★2021年版 ヨーロッパからのメッセージ



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★海外遠征特待生選抜サーキット&マスターズ大会 2019-20年シーズン



★ヨーロッパからのメッセージ2020







★ヨーロッパからのメッセージ2021最終章

★北海&バルト海文化から学ぶ、年間ピリオダイゼーション

※センター試験対策(笑)@ : ここはどこ??


★南に地中海、北の内陸に入り込むバルト海
※左 : エメラルドブルーの地中海  ※右 : ローマの中心 フォロ・ロマーノ


★ヨーロッパの南には、アフリカ大陸との間に地中海がありますね?

古代文明は、エジプト、メソポタニア、ギリシャ、ローマと、地中海を航路として、ヨーロッパ各地へ広がりました。
その時代、当然世界のまん中にある海は、MEDITERRANEAN SEA.
ラテン語で、MEDI=まん中の、TERRA=土地 ですから、大地のまん中の海=地中海と言うわけです。

ローマ帝国が衰退期に入ったきっかけって何でしたっけ?
地中海をほぼ制圧したローマ帝国が、西ヨーロッパ帝国・東ヨーロッパ帝国に分裂し、崩壊していく最初のきっかけ??

古代ローマの人々は、ローマの勢力が及ばない中欧より北を、ゲルマニアと呼びました。
ローマ帝国の衰退は、このゲルマニアの勢力の拡大がきっかけでしたね?

ゲルマニアでは、海は北にありました。それがバルト海ですね?
バルト海は、ヨーロッパの歴史上、地中海と同じぐらい重要な、人や物資の航行路。
バルト海を学ぶ事により、みなさんはより深く、ヨーロッパの文化や歴史、風土や慣習を知る事ができるでしょう!!


★この大きく内陸に入り込んだ海が バルト海


★バルト海は、氷河期のくぼ地の名残なんです

最後の氷河期は、10万年ほど前。
ヨーロッパの半分は、氷河で一年中覆われていました。

ユーラシア大陸とスカンジナビア半島は、氷河で覆われながらも、くぼ地の陸続きでした。
氷河期が終わり、現在の世界の気温に上昇していく中、氷河が溶け、くぼ地に北海(上図参照)から海水が流入。
現在のバルト海(上図参照)となりました。

故に、バルト海は海溝等がない非常に浅い海。バルト海全体の平均深度は約50m。
浜辺に立つと非常に遠浅で、干潮時には沖の方まで干潟が広がります。

バルト海で有名な琥珀は、ポーランドの浅い海から多く産出されますが、琥珀は樹液が化石化したもの。
バルト海が太古は陸で、巨木の大森林があった事が分かりますね?

内陸で海水の流入が少なく、逆に河川から淡水の流入の多いバルト海は、塩分濃度の低い海水です。
海流も穏やで、冬にはバルト海北部のボスニア湾やフィンランド湾は結氷します。

その穏やかな海で歴史上、交易が非常に盛んに行われ
その航海技術が、やがて大航海時代にアジアへ、そして日本へ文化を運んでくる事になるんですよ〜。



★ヨーロッパ文化の日本への伝来は、飛鳥&奈良時代と安土桃山時代以降

ヨーロッパ文化の日本への伝来は
ローマの建築様式などが、シルクロードを経て日本に伝わった:飛鳥&奈良時代。
大航海時代以降に海を経て日本に伝わった:安土桃山時代以降。

もう一度歴史の教科書を開いて確認しておこう!!

飛鳥&奈良時代の伝来は、地中海の文化が日本へ伝わったのに対し
安土桃山時代以降の伝来は、北海&バルト海の文化が伝わった事を、しっかり区別して理解しておく事が重要ですね?

特に江戸時代。鎖国政策の日本に唯一ヨーロッパの文化を伝え続けたのは、オランダ王国:NEDERLAND
また明治以降、英国の制度を模範とし近代化を進めてきた事も、北海文化の導入と言えると思います。

「今日が良ければ、それでいい!!」という地中海諸国のラテン的な考え方って、日本にないですよね?

近世においては日本が、国づくりの模範として北海&バルト海文化を選択した事は
今の日本の様々な制度や慣習に、大きな影響を与えていますね?

例えば、毎日お父さんが夕食の時に飲むお酒。
日本酒や焼酎の日本古来のものを除くと、ビール派ですか? それともワイン派ですか?

やっぱりビール派という方が多いですよね? それも北海&バルト海文化の特徴のひとつですね。




★カラフルに自己主張しないと、雪の白さに埋もれてしまう…

北欧の街を歩くと、カラフル&カラフル。
多分そうでもしておかないと、冬、雪で街全体がホワイトアウトしてしまうからでしょうね?

最近、IKEA が日本に進出してくれた関係で、北欧の家具やグッズが大流行していますが
北海&バルト海文化は、意外にカラフルなデザインや、斬新なデザインが多いですよね?

建築やデザインを学びたいなら、北海&バルト海文化の国へ行くのがよいと言われていますが
冬の寒さに負けず、それと調和しながら、個人主義的な自己主張もかなりあって
独創性をあまり制限しない、自由な雰囲気が街全体にありますよね?

オランダで、マンションの窓がひとつひとつが違った形をしてるのを、見かけた事がありますが
当然意識的にそうしてる訳で、集合住宅の隣でも窓の形は違って当然という個人主義文化ですよね?

ビール文化と一緒に、日本にも個人主義文化を導入できれば良かったと思いますが
日本古来からの稲作文化:みんなで一緒に田植えや稲刈り という同調圧力が、あまりに強烈すぎて
なんちゃってデモクラシーの変な形は、核家族化したはずの日本に、いまだに続いていますよね?


※左 : フィンランド湾を渡るフェリーにて、エストニア国旗がたなびく  ※右 : 北緯59度24分・東経21度42分の石碑


★バルト海沿岸:9カ国

バルト海沿岸諸国って、いくつ国名を言えますか?

