キリスト・天使は、同じ神で一体であるとの思想

5世紀、日本では古墳時代から大和朝廷が成立し始めた頃...
西ヨーロッパでは、西ローマ帝国が王位継承問題など度重なる混乱により滅亡
そこに新たに、ゲルマン民族によるキリスト教を受容した国が誕生していました

そのゲルマン民族主体による国は、フランク王国と呼ばれ
現在の西ヨーロッパ全域に支配地域を拡大していきました

当時のゲルマン民族の習慣で、明確な首都は置かず
また領土は王の息子達一人一人に分割して世襲し、その後再統合する支配形態をとっていました
現在もヨーロッパは、一部共和制に意向していても、国土は小さく分裂していますよね?
例えば英国も4つの小さな王国が集まって一つの国としていますが、それぞれかなりの個性があります

また家族内でも兄弟姉妹は同じではなく、個別な違いを尊重した子育てが一般的ですがBR> それもゲルマン民族の古くからの習慣に由来しています
現在のヨーロッパの個人主義は、キリスト教に由来すると考えている方も多いかと思いますが
ゲルマン民族の習慣がキリスト教と融合して、現在に至っていると考えるのが正確です

元々、ゲルマン民族は他の宗教をもっていましたが、496年のフランク国王:クローヴィスによって
国教をキリスト教三位一体説のアタナシウス派に改宗し、ローマ教皇との結び付きを強め国威を安定させ
また国内にいたローマ人とゲルマン人の民族対立をおさめ融合をはかります
パリはこの頃、506年にクローヴィスによりフランク王国メロヴィング朝の首都とされ発展します


★フランク王国を最大にしたカール大帝とフランス・ドイツ・イタリアの始まり

★画像(アーヘンの大聖堂・カール大帝が埋葬された地)

フランク王国がメロヴィング朝からカロリング朝へ変遷する中
800年に即位するカール大帝の時代、支配地域が西ヨーロッパ全域に広がり最大となります
カール大帝は、ローマ教皇よりローマ皇帝の冠位を受け
ゲルマン民族・古代ローマ・キリスト教世界 の3つの異なる文化の融合が成立します
この融合は現在でもヨーロッパ文化に欠かせない要因となっています

現在のヨーロッパの文化や、ヨーロッパの人々の考え方・生き方は
一つの側面は ゲンマン民族的 で "個性を尊重する文化" であり...
ある側面は 古代ローマ的 で "合理的思考を重要視する文化" であり...
更に他の側面は キリスト教的 で "神の救いを求める文化" であり...
その3つの異なる文化が融合して形成している事を理解しましょう!!
日本人の生活様式や価値観と稲作文化の関係によく似ていると思います

カール大帝の死後、3人の息子のうち長男と次男は早く亡くなったため
三男の "ルイ" が後継者となります。"ルイ1世" はカール大帝より相続した領土を3人の息子達に
西フランク王国・東フランク王国・中部フランク王国に三分割し相続しました(ヴェルダン条約)
その後、中部フランク王国を相続した "ロタール1世" が亡くなると
中部フランク王国のアルプスより北側は、西フランク王国と東フランク王国に併合され(メルセン条約)
西フランク王国⇒フランス、東フランク王国⇒ドイツ、中部フランク王国(アルプス以南)⇒イタリア
と現在の国の原型が形成されました

その後、西フランク王国はフランス王国となりますが
地方分権で集権力が弱く、イスラム勢力ともピレネー山脈を挟み度々対峙を余儀なくされます
対照的に、東フランク王国は強国となり発展し、神聖ローマ帝国を名乗る様になります
また神聖ローマ帝国を名乗る東フランク王国から、オーストリア公国が分離します
この歴史背景は、近世のフランス革命やドイツの第一次・第二次大戦での振る舞いにも
大きく影響しますので、しっかり覚えておきましょう!!


★十字軍の騎士道とイスラム勢力との関係

★聖母大聖堂・世界遺産(アントワープ・ベルギー):
12世紀頃から建築が始まり、北塔の完成は1518年、神聖ローマ帝国カール5世の時代

ゲルマン民族の侵入により西ローマ帝国の崩壊〜フランク王国の建国拡大〜
フランク王国が西.東.中部へ分裂...という歴史を刻む頃
地中海の南側ではイスラム勢力が強大となり、やがてはイベリア半島にまで侵入
ゲルマン民族の一派が建国した西ゴード王国を滅ぼし中世中期まで留まります
また東方では、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)にも度々侵入し
ローマ教皇をも脅かす程の勢力となっていきます

その様に拡大するイスラム勢力に対し、ローマ教皇はヨーロッパの諸王国に
イスラム勢力からの領土回復(レコンキスタ)と、聖地エルサレムの奪還のための聖戦を呼びかけます
これが"十字軍"です。ローマ教皇は十字軍に参加すれば免罪される勅令を発布
ヨーロッパ各王国からは、騎士達が続々と集まり大軍勢となり
イスラム勢力との長期戦が何度も繰り返されました

1096-1099年の第一回十字軍ではエルサレムを奪還し、暫定的にエルサレム王国が出現します
この成功で活躍した騎士達の身分は"神の兵士"として最高に高まり
その行動規範として"神への献身・異教徒との戦い・弱者の守護" が騎士道として成立します
また、握手や LADIES FAST、戦う時の HANDICAP など今に伝わる習慣は
この騎士道に由来し十字軍の時代に成立したものも少なくありません

テニスの行動規範 / Code of CONDUCT では、騎士達が当時行っていた戦いの中での習慣が
ルールとして数多く採用されていますね? みなさんは 騎士の名誉位:KNIGHT や LADY でしょうか?
テニスは、歴史に裏付けされた行動規範を求められるスポーツですね?


★ローマ教皇の衰退と絶対王政・ルネサンス

★ミラノのデュオーモ:レオナルド・ダ・ヴィンチ草案により増築され現在の姿になる

西ローマ帝国の滅亡後フランク王国が誕生し、ドイツ・フランス・イタリアの原型を形成している頃
東ローマ帝国(ビザンツ帝国)はコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を首都として
ローマ帝政を維持していましたが、11世紀以降イスラム勢力との戦いに
十字軍の加勢でなんとか首都陥落を阻止しながらの帝政維持となり、失墜は明確な状態に陥ります
十字軍の各地での失敗により15世紀、イスラム勢力に繰り返し首都を包囲され1453年に滅亡

その十字軍の失敗やビザンツ帝国の滅亡により、旧フランク王国諸国でもローマ教皇の権威は低下し
王国間で国境をめぐる紛争が長期にわたり繰り返される様になります
その様な戦時下では、国王に権力を集中する政策やシステムが各王国内で成立
絶対主義体制へヨーロッパの各王国が進みます。また各王国は他国と血縁を結ぶ様になっていきます

この時代芸術文化において、ローマ教皇の権威が低下するにつれキリスト教主義の古典芸術から脱却し
ビザンツ帝国の滅亡で逃避してくる人々が伝える古代ギリシャ的な思想を取り入れた
合理的思想の復興活動(ルネサンス)がイタリアを中心に起こります
絶対王政の庇護のもと、各王国内では様々な芸術文化が発展します

またローマ教皇下では異端とされていた羅針盤の発明や天文学の発展により航海技術が急速に発展
大航海が可能となった国単位で、世界規模の利権獲得競争が激化します
スペイン王室とサンタフェ契約を結んだコロンブスがアメリカ大陸を発見
インド・アジア方面へもヨーロッパ各王国が、アフリカ最南端ケープタウン周りで海路進出していきます
日本にもスペインやポルトガルから、キリスト教やその他の文化学問などが伝えられましたね?
絶対主義体制が意外に、ヨーロッパ文化を世界中へ広げていく原動力となっていきます


★最後の晩餐:レオナルド・ダ・ヴィンチ作・修道院の食堂の壁に描かれた彼の最高傑作


★アテナイの学堂:ラファエロ作・ヴァチカン教皇庁・署名の間 / プラトン哲学の復活を示す作品



=近世のフランス:民主主義のリーダーとして=

★「テニスコートの誓い」 テニスの起源と歴史の舞台

★画像(ヴェルサイユ宮殿の LA SALLE DU JEU DE PAUME・フランス革命の一舞台)