最も西のデンマークから、反時計回りに…
ドイツ、ポーランド、ロシア(飛地)
、リトアニア、ラトビア、エストニア、ロシア(本土)、フィンランド、スウェーデン

デンマークからエストニアまでは、時間はかかりますが、ずっとシェンゲン圏ですのでパスポート不要で陸路が可能です。

エストニア〜ロシア〜フィンランドと移動する場合は、ロシアがシェンゲン圏外ですのでパスポートとビザが必要です。
とはいえ、フィンランドでもエストニアでも、道路の青看板には、ロシアの St.Petersburg と標記を見かけます。
高速道路も繋がっていて、国際列車やフェリーも最近は結構ハイグレードだそうです。

ロシアを経ずにエストニア〜フィンランド〜スウェーデンと移動する場合は、海峡を渡るフェリーが便利。
スウェーデンに渡るとデンマークへは、橋がかかっていますので、車で渡れます。

EU加盟国は今、27カ国ですから、約3分の1の国が、バルト海沿岸国です。
歴史上、北海&バルト海は、西は英国〜東はロシアまでの交易自治都市協定:ハンザ同盟 が有名ですが
ローマの衰退後の中世、ヨーロッパにおける文化や経済の発展に大きな役割を果たしました。

現在でもバルト海は、車や物資など輸送航路として沿岸国にとって非常に重要です。
現代版ハンザ同盟会議が、今でも時どき再開されたりしていますね?

テニスの大会の開催地を調べていると、「これってハンザ同盟?」と思わせるようなスケジュールになっている場合もあります。
ヨーロッパでは、国ごとに分けて大会を検索するのではなく、広域的に、地中海・北海・バルト海と調べると
繋がりのよい遠征スケジュールが組めますので、覚えておきましょう!!


★ヨーロッパの歴史が育てる選手&クレイコート
※上段左右 : 新設されたオランダのナショナルトレーニングセンター:クレイコート
※下段左 : ハードコート(デコターフ) / 下段右 : 充実したショップで安定したストリンギングが可能
※その他、インドアハード(デコターフ) ・ ジム ・ ケータリング など



★クレイは、夏の選手達のフットワークと冬の厳しい寒さが育てる

クレイコートって、生きていて育つものだって知っていましたか?

新設された時は赤ん坊。 冬の厳しい寒さ、夏の選手達のプレイ、そして
キーパースタッフのおむつ替えとも言える整備で、年々育っていくものなんですよ。

オムニと同じに考えてしまって、ラインの中だけ適当にブラシがげ…では困りますね?

ヨーロッパでも、状態のよいクレイコートは、緯度に比例すると言ってよいでしょう!!
イタリア、スペイン、ギリシャなど地中海沿いのクレイは、かなり荒れた感じで、バラスが露出していたり穴があったり
整備を充分しても、冬にしっかり固まっていない分、どうしてもクレイが落ち着きませんね?

中欧以北、北海&バルト海周辺のクレイコートは
冬にマイナスの気温がながく、凍土化した状態で11月〜3月は赤ん坊の様にぐっすり眠らせますから
4月になると、最高の状態で、選手達のプレーを支えてくれます。

時どき、クレイの使い方を知らないアジアの選手が、冬にクレイに入り込んで練習したりして
クラブの支配人やキーパーさんに、ひどく叱られる事がありますが
冬は、クレイを絶対に起こしてはいけません。

特に新設して3年、3回の夏冬をクレイが経験する事により、しっかりとしたテニスコートに成長します。
コートキーパーという仕事の重要性も、選手としてしっかり認識して、常に敬意を払うのも選手のマナーですね?


★冬期間はトレーニング!! という考え方

ヨーロッパで活動していていつも思うのは、ヨーロッパってスペインだけじゃないよ!! という事です。
日本の選手達がヨーロッパのアカデミーを選ぶ時、なぜか決まってスペインにあるアカデミーを選びますよね?

多分、通年滞在すると中欧以北は冬期間インドアでトレーニングがメインになるのが気になるのでしょう。
でもよく考えてください。中欧以北からも、多くのTOPが育ってきてますよね?

むしろ、冬期間しっかりフィジカルをつくる事を主題にしてしまった方が、夏期間試合に集中できるでしょうし
遠征〜遠征でも、フィジカルが落ちなければ、その分試合結果に出てきますので
その方が合理的と言えるかも知れませんね?

実際、フィジカル主題でトレーニングしたとしても、それが結果に結び付くのは、少なくとも2ヵ月。
最低3ヵ月集中的に鍛えないと、選手本人の感覚としても変化を実感できませんし
変化を実感できなければ、メンタル的な効果も得る事はできない訳ですから
シーズン制で、冬期間は決まってトレーニング期というピリオダイゼーションの方が
テニスという競技においては利が多いのかも知れません。

日本の様に、中途半端に暖冬だったりして、アウトドアができてしまう中緯度地域の選手達にとって
ヨーロッパの多くの選手達が採用している、冬期間はトレーニング!! というピリオダイゼーションも
選択肢として間違ってはいないと思いますね?




★サンタクロースの故郷、フィンランドの夜空にはオーロラ


★ようやく日本全域、木枯らしも吹き、雪の便りも届いてきました

今年は、全国的に寒い冬という予報の様です。
最近の気候は、夏冬の寒暖差が極端になる傾向がありますね?

気象学者によると、地球温暖化で極地の氷の融解が、極端な寒暖差の原因となるみたいです。
確かに、ヨーロッパを往復する際、北極海上空で、極地の氷が以前より少ないのがハッキリ分かります。

クリスマスに向け準備するサンタクロース達も、上着を脱ぎたくなってるかも知れません。

フィンランドの冬には、一日中太陽が昇らいない日があります。
逆に夏には、夜でも薄ぼんやり明るく、白夜と呼ばれていますね?

また夜になると、空にオーロラが見える日があります。

オーロラとは、太陽からのプラズマ(電荷を帯びた粒子)が地球の磁場に集まり、大気と接触し発光する現象。
という事は、夏でも冬でもオーロラは発生してますが、白夜では見えにくいので
冬がオーロラのシーズンとなるわけですね?


★サンタクロースも、もうすぐ出発!!

ンタクロースの由来って知っていますか?
4世紀の東ローマ帝国、現在のトルコの神父:ニコラウスが、貧しい人々に煙突から金貨を投げいれて
暖炉に架けてあった靴下に金貨が入った逸話が、由来とされています。

オランダでは、聖ニコラウスの命日の12月6日に、「シンタクラース祭」を祝う習慣があります。
聖ニコラウスは、オランダ語では「シンタクラース」。 サンタクロースという呼び名は、そこからきている様です。

相棒のトナカイですが、実はヨーロッパの鹿としては、現在は少数派。
毛皮を獲るために乱獲されてしまったんですね?
現在は、大きな角のヘラ鹿が圧倒的多数で、道路によく飛び出してくるので、注意の看板が立てられています。

いくらなんでも、ヘラ鹿では、サンタクロースもソリを操るのに角がじゃまになるでしょうから
やっぱり従来通り、トナカイを増やす方向で、自然を保護していく必要がありますね?

現代の、地球温暖化などの環境破壊や、コロナをはじめ新種のウイルスなど
色々と厄介な事が現実的な問題に発展した 2021年でしたが、みなさんはどのような一年でしたでしょうか?

やっぱり、サンタクロースは厚着していてほしい!! と思いながら、2022年へ向かいましょう!!





MERRY CHRISTMAS & A HAPPY NEW YEAR!!
※ヘルシンキ大聖堂
※ヘルシンキ市街では、大聖堂からの鐘の音が時を知らせます









★2021‐22シーズン:北海道大会レポート

純粋な選手達に出会えて、すっごく=なまら、HAPPYでした!!

札幌だけでなく、旭川や函館や、帯広から泊りがけできてくれた選手もいました。
MANY MANY THANKS!!

やっぱり、目の輝きが良すぎますよね。
選手達といっぱい話をしましたが、それぞれ地元の環境で、特に冬期間、頑張っている話をしてくれました。

今大会も、冬に向かう天気で、断続的に雨が降り始めていました。
気温が下がれば、その雨は雪に変わります。

アウトドアでテニスができるのも、この日程が最後ぐらい。あとは来年春までインドアになりますね。
平岸庭球場も、来年3月までは冬季閉館との事。

そんな中でも、選手達は世界を目指して頑張っています!!

そこで、平尾コーチから、北海道の選手達が元気になる話で、北海道大会を締めくくりたいと思います!!




★実は、ヨーロッパと北海道は、良く似た気候なんですよ〜

ヨーロッパ、特にアルプス山脈より北側の国々の気候は、北海道とそっくりと言っていいと思います。

緯度的には、イタリアのミラノで札幌より少し北ぐらい。 パリやロンドンは稚内より北に位置します。
ですから、夏の昼間の時間や冬の夜の時間の長さが、似た感じになるのはそのせいです。
ヨーロッパでは、冬は本当に昼間の時間が短くなります。

気温は、大西洋を赤道から流れる北大西洋暖流によって
寒帯には属さない気温ですが、それでもやっぱり冬はマイナスになり寒いです。
冬にアウトドアでテニスができるのは、地中海沿岸国(スペイン・イタリア・ギリシャなど)の限られた地域だけになります。

ヨーロッパの選手達は、冬場はインドアで練習します。北海道の選手達と似てますよね?
一見、テニスには不向きな気候のヨーロッパが、世界で最もTOP選手を輩出している地域。
どうやって、冬場の寒冷な季節を過ごしているのでしょうか?

北海道の選手達知りたくないですか? 絶対、みんなの地元の冬期間の参考になると思います!!



※FINLAND : 左 ITF World Tour ・ 中央 ATP Challenger ・ 右 ヘルシンキ大聖堂


★寒くても、冬にインドアでも、世界のTOPは育ってくる!!

そういう風にヨーロッパでは、寒くても、冬にインドアでしかプレーできなくても
アルプス以北の国々から、世界のTOPは次々誕生していますよ…。

もっと言えば、ロシアや北欧なんて、冬にオーロラが見える地域もあるぐらいで
その様な、北海道より遥かに過酷なテニスの環境からでも、みなさんが良く知っているTOP選手達が育ってきてますよね?

ヨーロッパの、ほとんどの国で、テニスはシーズン制スポーツ。
夏場、4月〜10月のサマータイム期間は大会がたくさんあり、アウトドアのクレイでプレーします。

ヨーロッパの夏の気候は、日本の様に梅雨も無く湿潤でもない、カラッと乾燥した気候です。
サマータイムで日暮れが非常に遅く、ナイターが無くても、充分すぎるぐらいテニスで凌ぎを削れます!!

逆に冬は、雪が無くても気温がマイナスになる事も多く、アウトドアではボールが飛ばなくなります。
当然、インドアで暖房で気温を暖めながら、半袖・半パンのショートスタイルでプレーします。

また大会の少ない冬場に、みっちりフィジカルトレーニングを積んで
ひと冬で、フィジカル能力を充分に鍛え、次のサマーシーズンに備えます。

そういうサイクルが当たり前のヨーロッパの選手達は、冬に無理してアウトドアでプレーする様な事はしません。
もし冬にアウトドアのコートを使っていたら、多分クラブのオーナーに叱られるでしょう!!

テニスは、通年変わらず練習し続けるものと思っている方が、日本では多いかもしれませんが
実は世界のTOPを最も輩出しているヨーロッパは、夏と冬で全く異なるトレーニングをしています。

どうでしょうか? 北海道のみなさん…寒い地域は強くなれないなんて思っていませんか?
米国のフロリダの様に、暖かい気候が強い選手を育てる…と勘違いしていませんか?


※ESTONIA : 左+中央 ITF World Tour ・ 右 バルト海を渡るフェリーより


★冬場にフィジカルを作るというスケジュールで専門家に頼もう!!

冬の寒い期間、シーズン制にして、フィジカルの強化期間に当てるにしても
ジュニアだけで先輩から引き継いだ素人のトレーニングではなく、ちゃんとトレーナーを雇う事ができればBetterですね?

身体の様々な運動能力を数値にして測定し、強化されていくのを客観的に選手自身が知る事ができれば
冬の数カ月間でも、目標意識や動機が薄れず、次の夏の準備ができます。

またそうして合理的に鍛えたフィジカルは、メンタルの強化にもつながり
総合的な選手の能力の強化に発展していきます。

言いかえれば、冬にボールの打ち合う数は多少減っても、選手としての強化には影響が出ないわけですね?
通年、大会〜大会〜大会では、フィジカルやメンタルの強化が充分できず
かえって選手としての成長のブレーキになっている場合もあります。


日本のジュニア達の年間スケジュールを考えて見てください。
次の大会〜次の大会〜次の大会…。一年中、延々と続いていますよね?
その様な、内地がやっている事って、実はトンチンカンな場合もあります。

多分、ロシアの選手に聞いたら、そんな通年一瞬の休みの無いスケジュールなんてありえない!! と言うでしょう。
内地がやってる事を客観的に観察して、おかしい部分は削除してしまって、北海道スタイルって言っとけば全然OKですね?

トレーナーと一緒に、北海道の冬場に、フィジカルトレーニングで徹底的に強化してみてください!!
そのピリオダイゼーションから、世界のTOPが育ってくる事は、ヨーロッパの多くの事例が証明しています!!