絶対主義体制の王国では、芸術文化と並行してスポーツ文化も開花し始めます
ルイ家を君主とするフランス王国では、宮殿内で日差しを避けて室内で運動する遊びとして
四方を壁で囲み中央に垂れ下がったネットを張り、木枠にラムやビーフの腸を割いたガットを張り
ボールを打ち合う " JEU DE PAUME " というスポーツが盛んに行われます
現在でも競技として TENNIS とは別に行われています

その様に絶対王政下で王族や貴族達は、芸術やスポーツで華やかでも
長期化する他国との紛争で国内経済は破綻...
しかし破綻しながらも国王は、聖職者や貴族階級には税制の優遇や様々な特権を維持し
逆に庶民には重税を課し、国王を中心とする階級制度は限界に達していました

1789年フランス王国の議会の進め方で、重要議決の際に身分別議決が行われており
労働者や農民の第三身分の民意は初めから反映されない FIX された議決方式が採用されている事に
重税を強いられていた第三身分議員が猛反発!! 議員総数での議決を要求しましたが
特権を与えられていた聖職者の第一身分議員および貴族の第二身分議員と激しく対立!!
同年6月17日、第三身分議員達がそれまでの議会とは異なる " 国民議会 "を宣言!!
同年6月20日、国王が議会場を閉鎖すると、国民議会はヴェルサイユ宮殿内の JEU DE PAUME 場に集結
"新しく憲法が制定されるまでは国民議会は解散しない" という誓いに議員達が署名しました
この事件は後に " SERMENT DU JEU DE PAUME " と呼ばれフランス革命の一舞台とされています


★民主主義とフランス革命からナポレオンの時代

★ルーヴル美術館(旧ルーヴル宮殿):
1791年5月、革命下で宮殿を "あらゆる科学芸術が集められた場所" とする法案が可決
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1789年7月11日、国王が外出と集会の禁止令を出すと大群衆はパレ・ロアイアルに集結!!
同年7月12日、国軍隊がパリに向け進軍し大群衆と衝突
軍隊の中にも国王の圧政に不満を抱く者も数多くいた為
大群衆は銃3万丁を奪って、圧政の象徴で武器弾薬庫となっていたバスティーユ牢獄を襲撃!!
国軍隊のパリでの敗北は地方都市にも波及し
フランス全土で国軍が敗北または国民議会側に寝返りました
この時の民衆と国軍との衝突で、国王と王妃は国民議会に宮殿内に軟禁状態に置かれましたが
同年10月にパリ市民が食料不足に抗議し宮殿内に突入、国王と王妃はパリ市内に幽閉される事になります

同年8月4日、国民政府(旧国民議会)は "人間と市民の権利の宣言" を制定
後にこの宣言は、フランス人権宣言と呼ばれ
自由と平等・国民主権・圧政への抵抗権・法の支配・権力の分立・私有財産の不可侵 などを規定
1790年6月、第一身分と第二身分は廃止されました

1791年には、オーストリア皇帝とプロシア王が、フランス王ルイ家の権利回復のために干渉
1792年、フランス義勇兵らの活躍によりオーストリア・プロシア両軍に勝利
1793年、国民公会でオーストリア・プロシアと内通していたルイ16世と王妃の処刑が決定されました


★エトワール凱旋門:1806年ナポレオン・ボナパルトの下命で建築が始まった古代ローマ式凱旋門
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革命後混乱するフランスに対して、周辺各国が干渉しフランス領土を侵し始めますがその時...
1769年8月15日、フランス領コルシカ島にひとりの英雄が誕生します:ナポレオン・ボナパルト
20歳の時に革命に遭遇。ナポレオン自身は革命には興味がなく、コルシカ島に帰郷していました

彼が頭角を現すのは、革命後のフランス国内の混乱の収拾と諸国の干渉の排除!!
1793年、国内王党派の反乱(カトゥーンの包囲戦)を鎮圧し、若き英雄として認識されます
1797年、干渉国オーストリアを攻めウイーンに迫り、不可侵条約に加え
ハプスブルク国主領(旧神聖ローマ帝国)の一部(現在のベルギーやイタリアの一部など)を獲得
1798年、英国のアジア進出の拠点・エジプトに遠征しカイロに入城、多くの戦利品などを獲得

1804年、革命後、冷え切っていたローマ教皇との関係修復のために、自ら "ローマ皇帝" に即位します
1806年、パリ中心地に古代ローマ式凱旋門(現在のエトワール凱旋門)の建設を命じます

1805年、英国上陸を作戦するもトラファルガーの海戦で完敗
1812年、ロシアへ侵攻するものの完敗し一時幽閉される
1814年、干渉諸国がウィーンで会議を開き、フランス革命以前の国境と勢力均衡に戻す体制を模索
1815年、ワーテルローの戦いで英国とロシアの連合軍に完敗し、ナポレオンは没落します

ナポレオン没落後、彼がフランスにもたらした領土も再編され
ベルギーはネーデルランド(オランダ)王国領となります


★民衆を導く自由の女神:ウジェーヌ・ドラクロア作・1830年7月革命を主題とする作品 / ルーブル美術館
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1814年ウィーン会議後の周辺国の体制によりフランスは、各国の思惑に揺さぶられながら
ルイ18世を即位させ、立憲君主制による王政を復活させる事に同意します
しかし民主派多数の議会と国王は激しく対立
弟のシャルル(カール)10世に譲位してからも対立が収まらず
1830年7月、シャルル10世が 市民の言論出版の抑制や1割の最富裕層のみでの選挙など
フランス革命で得た市民の権利を抑制する勅令を発布したため市民が蜂起!!
1830年7月革命に至り、シャルル10世は国外へ追放されます
この7月革命はウィーン体制の周辺国にも波及し
ベルギーがネーデルランドから独立、ポーランドもロシアから独立します

1830年7月革命で、立憲君主制国王にオルレアン家:ルイ・フィリップが即位しましたが
1848年、選挙権の拡充が進まず依然全体の2割程度の富裕層にしか選挙権与えられていない事に
市民が三度目の蜂起!! ルイ・フィリップは英国へ亡命
1852年〜70年まで国民投票により、ボナパルトの甥:ルイ・ナポレオンが皇帝に即位しますが
1870年9月4日の共和国宣言にて、1789年ルイ16世を倒した革命から約80年の年月と多くの犠牲のもと
フランスは君主制を破棄し共和制の道を歩むことになります


★パリ万博とエッフェル塔建設、1900年 パリ・オリンピック

★エッフェル塔:1889年3月15日完成、貴婦人と呼ばれる。1900年万博の目玉として建設され高さ330m

1850年頃から1900年頃のヨーロッパ諸国は、日本の明治維新への干渉でも知られる様に
世界中に植民地を広げる事を政策とし、植民地となった国の体制を変え多くの利権を獲得していきました
産業革命で生産能力が急激に向上し、国力が強固となった国では
国家としての枠組みが確立され揺るがず
植民地支配で巨万の富を獲得し続けるヨーロッパ各国においては
都市で鉄筋の高層建築や地下鉄など、近代的な再開発が急激に進んでいきました

また、18世紀までの領土をめぐる各国の対立とは異なり
植民地の支配権や利権の経済的争いが頻発し激しさを増し
その事が、三国同盟(ドイツ・オーストリア・イタリア)や
三国通商(英・フランス・ロシア)などの強固な国家間の同盟に発展...
利権争いの経済同盟が軍拡競争を引き起こし、やがて国際的な軍事同盟へ発展していった時代でした

国際的な緊張が徐々に高まる中、1900年に開催されたパリ万国博覧会・パリオリンピック
オリンピックは、1896年から始まる近代オリンピック第1回アテネ大会の4年後の開催
パリ万博と併用型の開催で、参加国は19か国・実施競技は16競技と小規模の開催でしたが
女性で初めて金メダルを獲得したのは、英国:シャ―ロッテ・クーパー選手(ウインブルドン5回優勝)
会場はブローニュの森の西側:ILE DE PUTEAUXの天然芝コートで開催されました

テニス競技は近代オリンピックで、陸上や競泳と並んで最も古くから開催されていたのが分かりますね?
プロ化の流れを受け、1928年アムステルダム大会からはテニス競技は除外されますが
1988年ソウル大会からオリンピック競技として復活します
ソウル大会男子優勝 MILOSLAV MECIR 選手。スロバキアのTK SLOVAN にはソウル大会のポスターが
今でも当時のままクラブハウスの壁に掲示されています!!

永い歴史と共に歩み続ける TENNIS
オリンピック精神:国際平和のために最も重要な競技だと言えると思います!!



★オルセー美術館(旧オルセー駅舎):1900年万博でオルレアン鉄道により建設された駅舎兼ホテル
美術館に改装されるも大きな時計は駅舎の名残。セーヌ川を行きかう船からも時刻がはっきり見えます


★アレクサンドル3世橋: ロシア皇帝・ニコライ2世の寄付によりセーヌ川に架けられた橋
アレクサンドル3世がフランスと同盟を結んだ証として敷設されました。三国通商が伺えますね?
後方ガラス張りの建物が1900年万博会場のグラン・パレ


★第一次・第二次世界大戦、1924年 パリ・オリンピック

★ROLAND GARROS 氏: 初の大西洋横断飛行を達成、第一次世界大戦の英雄パイロット

19世紀後半に結成された三国同盟と三国通商
プロイセン王国からドイツ帝国が誕生し、植民地政策を中東方面へ向け始めると
ドイツと英・フランスの関係は完全に敵対したものとなっていきます
ロシアも極東地域で日ロ戦争に敗北し、植民地政策を転換しバルカン半島に向け始めます

1914年、現在のボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエボで
ドイツの同盟国・オーストリア皇太子夫婦が、セルビアのテロリストにより殺害されます
即座にオーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに戦線布告!!
その事態を受けロシアは、バルカン半島への影響力維持のためセルビア側で参戦
ロシアに英・フランスも加わり、三国同盟と三国通商との大戦が世界中へ一気に拡大!!
第一次世界大戦となります。産業革命以降の近代兵器と当時は言われた
戦車や戦闘機を導入した大量破壊が1918年11月まで続きました

第一次世界大戦の影響で
ドイツ帝国・ロシア帝国・オーストリア=ハンガリー帝国・オスマン帝国が内部崩壊...
またその余波は第二次世界大戦の更なる悲劇へと禍根を残す事になります

戦争の世紀と言われる20世紀前半、1924年に開催されたパリ・オリンピック...
第一次大戦を経ても尚、国際平和のムードを演出するには至らず
大戦後発足した国際連盟においても、戦勝国は敗戦国に一方的に巨額な賠償金を負わせ
次の大戦の足音が、敗戦国ドイツ内からも聞こえ始める中での開催でした

★初代フランス四銃士が今もプレーする STADE ROLAND GARROS
〜〜〜〜

1920年代、パリには自由を求める芸術家達が集まり、自然発生的にMOVEMENT が起こります
ECOLE DE PARIS と呼ばれ、20世紀を代表する画家達がモンマルトルやモンパルナスで
露天画廊を自作で開いて活動していました。ピカソやシャガールなど今では美術館でしか
お目にかかれない作品が道端で眠っていたわけですね?
現在でもパリが "芸術の都" と称されるのは、ルイ王朝のコレクションに始まり ECOLE DE PARIS に至る
ヨーロッパでも際立った芸術都市としての発展に由来します

1924年パリ大会では、19競技126種目・44か国地域・参加3089名と過去最大となりました
この大会から選手村が建設され、開会式閉会式も各国旗を掲げ、マスコミ報道も盛んとなりました

テニス競技・男子シングルス決勝は
米国 VINCENT RICHARDS 選手 vs フランス四銃士 HENRI COCHET 選手(画像)
6-4 6-4 5-7 4-6 6-2 の大接戦で、米国 RICHARDS 選手が優勝
女子シングルス決勝は
米国 HELEN WILLS MOODY 選手 6-2 6-2 フランス JULIE VLASTO 選手
男女共、米国選手の優勝となりましたが、特に米国において選手達はプロ転向を主張し始めます
オリンピックのアマチュアリズムにより、テニス競技は次回大会より除外されました

夏季オリンピックは、1924年パリ大会〜28年アムステルダム大会〜32年ロサンゼルス大会と続きますが
1929年に米国で発生した株価大暴落から、国際社会に世界恐慌が襲い
第一次大戦の賠償金を課せられたドイツでは、ハイパーインフレで貨幣は紙切れ同然にまで下落
失業率は40%に達し銀行や大企業が次々倒産、ドイツ経済は崩壊してしまいます
その様な最悪な経済状況の中から、狂信的なファシズムが台頭していきます

ドイツにおける狂信的なファシズムは、国内の大不況の責をユダヤ民族に強い
ユダヤ民族に対する迫害や略奪、強制収容などにエスカレートしていきます
1936年ベルリン大会は、ドイツ・ナチス労働党のプロパガンダに利用され
その後1939年ドイツのポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発します

1940年に予定されていた東京大会はキャンセル、1944年のロンドン大会はキャンセルされ1948年に実施
世界中が戦乱の渦に巻き込まれ、スポーツをする余裕さえない時代
多くのスポーツ選手達が兵士として駆り出され、命を落としていきました
フランス・パリも、1940年6月ドイツ軍侵攻により陥落...
米英による1944年6月のノルマンディー上陸作戦〜同年8月のパリ解放まで4年余り占領下におかれます

第二次世界大戦後もオリンピックは、冷戦の政治的圧力により選手達がその犠牲となり続けます
1972年ドイツ・ミュンヘン大会で、イスラエル選手団11名が殺害される事件が発生したり
1980年ソ連・モスクワ大会を西側選手達がボイコットすると
1984年米国・ロサンゼルス大会を東側選手達がボイコット
オリンピックを、国やイデオロギーの威信をかけて政治が利用する事が当然の様な時代がありました

20世紀末冷戦が終結し東ヨーロッパの国々が独立、EECから1993年にEUが発足
現在では20か国が加盟し、共通通貨でパスポート不要な人々の往来が続いています

2021年東京大会の後、ロシア−ウクライナ戦争、イスラエル−ハマス紛争などが勃発する中
2024年パリ大会がどのような役割を果たすのか? 国際社会の大きな課題ですよね?


★2024年 パリ・オリンピック&パラリンピックの大きな意義

★PARIS 2024 カウントダウンモニュメント: 皆さんの力が未来を創造していくのです
〜〜〜〜

そろそろ!! 本題!!
歴史を学ぶ事は人間の反射的行動や感情、人間の性質を学ぶ事ですね?
それは生物学的アプローチというより、行動学的アプローチと言えるでしょう!!
みなさんは、2024年パリ・オリンピック&パラリンピックを
どの様な大会にすべきだと思いますか?
"勝つ事がすべて...金メダルを取る事がすべて..." でしょうか?

バタフライエフェクト...
アマゾンの蝶のハネの羽ばたきが、フロリダにハリケーンをもたらすのです!!

ヨーロッパで若い選手達と、こういう話をすると意外に
すごく自立した自分の考えを、小一時間も話し続けてくれます
それぐらいヨーロッパでは、若い選手達にとって身近な懸念なのでしょう!!

日本はどうでしょうか? みなさんのいる場所はネットの仮想空間ではないですか?
例)子供のうちからスマホを握り、人の顔よりスマホ画面を見ている方が日常的で...
例)かなりバーチャルにゲームで撃ち殺しあい、友達や恋人まで AI の方が自分なり...
例)画像編集ソフトで何にでも変身できて、なりたい職業1位は YOUTUBER...

仮想空間に片足が入りながら日常が過ぎてる間に...
日本を取り巻く現実空間では...現在進行形の懸念がどんどん迫ってますよね?
台湾と一つの中国・ロシアと北朝鮮の軍事同盟・BRICS・世界的な環境問題...
それらは、みなさんの未来にも大きな影響を及ぼすでしょう!!

ね? 2021年、まだ世界に、ロシア−ウクライナ戦争やイスラエル−ハマス紛争が無かった時に
東京・オリンピック&パラリンピックが、どの様に国際的な役割を担うべきだったのか?
また2024年、世界が混沌とする中、パリ・オリンピック&パラリンピックを
みなさんがどの様な大会として MOVEMENT を創りあげていくべきか?

歴史を学びながら、しっかりと自問してみましょう!!
モナ・リザは皆さんに、今日は何を語りかけますか?