※NORWAY : 左 フィヨルドに削られた港 ・ 中央 ITF World Tour ・ 右 サーモンが主食


★土産子は、土産子なりが BEST!!

日本は南北3000km。 それをみんなで一緒にと、同じ強化策では厳しいですよね?
そもそも、オムニコートが湿潤な気候に合ってる…と言っても、湿潤じゃない地方もあり、雪とオムニは最悪ですし…。
その事を取ってみても、北から南、それぞれ異なる気候や風土に沿った、テニス文化になるのは当然ですね?

北海道のみなさんにとって、最も適した選手の強化策を作っていくのが、BEST!!

もちろん、世界基準という大きなSTANDARD はありますが
東京がその、WORLD STANDARD のテニス文化かと言えば、そうではない…。

東京とて、世界から見れば、太平洋に突き出たユーラシア大陸の東のはずれ。
ましてやテニスの中心:ヨーロッパから、経度で135度は離れている、かなり遠隔地ですよね?

「北海道は、ロシアとの交流を、選手の強化策にすればいい」と個人的には思いますが
それをいくら中央に提案しても、ご都合が悪いですからね?

結局、テニスで極東アジアの中核にでも発展できる要素があるのに、ご都合によって現状維持?
どこからか「やってられね〜よ!!」と聞こえてきそうですが、北海道と東京は違って当然なんですよ!!














★ヨーロッパ遠征特待生選抜2021‐22 Pre-Education


★日本各地を周る前の Q&A


2021‐22年 WinterSeason は、日本各地のジュニア選手達と会い
今現在の日本のジュニア達の、テニスのレベルの確認や、色々情報交換もしたいと思い付き
札幌・関東・関西・九州で、2022年のヨーロッパ遠征の特待生選抜大会を、開催する事にしました。

そう思って要項を出したとたん、選手達からは反響があり、逆に地元スクールからアレルギー反応の様なものもあり
趣旨が今一つ、ご理解頂けていないようなので、当 「ヨーロッパからのメッセージ2021」 で、よくある質問 Q&A をする事にしました。
できましたら、ヨーロッパ遠征特待生選抜大会にご参加頂ける選手・保護者・コーチの皆様に、ご一読頂ければ幸いと思っております。


★Q : 15歳ですが、海外遠征って本当に必要ですか? 素朴な質問ですいません…

いい質問ですよね? その質問が、最も多く寄せられる質問です。
もしあなたが将来、プロ選手になって世界で活躍する事を目指して、今テニスに打ち込んでいるなら
遅くともジュニアが終わる18歳以下までには、数回は海外遠征をしておいた方がよいと思います。

ただし遠征先は、海外の有名アカデミーではなく、ヨーロッパや北米で開催されている国際テニス連盟の大会(ITFJr)や
TennesEuropeJunior や USTAJunior などの、世界のTOPを輩出しているジュニアシステムの大会に出場する事をお勧めします。

よく海外遠征を、海外の有名アカデミーに短期で入校する事と同じと考えている方が多いですが、そうではありません。
数年単位の長期入校ならまだしも、短期数週間程度、どこのアカデミーに入校したとしても
時差や環境の変化に順応する日数などを考慮すると、あまり効果が無い、または多少効果があってもすぐ消えてしまう…
その程度のフィードバックしか得られないと思います。

私が勧める海外遠征は、自分の実力を試すための、ハイレベルな環境の大会出場です。
自分が日本で感じているテニスのレベルの負荷と比べて、TennisEuropeJunior や USTAJunior はどう感じるか?
ヨーロッパや北米の ITFJunior大会は、勝ち上がれたか? どう感じたか?
そしてその体感した負荷を克服し、ハイレベルな環境で育った選手達に勝つために、何をトレーニングすべきか?

その具体的な目標を得るために、コーチから聞くばかりでなく、自分のプレーでその負荷を感じる事が
その後の成長にとって、非常に大きな原動力になるという事について、確信をもって勧める事ができます。


★Q : 日本国内の活動だけで、世界のTOPを目指す事はできないでしょうか?

残念ながら、現状は厳しいと思います。
なぜなら、日本国内の選手育成の環境が、インターナショナルな基準と、あまりにかけ離れているという点。
そして、そのインターナショナルな基準とのギャップを、国内のテニス関係者が共通認識し、行政など様々な公的な協力も得ながら
今から急ピッチで改善したとしても、その作業には少なくとも10年、様々な不可抗力的要因を考えると、20年は必要だと思います。

あなたは、今何歳ですか? 年齢に20年足してみましょう。
その年齢まで、あなたはテニスプロフェッショナルの現役を続ける事ができますか?
もちろん、日本国内の環境が、インターナショナルな基準に改善されていくことが、最も好ましい事ですが
それが完了するまで、あなたが国内だけの活動で待ち続ける事は、あなたのテニスキャリアとしては、マイナスになりますよね?

今、生まれたばかりの赤ん坊の子だったら、20年後には、日本国内の活動だけで世界のTOPを目指す事ができるよ!!
そう言ってあげられるかも知れません。


★Q : 日本の環境をどのように改善するばよいのでしょうか?

日本の環境を改善するためには、多くの時間と経費と、テニス界や行政の理解が必要ですし
現在の環境も、発展途上過程の中、様々な状況でそうなった面もありますから、それを否定している訳ではない
という前提で記載致しますが、下記の様な部分について、インターナショナルな基準と、日本の育成環境は大きなギャップがあり
それらは、日本の選手達が、国内でトレーニングして、世界のTOPを目指す事の妨げになっています。

@ハード&クレイのインターナショナルな基準を回復する事
国際的に見て非常に稀なテニス環境の日本。砂入り人工芝化が進み過ぎ、世界とかけ離れた環境になってしまっています。
公共施設において、サーフェイスの多様性の必要性を伝えきれていなかった事が原因でしょう。
公共施設においては、多目的に利用する場合だけでなく、選手の強化や大会で使用する事も想定されますので
行政に対して、国際基準に準拠する必要のある硬式テニスの、サーフェイスの多様性を
伝えきれていなかった事は、非常に悔やまれる日本テニス界の失策ですね?
ようやく国体の使用サーフェイスにハードコートを採用した事で、日本各地に大型公共施設のハードコート化が進みつつありますが
それも黙っていると国内全てハードになってしまいますので、クレイの必要性、高齢者やプレジャー用には砂入り人工芝の必要性を
行政に充分認識して頂く必要があると思いますね?