★モナ・リザ:レオナルド・ダ・ヴィンチ作
レオナルドの自画像など様々な伝説がある微笑み / ルーブル美術館



★今!! 君達は歴史が刻まれた石畳を歩いている!!






★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★SHORT TRAINING in CHANGWON / 韓国

ヨーロッパツアーの激しい戦いの合間に、日本国内から SHORT TRAINING
関西〜関東へ行くか? 関西〜韓国へ行くか? だいたい同じですよね?
韓国にはこの昌原・CHANGWON を始め、各地に20面以上ある大型ハードコートの環境があり
日本の5〜6月、梅雨の雨天を避け思い通りの SHORT TRAINING が可能です
コロナ禍前には個人的に IMGアジア校 を誘致したらどうかとも思っていましたが
コロナ禍で一時中断...ようやくITF WORLD TOUR が回復してくれました!!




ITF WORLD TOUR $25000 のQ64:BYE は無く FULL ENTRIES ですね?
久しぶりに韓国の大会に来てみてましたが、コロナ禍以降に国際活動を始めた選手達も多く
新しい時代へ向かって進み始めてるのが分かります。まあ日本と同じ状況ですね?
25K & Q64 のスタイルは、コロナ禍前のオーストラリアの大会のスタイルと同様ですが
この方が、ある程度ランキングと経験を持った選手に伸び盛りの若い選手達が当たる確率が高くなり
よりトレーニング的な要素が強くなります。他国から参加する選手達にとっても
賞金とポイントが大きいのは有難いですね?
この先10〜20年を見通して、韓国はいつでも日本を抜かして
中国に次ぐ2位の座からアジアTOPの座を伺える存在なんですよ!!
〜〜〜
え? 日本はTOPじゃないのって? とっくに中国ですよ!!
中国はITFで、タイや東南アジアまでテコ入れしながら進出してますし
ATP・WTAでも...日本に比べ賞金は数倍ですからね?
ATP1000上海も加えれば、日本の賞金総額では比べものになりません...
〜〜〜
韓国は、ITF大会のハードサーフェイス化も、2010年台前半にほぼ完了
CHANGWON に今回来てみて確認しましたが、10年毎の本格的改修の真っ只中でした
他の会場もそういう時期で、大型施設を最新の世界基準に JUST FIT した会場に設定するでしょう
ひとたび地震が起きれば崩壊してしまう日本のシステムに対してアジア各国からは
「今更無理してハード化しなくても?」と気を遣って心配されそうですよね?
我がJTPPもアジア内の拠点は 韓国でもいいかな?とも思っています!!




韓国には、ソウルオリンピックテニスセンターを中心に
高速鉄道:KTX の駅がある主要都市で ITF大会 が開催されている他
平昌冬季オリンピック会場に近い YONGWOL や 済州島のリゾート施設など
ハードサーフェイスのITF大会が、男女共多く開催されています
関西からならソウル・釜山共、90分以内のフライトですから
特に西日本の選手達にとっては、東日本か?韓国か?は同条件に考えれますね?
韓国は「地元のトレーニング環境」と考え年間スケジュールを予定すると
大会選択やトレーニングのバリエーションの幅も広がります
〜〜〜
国際活動は、そういう広〜いビジョンで自分を鍛える環境を自分で構築していくのです
今年はこうしよう!! 来年はここまで上げよう!! 再来年からはこうなっていこう!!
行き当たりばったりな活動ではなく、安定した活動でメンタルを安定させ
それを BASE にして、フィジカルやタクティカルも安定的にUP-GRADE し続けるのです
特に私達日本人や韓国人の様に、世界標準よりフィジカル的劣勢を持った選手達は
その様な合理的な計画が不可欠なのは言うまでもありませんね?

過去日本の選手達は、レベルがそう高くならない様に国内に作られた大会でポイントを取り
本物の競争環境の世界基準とは違う DECORATION された RANKING で取り繕ってきました
そこから脱却したのが、ファンドによる高額渡米型の成功とも言えますが
多額な資金が必要という問題は解決していませんね?
21世紀前半、国内DECORATION型でもなく...高額渡米型でもなく...
世界と互角に戦える選手達を安定的に大勢育てる場として
アジア各国やオセアニア各国との連携とその競争環境の発展は
コロナ禍後の分断された国際状況の中にあっても特に重要な課題ですよね?

ヨーロッパで育つ選手達のADVANTAGEとはそういうものなんです!!
TENNIS EUROPE という選手達を鍛える環境が、ヨーロッパ全域に広がってますからね?
それは20世紀から続く幾多の戦争や混乱でも崩れないテニスの精神文化による集合体
ですからアジアも政治的なしがらみを捨てて、テニス文化を多国間で構築するという
共通の理念で動かす事ができれば、決して欧米に引けをとらない競争環境を構築できるでしょう!!
その力量があるかどうかなんです!! 日本には残念ですが見受けられないですよね?
と言うか? 20世紀前半にアジア圏内を混乱させたのは日本ですよね?
21世紀の中国や韓国はどうか? それともインドか?
コロナ禍後、2030年台に向けてどうなっていくでしょうか?
〜〜〜
よ〜し!! ヨーロッパの選手達にも韓国を紹介しておこう!!
ヨーロッパの選手達も毎回チュニジアでは飽きてますからね?
気候がそう暑くなく& OPEN MIND な韓国は気にいると思います
皆さん、すごく礼儀正しく爽やかですよ!!



★OK!! 今年夏は PARIS で会おう!!







★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★AMSTERDAM で SHORT TRAINING & SUMMER TOUR の準備
★AMSTERDAM から6時間で MONTREAL に戻りました

今回の春遠征全行程:
第1週+2週 MONTREAL, CANADA
第3週 SABADELL, SPAIN
第4週+5週 St.MARGHERITA Di PULA, ITALY
第6週 AMSTERDAM, NETHERLANDS にてSHORT TRAINING

AMSTERDAM はまだ寒いですが、クラブがようやく Outdoor Courts をオープンしましたので
今年のクレイの状態を確かめるべく数日練習。毎年良い状態を保ってくれています
え? オランダのチューリップ? 4月初旬でギリギリ咲き始めですね

今回の帰国はカナダ周りを選択し、第1週+2週のMONTREAL, CANADA に到着
丁度この日程はなんと!! 皆既日食がメキシコ〜アメリカ〜カナダを通ります
MONTREALでは皆既時間が30秒程度と短いので
ATP CHALLENGER が開催されている GRANBY に寄らせてもらい見る予定です
GRANBY ではシュミレーターによると170秒程度です
地元テレビでも詳細に報じられていますが、雨の予報はないものの雲りでもダメなので乞うご期待!!
綺麗に写真や動画が撮れたらアップします!!

〜〜〜〜〜

★地中海文明と皆既日食:太陽信仰と空を飛ぶあこがれ

★エジプト文明:太陽神ラーには天を旅する翼がある!!

★太陽コロナを神の翼とし太陽信仰で国を統治した古代エジプト

エジプト...あのピラミッドってどうやって古代の人達が作ったのでしょう?
仮に今の重機を使ったとしても、あの巨大な岩を積み上げただけじゃなく
内部にも複雑な構造が隠されていたり、おそらく大工事になると思いますよね?
大会でカイロや他のエジプトの街に行かれた際には、時間があればぜひ見学してほしいです

所で古代エジプトの信仰では、神々は当時のエジプトにいた動物達をその象徴としていました
古代エジプトの神殿などの壁に描かれたヒエログリフには、たくさんの動物が神として描かれています
犬、猫、鳥、ワニ、カバ、昆虫のフンコロガシなど、数多くの生き物が美しく描かれています
一度本物を見学されると、今でも一部当時の染料が残っていたり、とても興味深いですよ

その中で最も偉大な神:太陽神ラー。猛禽類はやぶさを象徴とし
エジプトの歴代の王:ファラオは、太陽神ラーの子孫とされていました
太陽を神とする信仰は世界中のどこにでもありますよね?日本にもアマテラスとしてあります
しかし不思議? 古代エジプトの太陽神は、なぜ鳥を象徴としたのでしょう?