Aジュニアの公式戦でシーズン制のような整理されたスケジュールへの改善
今のジュニア選手達は、県・地域・全国・国際の全てを、毎年繰り返しプレイする事を求められ
一年中、大会〜大会で、日曜日に自宅にいるのは年数回…という生活を送っていますよね?
コロナ禍があると、日程が大きくずれ込み、真冬にサマージュニア大会を行っている県もあります。
もう少し整理して、季節ごとに大会を集約するとか? ランキングによって県レベルの大会はパスできるとか?
また、大会がたくさんある事はよい事としても、出場するかどうか? 選手が自分で決めれるシステムにすべきですよね?
ジュニアや保護者の健全な生活に対し、大会スケジュールを作る側が配慮する事は最低限のスタンダードです。

Bホームのある選手を育てる事、選手が自分のホームを創る事
大都市では選択できる選手育成環境がいくつもありますが、地方都市や過疎地などでは選択肢が限られ
毎日車で片道2時間かけて、わずか90分のレッスンに通っているジュニア達もいます。
土日の活用や学校施設の活用も含め、少なくとも一日120分×週5日の練習環境は
日本のどこでも、ジュニア達に提供できるような、ジュニア育成環境の整備が必要ではないでしょうか?
また逆に大都市では、選択肢が多く、とっかえひっかえ一年間に何度もホームの練習環境を変えているジュニアがいますね?
ホームの練習環境に不本意な点がある場合には充分、コーチやスクール・クラブと相談して、まずよい解決策を一緒に見つけていきましょう。
それが、試合の課題を克服するための信頼と連携に繋がっていきまからね。
その様に、選手・コーチ・スクール・クラブが、信頼と連携を保ちながら創り上げたホームは
選手がプロとして活躍し世界を飛び回る生活になっても、選手をずっと支えてくれるでしょう!!
ジュニアの間に、そういうホームをしっかり創りあげておく事は、テニスを創りあげるのと同じぐらい選手にとって大切な事ですね?
具体的に、選手のレベルが上がっていって、スクール・クラブのレベルが合わなくなった様なケースでも
週回数で調整する⇒プライベートにする⇒月1回でもプライベートにする⇒年1回近況報告にスクール・クラブに帰える
それが選手が育っていくという事ですし、選手側もホームは自分の選手活動の基礎石だという事を覚えておきましょう。

Cコーチの国際化
海外経験の必要性は、ジュニア選手だけでなく、指導するコーチについても同様です。
多くのジュニア選手達を指導するコーチの指導が、国際基準である事は非常に重要ですよね?
コーチが選手に帯同して海外へ遠征したり、また国内においても試合会場へ帯同する事は
試合の現場での指導と共に、どんどん進化し変化していく世界のテニスに一早く更新していくために欠かす事のできない業務です。
選手育成を行うスクール・クラブでは、事前にスクール・クラブとコーチとの間で、帯同について充分な打ち合わせが必要です。
また仮にそのスクール・クラブでは、海外遠征や、国内においても試合会場への帯同などができない場合には
その環境をホームとして選択するジュニア達へ、事前に告知しておくべきですね?
スクール・クラブが、ジュニア達の成長をどこまでサポートできるか? コーチの国際化について協力できるか?
選手育成を行うスクール・クラブでは、必ずと言っていい程、帯同と費用負担の問題を抱えています。
選手が全国レベルに成長する前に、その問題への具体的な解決策を検討しておく必要があります。
国際レベルともなると、スクール・クラブの理解を越えてしまい、アレルギー反応になってしまう事も少なくありません。
事前の充分な検討と問題の解決、ジュニア達への告知の必要性は、選手育成において最も重要な課題ですね?

Dスポンサーの確保
どんどん成長していく選手育成では、上記@BCにおいて、スクール・クラブを運営している側の負担が非常に大きくなります。
まず、選手育成のための施設整備には、費用対効果が見込めないケースもあり、スクール・クラブの大きな負担となります。
コーチを大会会場に帯同させるにしても、その人件費や交通費など、誰が負担するのか?
始めは、スクール・クラブが協力してくれていても、長期的には負担しきれず、結局、そこで選手育成がストップしてしまう事もあります。

コーチの帯同費や交通費を、ジュニア選手の保護者に、負担を求めるシステムにする方法もありますが
そうすると、選手自身の交通費・エントリー料+コーチの交通費・人件費=選手だけの場合の3倍 の大きな負担となります。
ヨーロッパではこの点について、選手育成を行うクラブでは、多くの場合スポンサーが付いています。
スクール・クラブと共に、ジュニア選手を一緒に育ててくれる、資金面のパートナーが付いている事は、選手育成の大きな柱となっています。
また米国では、NCAAの観客からの収益を、学生の奨学金として分配するシステムが確立され、多くの学生がそれを利用しています。
テニスでは、DIVISION 1・2 の学生達は大抵、テニス用具一式、ウエア、ストリングなど消耗品、大会出場費用 などは全て支給されます。
日本の選手育成では、選手活動にかかる費用の問題について、まだ整備がされておらず、発展しずらい大きな要因となっています。
この問題はタブーではなくむしろ積極的に、解決するための仕組みを、国内全体で構築する必要がありますね?

@〜Dがクリアされるまでの期間
各スクール・クラブとスポンサーの協力関係、施設における国際基準の育成環境、優れた大会育成システム、優れたコーチの指導がある環境
そういう環境には、選手達は敏感に反応し、国外からでもどんどん集まってくるものです。
どんどん国内・海外を問わず選手が集まってくれば、在籍するスクール・クラブ側も、収益やステイタスも上がるでしょう。
勢い任せのシステムでは、刀を抜いてみたら竹光だった…という事になりかねませんね?
今の日本の環境はどうでしょうか? みなさんの住んでる地域ではどうですか?

上記@〜Dが国内でクリアされるのに、どれぐらい年月が必要でしょうか?


★Q : ヨーロッパのジュニア選手強化システムは、どのような点が優れていますか?

ヨーロッパはテニスの本場!! テニスはヨーロッパで生まれ発展し、世界のTOPをずっと輩出してきました。
そのジュニア育成システムは、各国別ではなく、12歳以下から始まる TENNIS EUROPE JUNIOR TOUR から
国境を超え、隣の国へ遠征しながら、サーキットをまわれるシステムになっています。

ヨーロッパ各国は陸続きですね? しかもシェンゲン協定国間はパスポートも不要です。
電車や車の陸路で、隣の国へ行って大会に出場することができます。 キャンピングカーでまわっている家族もいます。
12歳以下から、色々な国の選手達と試合ができ、様々なプレースタイルや優れた運動能力をもった選手達と
切磋琢磨しながら成長していく事ができます。

今の男子世界No1 : N.ジョコビッチ選手も、ジュニア時代には TENNIS EUROPE JUNIOR TOUR に出場し多くの大会で優勝していました。
男子も女子も、TENNIS EUROPE JUNIOR から ITF JUNIOR に上がり、PRO CIRCUIT へ進んでいきます。
そのステップアップこそ、世界のTOP選手の80%が育っていく階段です。

もちろんそのシステムを支える各国は、ジュニア達の負担を大きくしない様に
ITF JUNIOR と TENNIS EUROPE JUNIOR が連携し、渡航しやすい会場や日程調整しながらスケジュールを決定しています。
そうとはいえ、決して子供扱いしている訳ではありません。厳しいルールに基づき大会が行われ
獲得したポイントにより、全ヨーロッパランキングが、毎週更新され発表されます。

次に進む ITF JUNIOR も同様です。
基本的にヨーロッパのジュニア達は、わざわざアジア圏やアメリカ圏に行かなくても
充分国際経験が積める大会が、車で家族で行ける距離内にたくさんありますから
TENNIS EUROPE JUNIOR でツアーをまわる選手の基礎を作り、ITF JUNIOR でよりハイレベルな戦いへレベルアップしていきます。

大会によっては、ホスピタリティーの付いている大会もあり、滞在や食事がFREEの大会もあります。
日本の現状とは違いますよね? 北海道や九州から、夏に大阪に集まると相当費用がかかりますよね?
スポンサーが付く文化はやっぱり違います。それが選手達の負担を大きく軽減してくれます。

グランドスラムジュニアやグレードAの ITF JUNIOR を目指す選手もいますが
ある程度実績を出せた選手は、16歳〜18歳頃には、PRO CIRCUIT へ進んでいく選手もいます。

12歳以下から始まった国際経験で、PRO CIRCUIT に出場する頃には充分ツアーをまわる事にも順応し
ヨーロッパ内の ITF PRO CIRCUIT から直接、世界のTOPを狙ってきます!!
日本の様に、誰が費用を負担するのか? と、のんきな事を言っている間に、ヨーロッパでは次々世界のTOPが誕生していきます!!

昨日隣のコートで練習していた選手が、明日にはグランドスラムタイトル保持者 という事も、珍しい事ではありません。
テニスの世界の中心の選手強化システムとは、その様に、12歳以下から一気に駆け上がっていく!! そういうシステムです。

但し、その様にハイレベルで厳しいシステムに、日本のジュニア達が突然挑戦した際
心・技・体 の全てにおいて、大きな負荷がかかり、打ちのめされて帰っていくケースも少なくありません。
簡単に言えば、テニスをしていたジュニア達が、突然ラグビーの試合に出場する様なものです。

ですから私達JTPPでは、ヨーロッパの環境について、事前に教育を受けるプログラムを、大会と同時に行っています。
それが世界のTOPの80%が通る階段だとしても、やはりしっかり国内で準備をしていく事が必須ですね?





★Q : もっと楽にポイントだけとれる国・地域の大会の方が簡単な気がします?

ITF JUNIOR RANKING POINT を獲得するためだけを考えれば、強い選手が出場していない国・地域の大会の方が簡単です。
ITF JUNIOR CIRCUIT は RANKING RACE という側面と、国際テニスがまだ広まっていない国・地域への普及の側面とがあります。

その後者
に該当する国・地域の大会は、ヨーロッパなど強豪国の選手達はエントリーしていない場合が多く
同じグレードの大会であっても、実質的には、レベルの差がある場合もあります。
ポイントを取れればいい…という風に考えるなら、発展途上の国・地域の大会へ遠征した方がいいようにも感じますね?

しかし、そこをよく考えてみてください。 仮にポイントが取れランキングが上がったとして
その選手の実力は上がったのでしょうか? 世界のTOPに一歩近づいたのでしょうか?

ジュニアの国際活動では、選手としての成長 と 実績としてのポイント が一致しない場合があります。

どちらを選ぶか? ジュニアという事を念頭にすると、私達JTPPは、厳しい環境の大会を選ぶ事を勧めます。

発展途上の国・地域では、病気や衛生面の問題、治安や紛争などの問題など、渡航させる際に特別な注意が必要な場合が少なくありません。
しかもそこで獲得したのは、一年間で消えてしまうポイントであって、選手にずっと残る自信ではありませんね?

ジュニア時代に、むしろ簡単にポイントが取れない厳しい環境で鍛え上げ、PRO に転向してから大きく実を成らせる!!
それが、ヨーロッパで行われている、世界のTOPへ続く強化の階段です。

負けても、負けても、負けても、挑戦して続けてみてください。 ヨーロッパのジュニア達はみんなそうやって挑戦しています!!
身体が小さいから、全く無理? そうではありません。 ヨーロッパで身体が小さくても勝っている選手がいます。

1ポイントづつ、1ゲームづつ、どう取れたか研究しましょう!!
そう思って楽しんで挑戦していれば解決策が見えてきます。それが世界のTOPの80%が育つ環境で得た勝つための策です。
その策は、おそらく世界のTOPを倒す策に、続いているはずです!!

世界のTOPを倒す策を、ジュニア時代にたくさん獲得しましょう!! そのために多くの時間をかけましょう!!
そうやって世界のTOPと戦う自信をたくさん身につけて、満を持して、プロに転向する事。

その道が、世界のTOPへ続く本当の道だから!!
私達JTPPは、順応する能力の高い若い選手達へ、ヨーロッパへの挑戦を勧めるのです!!