空を毎日、東から西へ移動する姿が鳥と一致したとしても...
実はもう一つ、古代エジプト文明の人達は、太陽に翼があり普段は強い光で見えない...と考えていました
翼は特別なある時にだけハッキリと見える!!
実際にその太陽の翼を見た人達がヒエログリフに美しく残しています
「太陽に翼がある」という信仰はエジプトだけではなく、後のアッシリアやペルシャでも見られます
また古代ギリシャの全神の王:ゼウスも、ワシに姿を変えて地上界に降りてくる神話が多くありますが
太陽=翼がある=全能の神=鳥類 という信仰は、古代の人達に広く共通していた事が伺えますよね?

みなさんも「太陽にある翼」を見たいと思いませんか?
また「太陽に翼がある」という信仰の事例を、他にも探してみてください!!
実は今年の4月8日現地時間午後、米国〜カナダで約3分間だけ「太陽の翼」が見えるんです!!


★皆既日食の科学的研究、恒星減光現象の宇宙探査への応用

★古代ギリシャでは日食が発生する日時を正確に予測していた

古代の人達は神である太陽が暗く隠される日食は、とても恐怖を感じたに違いありません
部分日食なら気づかず過ぎる事もありますが皆既日食となると
神の御業で天変地異が起こる前兆だと考えたでしょう

実は皆既日食の時には、強い光で普段見えない太陽のプラズマ状の大気:コロナが
黒い太陽の周囲に輝いて美しく見る事ができます。コロナは太陽表面から噴き出た電荷を帯びた粒子
一部は地球まで風の様に吹きつけ、北極や南極で見られるオーロラになりますが
太陽周囲では100万度の高温で輝いています

そのコロナは太陽の磁波の影響で、太陽赤道周辺で楕円に広がっていて
また地球大気の揺らぎで、あたかも翼が羽ばたいているかの様に見えます
それが古代の人達が見た「太陽の翼」の正体
激しく活動する太陽の壮大な現象を、みなさんもぜひ見てほしいです!!
日本では2035年に、能登地方〜北関東を皆既日食帯が通ります

太陽面を惑星や月の様な衛生が通過する時の減光現象は近年
光の速度で何十年何百年離れた恒星の周りにある様々な惑星を探す観測手段とされています
その中には地球型惑星や水が存在する可能性がある惑星が数多く発見され
地球外生命体も、宇宙には意外に多く存在するかも知れない...との研究も発表されています

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★08.April.2024 TOTAL SOLAR ECLIPSE in GRANBY, CANADA

★皆既中:感動しかないです!! 写真では描写できないですが神の御業(みわざ) を感じました!!

皆既日食の写真を撮った経験が無いため全くダメ写真ですが
実際は皆既になった瞬間、太陽の周囲にコロナがたなびきながら輝き
太陽からオレンジ色のプロミネンスが出てるのが幾つも肉眼で見えました
また皆既の終わりを告げるダイヤモンドリングになる直前
月の影が巻雲の空を走り次の瞬間、眩い強い光がさし太陽が徐々に戻りました
気温も皆既に向かうにつれダウンジャケットを着たくなる程まで下がり
地球+月+太陽の織りなす壮大な宇宙の演出を、肉眼と肌の実感として強く感じました
神の御業(みわざ)と言っても過言ではありません!!


★ダイヤモンドリングの瞬間:月の影が空を走った!! 左右の空の明るさを比較してください

隣で家族で見ていたカナダ人の叔父さんは、皆既が終わり歩き出そうとした瞬間
膝の力が抜けて芝の斜面を転がり落ちるハプニング!!
180cmを超えようかという大男でも腰を抜かしてしまう...皆既日食の強烈なインパクトてす

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★TRAINING & PLEASURE の両立

★モーグル専用コースを3本有する上級者専用のカナダのスキー場

MONTREAL 郊外、目の前の山には残雪がスキー場に残っています
コースを詳しくみてみると、なだらかで幅広いPLEASURE COURSE は無く
斜度40度〜45度、幅は100m程度、斜面にはモーグル用の大きなコブがゴツゴツ!!
リフトの終着点は山頂のみ...これがカナダのスキー場だ!! という設定ですが
初心者や中級者が安易にリフトに乗ると大変な事になりますよね?

ヨーロッパのアルプス周辺にあるスキー場もそういう感じ
アルプスの切り立った岩山を滑るには、相当なテクニックが必要です

日本のスキー場、最もメジャーな北海道のニセコやキロロはどうでしょう?
幅広くなだらかで、スキーだけでなくスノーボードもファンスキーも共用で
最近始めた人でもゴンドラで頂上まで登り自力で降りてこれる設定ですよね?

頂上から自力で降りてこれる...ゴンドラを提供する側の責任でもありますが
テニスでも、安全にケガなく楽しめる...というのもテニスの場を提供する側の責任
利用される側がどういう目的なのかは、事前に確認する必要があります
確認せずにモーグルコースに連れていくのは、やっぱり無責任ですよね?

テニス文化を創り継続していくためには、その全体に幅広く配慮する事が最も大切な事です
TRAINING だけにすると、始めたばかりの方々は危険で難しすぎて離れていくでしょう?
PLEASURE だけにしても、競技を極めたい方々は不満が残り他国の文化を求めるでしょう?

スキー場に色々なコースがあり、それをプロの指導者が適切に提供する
その責務は、スキーであれテニスであれ同じです
指導者はテニス文化に親しみたい全ての方々に、適切な提案をする義務があるのです

日本人の年齢別人口構成を見てみると、公共施設が高齢者向けに傾斜しているのも理解はできます
元々公共施設ではまず、ケガや慢性傷害が起こりにくいという前提ですからね?
加えて日本のテニス文化には他国には無い 軟式 という文化が硬式以上にプレー人口を有しています
日本の公共施設では、それらを考慮してテニスコートを設置されてきたのが今の状態ですね?

そう言うと...国際基準のコートが必要な硬式の日本の選手達は「市民の一部じゃないのか?」と
反感が出てきそうですが、選手も市民の一部であるのと同時に
選手ではない方々が圧倒的多数である事を留意しなくてはなりません...

スキー場に例えて...圧倒的多数の市民の方々はモーグルコースだけのスキー場を望むでしょうか?
逆に全コース上級者用のスキー場で滑りたいなら「カナダに行って!!」と言われたらどうしますか?
平坦な国土に住むオランダの方が、自国でアルペンスキーをする事が望みえない様に
日本の硬式テニス文化も、他国を利用するという柔軟で幅広い考え方も必要ですよね?

その様な国内における全体的な方向性の中に、競技として特別に必須なものを採用してもらうためには?
日本のテニス文化の全体像を、どの様に両立し配慮し高めていくべきなのか?
世界中のあらゆるスポーツ文化が、その答えを静かに教えてくれています

〜〜〜

★MONTREAL〜TOKYO:13時間直行帰国

ヨーロッパからの帰国ですが、今回はカナダに数日トランジットし東京へ
少し遠い航路ですが、フライト中に地上の情勢が気になる事もなくギャレーで喫茶と充分な睡眠...
カナダから帰国すると...今年はまだ芦屋の桜並木が散り染めですが残っていました...

さあ!! パリ・オリンピック&パラリンピック、開会まで約100日です!!


★OK!! 今年夏は PARIS で会おう!!







★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★PAOLINI, SINNER, and Everyone from here!! ITF WTT in ITALY
★ITF M25, W25 St.MARGHERITA Di PULA

バルセロナ、弊社の小谷海太君(現在米国大学留学中)が高校時代にテニス留学していた地
街並みやテニス環境が落ち着いていて、大会も多く、冬もそう寒くなく
ジュニアが長期テニス留学するにはいい環境だと思いました。街の皆さんもとても親切です

さて、地中海は既に春!! 今年はサハラからの暖気が早く北上しています
バルセロナから次週大会のイタリア・サルデーニャ島:カリアリまではフライト60分
地中海を東に大阪〜東京の距離。カリアリからはまだミラノよりバルセロナの方が近いです
流石に...VUELING航空では、ITA(旧アリタリア)が優先Landing で上空待機の旋回でしたが
それでもやっぱり、サルデーニャの海は多分世界一美しい!! 旋回してくれてLuckyでした!!

〜〜〜〜〜

★TOP達が...踏みしめた ITALIAN CLAY!!

動画は、ITF M25 St.MARGHERITA Di PULA での TSITSIPAS選手(当時18歳)
男子では SINNER選手、女子では PAOLINI選手など現在活躍しているTOP達の多くが
この大会で多国籍な出場選手達と対戦し凌ぎを削りあい育っていった
「ヨーロッパの虎の穴」と言うべき大会です

最初は15Kで開催されていましたが、25Kで開催される様になり
東欧圏を含めヨーロッパ全域から選手達が、春と秋のそれぞれ2ヶ月間サルデーニャ島のこの地に集まり
大会中の試合はもちろん、大会間も地中海の温暖な気候の中
トレーニング&トレーニングの日々を毎年送る様になりました

その自然な競争環境に、PAOLINI選手を始め当時のイタリアの若手選手達が毎大会の様に出場し
コテージが点在する VILLAGE には、選手達の吠える声が毎日早朝から響き
みんなその様に逞しく育っていきました!!
その当時の選手達の多くが現在、イタリアのナショナルメンバーとして戦っています

選手達の毎年の通り道には自然にそういう「虎の穴」が形成されるもの
その自然な競争環境が次々と世界のTOPを生み出すのです!!
真剣勝負なら賞金は25Kで充分!! このイタリアの大会ぐらい激しい競争環境であれば
25Kであっても優勝できる実力に達すれば、次はグランドスラム大会が実力として約束されるのです

私が言う世界のTOPへ向かう競争環境とはそういうものです!!
約束は、誰かが作ってくれる訳ではありません!! 試合+試合+試合...自分が自分に約束を与えるのです

〜〜〜〜〜

★CAGLIARI to PULA

★ノーラ遺跡:フェニキア〜カルタゴ〜ローマと変遷する海の要衝史跡
CAGLIARI から約40Km。フラミンゴが棲む干潟を進むと小さな町:PULAに到着
そこが大会会場から最も近い町。更に南へ10Km。
古代ローマ時代:ノーラ遺跡のある海岸線沿いに大会会場があります


★ITALIAN CLAY を攻略せよ!!

みなさん、ただ単にCLAY と思ってないですか?
ITALIAN CLAY は特にバウンドの荒れが強烈ですから...
ローマの FORO ITALICO でさえも相当なバウンドで選手達は考慮が必要です!!
CAGLIARI に入ってから数日、かなりラリーして対応できる様になりましたが
ちょっとやそっと、日本で足元が滑る...程度の練習では全く試合になりませんね?
前週: SABADELL とも CLAY の性質が違います

地元CAGLIARI のクラブのオーナーがとても親切で
大会会場だけでは Practice が不十分なのを知っていて
シングルスで練習できる様にコートを準備してくれてますから
多少クラブ会員の方々が珍しそうに見に来ても、気にせずガンガンラリー&ラリー!!
天気・気温・風などで CLAY は生き物の様に姿を変えますので地元のご協力がとても大きいです
激しい競争環境に入る前には、そういう準備が当然必要ですし
それが可能なサポート体制も必須な訳です

〜〜〜〜〜

★St.MARGHERITA Di PULA

クラブの ENTRANCE には、画像の通りのINFORMATION
ATP CHALLENGER も過去に開催していますので
ある程度ハイレベルな選手達が来ているのは当然ですが
INFORMATION の実績を、サルデーニャ島のこの田舎町で輩出できたのは
ITF WORLD TOUR を毎年春と秋に開催される中、ヨーロッパ中から選手達を迎えるために
クラブとして正しい投資をしてこられたからだと思います

〜〜〜〜〜

★ヨーロッパ中から選手達を迎えるためのクラブとしての正しい投資

画像のセンターコートは元芝生のコートを変更したクレイ
No.8コートは新設、レセプション棟・プレーヤーズラウンジ棟・ジム棟など新設、全照明LED化
一度インドア化に挑戦されるも強風で倒壊...。めげずにPADELを3面新設
選手達を50Kmの道のりを空港まで送迎し、コートのメンテナンスも良い状態を保っています

人それぞれ、WELCOME な気持ちを表す方法は違いますよね?
握手してハグをして...WELCOMEを表す人もいれば
新しい TEA POT & CUP で...WELCOMEを表す人もいます
この大会では、突然の豪雨と雷で逃げ場を無くした選手達に翌年にはラウンジを作ってくれた...
表す方法は違っても、この大会はいつも世界中の選手達を平等に WELCOME でいてくれた!!

毎年毎年その様に、選手達を迎え続けてくれているお気持ちがあって
選手達は、逞しく競争し合い成長し合う事ができたんだと思います
そのWELCOME に、最大限の感謝の意を表したいと思います

★FORTE VILLAGE TENNIS CLUB


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★世界のTOPへ向かう若い奴らがゴロゴロいる!!


うん〜!! 男子にいい選手がいます!!
しかも更にいいのは、日本みたいに雰囲気やお膳立てが無く、簡単に勝たしてくれない環境!!
どんなに輝いてても、自分で壁を乗り越えてくるバイタリティが有るかどうか?
人工的なんはダメなんです。そうすると選手達はバイタリティを発揮せず、自分の保身で
「負けないように...」「負けたらどう言い訳しようか?」としか考えなくなりますからね?

PULA の虎の穴(The CAVE of TIGER in PULA)は
挑戦する事だけ!! 勝つ事だけ!! それだけで集まる場所
MIKALAI 君もそうでしたよ!! 最初トレーニングで海で何百メートルも泳いだり...

イタリアの若手ナショナルも来てますが、人工的にしない方がいいでしょうね?
結局どういう選手達が育つか? は、その国のBASE:土壌なんです
土壌が肥えてるから選手達が育つ!! 土壌を肥やすものとは何なのか?



〜〜〜〜〜

★BETWEEN the WEEKS & ANNUAL SCHEDULE

雨天が続くと大会で PracticeCourts が無くなりますから
会場ではサポート体制を維持するのが難しくなります

ここPULAには、他のクレイの会場はありませんが...
JTPPでは当然サポート体制の維持の為に、他のクレイコートやインドア、加えてジムなど
サポート体制が雨天の影響を受けない様にしています(詳細は社外秘)
またサポート体制の維持にはやはり、ある程度インフラが整備された国の方がBETTER
イタリアかチュニジアか? と言われれば、イタリアの方が有利になります

遠征先の練習でNEW缶を毎日開け、更に試合当日の朝もNEW缶でアップできれば
試合結果に大きく影響する事ぐらいは誰でも分かりますよね?
昨日も練習会場へ任意通う途中に、INTERSPORTS に寄ってNEW缶を調達
選手によっては非アレルギー食材や自分に合った水を調達すること事も可能です

え?遠征コスト? まあ抑える方法は色々ありますし
若い選手が1〜2ヶ月滞在したい...というのも、できなくはないです
25K に同一会場で安定的に出場できるのは、特に男子にとって有益ですからね?

★INTERSPORTS in CAGLIARI


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★TENNIS TRAINING 2H + GYM

数日雨でしたが今日から快晴、2時間練習とジムトレでコンディショニング
施設は充実していますので助かります
イタリアチームもトレーナーを付けてコンディショニングしています
少し見てると...(社外秘)
まあサイズが大きいだけにコンディショニングするMASCLEも大きい訳で...
でも以前に比べ相当合理的に強化しようとしてるのが分かります

以前 PAOLINI 選手はキャシャなイメージでしたが、最近かなりガッチリしてきてますよね?
ヨーロッパで最も非合理なイタリアですらこうですから
トレーナーの合理性が、全世界的な潮流なのは確実です

★トレーニングで使えるサッカー場(人工芝)& 大型スクリーンでは SUPER TENNIS


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★南欧+南米=世界一の難攻不落型に対して

完全に城壁で固められている感じ...トロイの木馬が欲しい!!
第一戦目は途中1st SET 5-1 まで進んでたので勝てる試合でしたが、途中体調不良でリタイア
第二戦目がやばい...ペルーのナショナルメンバーに完全に封じ込まれた試合
1st SET でもう少し取れてれば変わってたかも知れませんが、なんせ難攻不落...
試合中に相手がアウトミス+ネットミス=完全にゼロですので
プレッシャーをかけると逆にこちらのリスクが高まり、速いコーナーへのラリー戦でも対応能力が高く...
サーブがある選手ならなんとかキープも可能かとは思いますが、無い選手では得点率を上げるのが
このコートではなかなか厳しいです。ヨーロッパイチ難しく感じた試合
スコアからは見えませんが、内容は意味のある試合でしたが
この難攻不落の牙城をいかに崩すか? 今年新たな目標が生まれた感じです

★TOPを狙う若い虎達が、既にうごめいている!!