=ヨーロッパヘ挑戦する若い選手達へ=








★なぜある、インドア? ヨーロッパテニスの室内の必要性






★インドア施設は、ヨーロッパのテニスクラブでは必須の存在

秋が早いヨーロッパ。

北欧では9月中に、中欧以南でも、10月末の夏時間が冬時間に切り替わる頃
ほとんどのクラブで、アウトドアからインドアに、会員が移動します。

ヨーロッパの名の通ったクラブでは、アウトドアクレイに加え、必ずインドアがあります。
逆に、アウトドアだけ…インドアだけ…といったクラブは、非常に少ないです。

上写真の様に、夏場、アウトドア・クレイとして使っているコートに、エアードームを冬だけ設置する場合もあります。

インドアのサーフェイスは、ドイツやその周辺国では、カーペットが主流。
近年、インドアに、デコターフのハードにしているクラブも、全体の3割程度ありますが
上下写真の様な、色合いのいいカーペットや、ラバーも多く、全体としては7割程度は、カーペットかラバーです。

インドアコートで、クレイにしているのは、牛舎をテニスコートに作りかえた様な施設では、極稀にあります。
日本のどこかの有名公共施設で、室内でクレイにして、照明がどうのこうの…と言っている施設がありましたが、トンチンカン…。

室内温度は、20度程度に暖房。
コートの後ろは、日本の様にネットではなく、大抵、分厚いカーテンでホールを受け止めます。
保温効果が、カーテンの方がよいからでしょう。
プレー中は、上下ともショートになって、汗だくでプレーします。

ウエアは、ヨーロッパのテニスにとって、ルールで決められたテニスをする際の、ミニマムスタンダード。

そう考えると、ヨーロッパテニスが考えている INDDOR の存在意義が、分かってくるでしょう!!
日本とヨーロッパ、INDOOR の意義の違い…、あまりに大きすぎる、テニスカルチャーの違いのレポートです!!





★テニスの歴史と OUTDOOR or INDOOR??

中世ヨーロッパで競技として成立した、ジュ・ド・ポームを、テニスの起源として仮定するなら
テニスは元々、インドア競技だった?? という事になります。

いきなり余談ですが、最近、ヨーロッパでテニスに似たニュースポーツ、パデルテニス。
アクリル板で囲われた、ショートテニスぐらいの広さのコートで、スカッシュの様に壁にボールがぶつかるのもOK!!

そんなものにテニスという名前をつけるのは可笑しい!! と批判をするのはいかがなものか?
ジュ・ド・ポームこそ、パデルテニスの直接の起源と言ってよいのではないでしょうか?
批判される覚えはない!! とパデルテニス派に、鏡がえしにされそうですね?

テニスが、アウトドアスポーツとして成立したのはやはり、ローンテニス/LAWN TENNIS の成立でしょう。

フランスで成立した ジュ・ド・ポームは、その施設があるところでしかプレーできませんが
英国に渡ると、LAWN=芝 の上なら、お庭があればどこでもできるという利便性から、テニスをアウトドアで行う事が主流になり
1877年の初回ウインブルドン選手権へと発展していきます。ちなみにその頃日本は明治維新直後です。

そういう歴史をたどったテニスにとって
インドアでプレーする事そのものは、誰も是非を論じるべきものではありません。

しかし、日本においては、インドアでテニスをプレーする目的が
ヨーロッパのそれと、かなり違ってしまっている事が、なんか日本のテニスって変!! という違和感につながっています。


★雨・日光を避けるための INDOOR が定着してしまった日本のテニス

ヨーロッパの大会で、試合中にかなりきつい雨が降ってきた時の話。

レフェリーがストップをかけるのかな? と思っていたら
その会場のクレイは意外に水はけがよく、コートには水たまりができていなかったので、続行!!

野球やサッカーと同じぐらい、かなりの雨でもプレー中断のコールはなされませんでした。
コートの均一性が保たれているなら、少々の雨は自然の織りなす揺らぎ、風の様なものだという事です。

雨の多い日本では、雨が降っていなくても、インドアでプレーする事に慣れてしまっていて
天気に関係なくインドアを選び、快適 という言葉を当てはめていますね?

ローンテニスにおいては、変化する天然芝を始め、風や雨や日差しも考慮しながら、テニスを攻略する事を楽しむべきもの。
英国で発展した、ゴルフやサッカーなどは、そうした自然との戦いが、必ず含まれています。

また、日差しを避けるため? というのも、何か違和感。
ヨーロッパでは、短い夏に、日差しに当たりたくてしようがなく
レストランは必ず、室内の席はガラガラで、テラス席の方が満員になっていますね?





★気温15度を目安に、OUTDOOR or INDOOR を選びましょう!!

ローンテニスを楽しみたいなら…
年中インドアじゃなく…

春や秋、屋外で快適にプレーできる季節は、積極的にOUTDOOR を選びましょう!! 勧めましょう!!
そうすることで、風や少雨や日光が、テニスを楽しむ一つのアイテムになる事が理解できるでしょう。

冬、気温が15度を下回る様なら、INDOOR を選びましょう!! 勧めましょう!!
INDOOR でも、ウオームアップを脱いで、ショートで颯爽とプレーしたら、かっこいいじゃないですか?

そういう風に、季節ごとにプレーするステージを変えてみると、スクールの決められた時間、汗をかくだけのテニスではなく
テニスの歴史と文化を感じながら、深くテニスを理解する事もでき、生涯、テニスが生活の一部となっていくはずですね?

ヨーロッパで、テニスを生活の一部として、一生涯プレーし続ける方々は、みなさんそういう風に、テニスを謳歌されています。
ついでに、コートサイドでの、カフェやケーキや、ビールやワインなんかも、楽しみの一つにされているのかもしれません?

テニスクラブやテニススクールにおいて、そういう風なステージを提供されれば
スクールの継続率や、広告からの入会率など、毎月毎月の数字の追いかけなど不要になるはずですね?

テニスは、一生涯のスポーツになり得る事は、言うまでもありません。
その楽しみ方を、ヨーロッパの永い歴史に培われたテニス文化が、私達に教えてくれています…。








★世界のTOPが次々誕生するヨーロッパの虎の穴!! チェコ&スロバキア


★チェコ : ITS TENNIS ACADEMY






★スロバキア : TENISOVY KLUB SLOVAN





★そこはもう、東側ではない!!

20世紀を生きた事のある人達は、チェコスロバキア共和国 と続けて記載された方がしっくりきますか?
20世紀の終盤、東西冷戦が終わり1993年、チェコ共和国・スロバキア共和国に分離。 現在は、両国ともEU加盟国です。
やっぱり、EUの自由な経済圏の効果で
パスポートの不要な人・物の往来は、両国に経済発展という大きなメリットをもたらしました。

21世紀に入り早20年。
ドイツから、安い物資や安い賃金の労働者を求めて、外資がどんどん流入。
都市部では、日本のイオンの様なショッピングモールもあり、高層マンションやビジネスビルも次々建設され
再開発(新規開発?)がどんどん進んでいます。

今や両国は、経済的にもEUの中進国として、GDP成長率は共に大幅なプラス成長。
旧時代のインフラのせいで、電車は徐行が時々ありますが、そんな事は気にしない!!