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★選手達+コーチ達、もっとヨーロッパへ!!

日本の大会会場でもそうですが、他のクラブの選手やコーチと情報交換ってとても大事ですよね?
世界のテニスは激流ですから、昨日の流れと今日の流れは全く違うわけで
日本のテニス関係者の皆さん、もっとヨーロッパや米国圏に出てみたらどうでしょう?
日本は特に人的交流の地理的条件が難しいですからね? それを来てもらおうとしてもまず来ません
故に日本のテニス文化が歪曲してる訳で、その是正にはみんなが国外に出て修正し続ける事ですよね?

簡単に例えば...クレイの戦い方について国際級のレベルでは、日本では学べないですよね?
でも世界中の国際大会のサーフェスの半数はクレイですよね?
オムニをハード化すれば世界基準に準拠できた訳じゃないんです

また男子で身長185cm+女子で175cm以上の選手との対戦、国内で年間何試合できますか?
国際大会を作ったからって、出場してる選手が同じ日本人ならポイントが付くだけですよね?
ポイントという下駄を履いた日本の選手って、世界の厳しさの中で勝てるでしょうか?
逆に逃げる事を覚えて、言い訳だけ考えて下駄の履き直しに戻りたくなるだけじゃないでしょうか?

日本の選手達が、世界の厳しい戦いの中で直面するであろう負荷を教える事だけでいいんです
教えて尚、その選手が世界との厳しい戦いを希望した場合に、その QUALIFICATION として
ポイントやランキングは、世界の厳しい環境の中で自分の力で取らせる事!!

虎の親はその子を崖から落とす...獅子の子落とし...とは言いませんが
世界との戦いを伝える側が、不必要にたくさんの大会やジュニア向けの金銭を伴う厚遇や...
選手の資格審査をすべき側が、テニススクールの入会キャンペーンみたいですよね?

若い選手達に必要なもの...
朝07:00からの PracticeCourts, Ball and Stringer
それだけ準備して黙って見とけばいいんです!! それが世界のあらゆる会場での共通!!
与えたって...与えたって...育つのは自分の力ですからね?

21世紀も四半期が過ぎようとしている中、少なくともアジア圏の国際的な競争環境の構築という
日本テニス界の最低限のハードルを越えられず、国内向けの与え過ぎキャンペーンの大売り出しで
ズルズルとリーダーシップを失っていく国なのか?


★春の訪れを知らせる地中海からの強風


★OK!! 今年の夏は PARIS で会おう!!







★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★WE Just STARTED The CLAY COURT TOUR 2024 from SPAIN
★The CLUB TENNIS & The CLUB TOURNAMENT, ITF W15 SABADELL


北半球の 2024 OnSeason は Via MONTREAL, CANADA での STARTED でしたが
MONTREAL の大会終了後当日、6時間半の大西洋越えで In BARCELONA
なんせ気温が既に20度前後まで上がってくれるのが最高です!!
WeatherForecast を見ても、今年は既にスペイン全域までサハラからの暖気が広がり
例年に比べ、暖かいというか暑い春になりそうな感じです!!

★1927年創業:CLUB DE TENNIS SABADELL



EUROPE での CLAY COURT TOUR はギリシャが最初ですが、ArtisticSurfaceなのが嫌で
今年はレベルは高くなりますが、その方が CLAY が楽しいので、SPAIN からスタート!!
しかも会場のクラブが、The TENNIS CLUB という雰囲気で SO HAPPY!!

★SABADELL の市街の至る所に大会プロモーション


★MAIN SPONSOR:LEXUS / 駐車場にもプロモーションカーがズラリ...


★OutdoorClay:16, OutdoorHard:3, Padel:7


★後方にクラブハウス&レストランを望む


★高級クラブらしいメンテナンスが充分行きとどいたクレイ


〜〜〜〜〜

★The WEEK in SABADELL W15


★Q1R:76(3) 64 勝ちました!!

テニスの世界の中心とはこういう所
Q1R から全コート激しいぶつかり合いの戦い!!
層が厚いと言えば簡単になりますが、ハングリーな選手達が一戦でも上ろうと
1ポイント+1ポイントを執念でもぎ取る様な激闘!!

この試合の相手は、スペインのジュニア上位者ですが
Gストロークのキープ力だけでなく、コート内に入り速いタイミングの決定力も有る選手
ポイント効率に少しムラがある時間帯があるので、今日は凌ぎましたが
試合経験を積んでくれば、厄介な選手に成長してくるでしょう!!
〜〜〜〜〜

★Q2R:36 26 苦敗!!

対戦相手はイタリアでいつも一緒に出場していた仲間
何回か練習した事もあったと思います。身長180cmを超えるスイスの大型選手です
強烈サーブも分かってれば返せる訳で、それより厄介なのがGストローク戦のバウンドの高さ
クレイではそれが勝敗を分けるポイント。バウンドを制するものが試合を制します
かなり攻撃的にプレーはできていましたが、リーチの長さで高いバウンドに変えられる試合展開
お互い手の内が分かってる相手だけに楽しいですが、今回は相手に軍配
NICE GAME!! 握手もながくいい試合でした
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★PLAYER'S LOUNGE & STRINGING

選手向け大会コンディションとしては、WATER:2Lボトル+追加可、STRINGING:15ユーロ
レストランでは選手向け特別メニューの提供等

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★選手達を育てるステイタスと持続可能な方策

★CLUB DE TENNIS SABADELL の会員の皆様が支える国際トーナメント

多くのヨーロッパの国々、ここスペインでも
選手達を育てる事に大きなステイタスで取り組まれているのを感じます
大会を観戦されている暖かい目には、ずっと変わらないステイタスが
会員の皆様やSABADELLの街や地元企業や...至る所に残っている!!
その事が選手達を育てる土壌となって、スペインテニスの脈々とした流れを形成させています

しかしもう一方で...創業1927年の歴史あるこのクラブでも時代の流れの中
PADELやジムのプログラムとしてスポーツクラブ的な運営を並行して導入されています
PADEL School も夕刻からナイター時間にかなりのスクール生が楽しまれています
そこがとても大切なんです!! エコノミカルとステイタスの両輪!!

確かに日本のテニス界はまず、それに携わる人達の終身雇用を作る事が最重要課題でした
21世紀に入りようやくおぼろげながら、その課題はクリアされつつあるかな? と思えますね?
その次に選手達をどう育てていくべきか? 東京オリンピックもあり多くの試行錯誤もありました
それらの試行錯誤があって尚、無理をせず海外の文化に任せる方が合理的では? という意見もあります

コロナ禍の停滞から脱出できない日本で、勢い任せではない...合理的な方策とは?どの様なものなのか?
選手育成強化に携わる人達を終身安定させるには、やっぱり一面の多人数制やオムニコートや...
スクールの継続率や...コートの仕切りネットまでも、必要悪でも必要になりますよね?

なぜ日本では持続可能な選手育成強化が難しいのか?
今の日本、みんながどうすればいいのか?知らなさ過ぎて...
みんなで一緒にブレーキの効かない自転車に乗って、坂道を転がり降りていく様な感じですよね?

あれやこれや...いろいろ...暗中模索...
そうじゃなく落ちついて!! 世界中から自然に集まってくる様に...選手達の通り道を作ればいいだけ!!
2024年:PARIS ⇒ 2028年:LOS-ANGELES ⇒ 2032年:BRISBANE
持続可能で落ちついて...選手達がゆっくり育つ事ができる環境を提供してあげればいいだけなんですよ?

実績:イタリアから出てきたでしょ? まあ10年はかかりましたね
予告:次は多分...オランダ・ベルギー辺りから出てくるはずです!!


★MAIN SPONSOR: REXUS のプロモーション=持続可能


★夕刻に行われている PADEL のスクール=持続可能


★OK!! 今年の夏は PARIS で会おう!!







★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★ITF WORLD TOUR INDOOR EVENS in CANADA

★HIGH REGURATION ITF WTT in CANADA
★1st WEEK in BROSSARD W15



モントリオールから30分の郊外、高級住宅地のBROSSARD にSANI SPORTS CLUB があります。
クラブ前にパーソナルシャトルのVOLVOが駐車していますが
大会というより、このクラブにVOLVO がスポンサーとしてついている感じがします。
会場〜ホテル間のパーソナルなシャトルや、頼めば最寄り駅までも送ってくれますよ。
インドア14面のテニスクラブ。スカッシュも併設され、日本で言えば江坂に似てますね。

ジャッジ関連が HIGH REGURATION
Q1Rから主審1+線審1、今日はMQFで主審1+線審2+ボールパーソン2 でした。
大会としては、かなり選手にKindly で整っている大会と言えると思います。
やっぱりまず良い試合ができて...良い試合が見せれて...
それプラス!! 観客の皆様やスポンサーの皆様に!! という順番が正論なんです。
間違えて...TVがどうだとか? イベントがどうだとか?
まず見に来られた観客の皆様の 「あの大会すごいいい試合だった!!」という口コミに
勝るものはないですし、そういう方々は次は必ずお友達やご家族を一緒に連れて来られます。
ですから最低限審判は「見る文化」を求めたい大会では必須!!
カナダ・モントリオールの大会にエールを送りたいと思います!!




大会はクラブの営業を止めずに、施設を大会とクラブ&スクールにエリアを分けていますが
その方が会員が観客として随時参加でき、大会を大いに盛り上げてくれています。
Equipped されたジム、広々としたレストラン、ChangingRoom にはサウナもあります。

え? サーフェイスの速さ? この会場でのポイントを取る具体策? ボールとの関係?
そういうのは弊社固有の Intelligence ですから、所属選手にのみお渡しする情報ですのでね?

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★BETWEEN the WEEKS / ADJUSTMENT for the NEXT VENUE, STADE IGA
★STADE IGA INDOOR TRAINING CENTRE



カナダでトロントに次ぐ最大級のテニス施設。詳しくは追って画像など出しますが
夏に使用するアウトドアのスタジアムやサブコートの脇に、このインドア施設があり
TENNIS CANADA・TENNIS QUEBEC・TENNIS MONTREAL のOFFICEでは
カナダ全体のテニス競技の管理も行っています。
気温5度前後ですが雪はなく、リスが迎えてくれました!!




ケベック州は今日から DAYLIGHT SAVING TIME(サマータイム)
1時間早くなります。ようやくという感じです!!
とは言え、外の気温は今日3度までしか上がらず雪か雨ですが
インドア内は、半袖半パンの Short Style でガンガン練習。
北半球のシーズン開幕はいつも、暖気と寒気が交錯しながら始まります。

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★TENNIS CANADA・CENTRE NATIONAL DE TENNIS INDOOR COURTS
現状一部工事中ですが、インドアハード9面(12面)、クレイ4面、ジム、レストラン、各協会事務所など




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★2nd WEEK in MONTREAL W15


★Q1R:63 63 勝ちました!!
相手のサーブが今日はラインに丁度かかるケースが多く
ゲームを取られすぎましたが、まあスコアメイクでまとめて勝敗的には楽な相手でした。

しかし特筆は、試合中で双方 On the Line のポイントが合計10p以上ありました。
セルフジャッジではどうなっていたか?
主審は座位210cm以上の高さ、経験豊富な線審は鋭くオンラインを見抜いてジャッジ。
そうしてもらっているから、ハイレベルなパフォーマンスがみんな出せる訳で...
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★Q2R:61 63 勝ち本戦に上がりました!!
コロナ禍以降に育ってきたカナダの次世代の選手達。
ベースラインにのせる事を意識的に狙っているかの様な鋭いショットを使える選手が2〜3人います。
この試合の相手はその中の1人。おそらく低年齢期から審判によるジャッジで試合をしてきた神経系。

試合としては、ある程度ラリー戦をしてくれてましたし
こちらはその武器を多用してくるのを逆手に取れば勝ちな訳で...
おそらく相手は、なぜ自分がポイントで上回れないのか? 気づいていないでしょう。
そういうタクティカル能力は、ヨーロッパで戦う為には必須ですから...
相手はフランス人のコーチをつけてトレーニングしているそうで、現状はまだ未熟でも
先々厳しい対戦相手になってくるでしょう!!
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話を戻しますが、国際大会と言って「セルフで...」では試合になりませんよね(私見)。
主審のコールが、仏語(ケベック州公用語)+英語 なのはヨーロッパでもよくありますが
大会コンディションシートを見れば W15 で Bronze badge が入っていて
きびきび他の主審にも試合後にアドバイスをされたり...
審判のレベルが、選手達のレベルを引き上げる事に大きく影響する!! という
明確なポリシーが随所に見える大会であり、またナショナルの方針なんでしょう!!

ITFの大会リストで★が付く、選手達の評価が高い大会とはこういうものなんです。
国によって強化の方針は様々ですが、低年齢期から国際の登竜門までをどういう試合をさせるのか?
コロナ禍後、既に多くの国々で、雰囲気だけではない...合理的な強化策が進行しています!!


★OK!! 今年の夏は PARIS で会おう!!







★ヨーロッパからのメッセージ2024:国際ユースプログラム特別講座
★21世紀の世界を活躍するエリート達へ


★RETURN to CLAY COURTS !!

さあ!! 春がどんどん近づいています...と言いたいところですが、まだ強い寒波が数度はあるでしょう!!

2024年が明けました!!
気温は低くても実は毎日、太陽の角度は少しづつ高くなっています。
夕刻17時まで、日光の下でプレーできる様になってきました!!

NEDERLAND, AMSTERDAM では、まだまだアウトドアではプレーできないですね。
夕暮れが早く、北海からの季節風が毎日冷たい雪かみぞれを降らせますので
インドアでテニスか?それとも氷った池でスケートか?
ん? 日本海側に似てますよね?


※うつぼ公園クレイコート:2023年2月撮影


" MESSAGE FROM EUROPE 2023 "

2024年1月12日、書き初め
ユース諸君、幅広い視野を養い今年もますます国際人へ成長してください!!
現在、石川県で約24000名の方々が避難されています。
北陸4県(石川・富山・福井・新潟)や隣接する県で、今後住居や生活を公的援助でどう再建されるのか?
またもっと大規模な災害となる事が予想されている南海トラフ巨大地震にどう備えるのか?
次の世代を担う若者達に、しっかり正しい道を見抜く視野を養ってほしいですよね?
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★高校生から緊急質問!!
私達の学校は私学ですが、学校では軟式と共用したオムニコートで練習しています。
学校に一度、ハードコートに変更してほしいとお願いしましたが
色々な都合で難しいと言われました。
私達は本当に頑張って部活に取り組んでいて...
インターハイに団体や個人でも出たいと目標を持っています。
よく「日本以外の国にはオムニコートは無い...」
「オムニで練習しても勝てる様にならない...」と聞きますが本当でしょうか?
私達の部活動はムダなんでしょうか? 真実が知りたいです!!

★回答
やはり、完全に間違えて信じてしまっていますね?
実は...日本以外の国々でもオムニコート=人工芝コートはたくさんあります。
オーストラリア・ニュージーランド以外でもヨーロッパにもありますし
北米圏や中南米圏にも人工芝コートはたくさんあります。
世界中の様々な環境で使用してもその利用価値がかなり優れているのでしょう。
ですからまず「日本以外の国にはオムニコートは無い...」と言うのは間違いです。

真実を知りたい!! という事なので調べ方を教えてあげましょう。
みなさんの学校でも世界中のテニスクラブの情報を調べる事ができますよ!!
@インターネットの Google Map で、ある都市をクローズアップします。
A検索で "TENNIS CLUB" と検索すると、その都市のテニスクラブの候補が沢山あがります。
Bあとはそのクラブを詳しく調べれば、コートの種類をはじめ沢山の情報が得られます。
C学校のクラブのみんなで協力して沢山調べれば、世界の地域によっての差も見えてくるでしょう!!
D世界中の学校にあるコートも分かりますし、交流すると共通点もあったりして楽しいと思いますよ!!

★聞いた情報だけでなく、そうやって真実を知る為に自分達の目で見て調べる事。
★交流して、もっともっと詳しくお互いの事を伝えあえば、みなさんの視野もどんどん広がりますね?
★情報を正しく得る権利=★知る権利 はみなさんにとって、とても大切な人権のひとつですからね!!











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