そこはもう、東側ではありません。


★幾多のNO1を輩出した、テニス界の名門

20世紀から、チェコスロバキアは、テニス界の名門。

20世紀の偉大なプレーヤー、マルチナ・ナブラチロワ選手、イワン・レンドル選手は、あまりに有名ですが
今年、TOKYO2020で優勝した、ベリンダ・ベンチッチ選手も、スイスに移籍前は、スロバキアの選手です。
同国出身で、有名な選手、何人挙げられますか?

次々、世界のTOPを輩出できる秘密とは?

ジュニアでも、指導をしているのを見ると、やっぱり基礎基礎基礎…が100回並ぶ程、ベーシックのコーディネーションを教えています。
日本でよく見られる、手先の小技ではなく
フィジカルの使い方、バランスの取り方、ボールのインパクト、スプリットステップや体重移動、アイコーディネーション…。

目新しいもの好きな日本のジュニアスクールだったら
それ古いんじゃない?? と言われて、継続率が気になり、メニューを変えてしまいそうな項目を
しっかり過ぎる程、ジュニア達は叩きこまれています。

世界のTOPを輩出するのに、継続率など問題ではありません!!

隣のコートで、学校帰りにグループでトレーニングしていた小学生低学年ぐらいのジュニア達の中にも
将来、必ずプロで伸びてくるな!! と思わせるセンスフルなジュニア達が、何人もいます。

その様な、ジュニア達が示すセンスは、生まれもった才能という抽象的なものではなく
毎日毎日、指導で培われた、後天的なトレーニングが創りあげたものに、他ありません。

その価値観を、国全体のジュニア育成が共有できるかどうか?
それが、日本でできるでしょうか?



★スロバキア・ナショナルトレーニングセンター


★パーソナルな独自性を育成するのが、トレーニングの基本!!

Under12から、選手としての道がスタートします。
そこからは、一人の選手。みんなで一緒に…という概念はありません。

トレーニング(日本式ではレッスン)は基本、選手1名に対しコーチ1名。
U10ぐらいでも、プライベートでトレーニングしています。

選手のトレーニングプログラムは、多くても選手2名まで。

個々の選手達の、独自のテニスを構築する事が、トレーニングの最も重要な点。
集団の共通点として練習するのではなく、個々の選手の必要性にタイムリーに応じている事が
最も大切なトレーニングの価値観です。

2名の選手にコーチ1名とコート1面が与えられます。 それが毎日、2時間×週5日。
2時間のテニストレーニングの後に、フィジカルだけのトレーニング。 その際は8名程度で行っている場合もあります。

旧東側で良い点は、アスリートとしての能力を、合理的にトレーニングで創り上げるメソッドが、しっかりしている点。
コーディネーショントレーニングも、元々の発祥は、CO-ORDINATION の医学用語(ラテン語)で
運動生理学者のN.A.ベルンシュタイン(旧ソ連)が、運動における神経系の調整能力を表す言葉として20世紀中頃提唱し
その後、旧東ドイツで、7つのコーディネーションに分類され
系統だったトレーニングとして、各競技の選手達に処方されるようになりました。

その様な合理的な選手育成メソッドは、TOP選手の輩出確率を一定に高めてくれるベースとなります。

そこに、ハングリーな競争環境、競い合える大会システム、他国の選手の流入も多い地理的条件、遺伝的な身体能力の高さ。
そして21世紀、自由と経済的豊かさが加わってくれば、その先に何があるかは、誰が見ても一目瞭然ですね?


★年間トレーニングコストは、米国・旧西側の70〜50%

ドイツ市民も時どき、アウトバーンをドライブして、チェコに日用品を買いに行くぐらい、物価が全く違います。
レストランで、ドイツで30ユーロするステーキも、チェコで同じものを注文すると、約20ユーロか15ユーロ程度です。

正式な通貨は、チェコはコルナ、スロバキアはユーロですが、チェコでも日本人が利用する様な店では、大抵ユーロが使えます。

関西の選手達にとって、テニスの年間コストが安価な点は、大事な価値観ですね?

みんなが一度は行ってみたい、米国のテーマパーク的な有名アカデミーと比べれば
1週間のキャンプ費で、両国では、1ヵ月ぐらいは滞在し、トレーニングができます。

冬場、11月〜3月は、インドアでのトレーニングになりますが
そのシーズン制が、アスリートとしての能力をしっかり身につけるために、大きな役割を占めています。

国際大会も、チェコ&スロバキアだけでも沢山あり
周辺国:ドイツ・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・ルーマニア・クロアチア・セルビアと考えれば
陸路で移動可能な範囲で、ヨーロッパチャンピオン=世界のTOP を充分目指せますね。


★市電はエアコン無しの車両が3分の1程度
★コロナテスト会場もちゃんとあり、AntigenTestResult はメールで送信されます


★優しい感じの市民、治安はちょっと気をつけながら…

チェコでもスロバキアでも、日本人を見る目は、物珍しさ感ぐらいで、差別的な感じはありません。
ラテンの底抜けの陽気さとは違って、優しい感じで、英語が通じる人も多いです。

やはり移民が多いのが、EU全体の社会問題。
経済発展中とはいえ、逆に貧富の差が広がったのかもしれません。
通りを歩いている時には、すこし注意が必要です。

旧時代のインフラが限界にきているせいで、電車は時どき徐行か止まったりします。
夏場、エアコンの無い電車も少なくありませんが、気温はそこまで暑くならないので、我慢できるレベルです。

都市部から離れると、大穀倉地帯が広がっていますので、当然便利さは急激に低下します。

そうかと思うと、市街には大型ショッピングモールがあったり、新旧入り混じっている状況ですが
テニスをする環境としては、安価で世界TOPを目指せる環境がありますので
虎の穴と考えれば、挑戦してみるのも悪くはないと思います。









★2021年秋、国境を超える際の注意点 in EUROPE


★APOTHEKE・ドイツ語⇔薬局

ヨーロッパは、各国が陸続き。
空路で移動するより、国境を越える電車やバスの方が
時間の調整がしやすく、荷物の個数や重さを気にしないでよい分、便利だと思います。

実際、パリ〜アムステルダムの移動は
パリ市内から、スリを気にしつつ、わざわざシャルルドゴール空港へ行って
オランダのスキポール空港に着き、一向に出てこない BAGGAGE CLAIM で待ちくたびれて、そこからアムステルダムに結局電車で移動するより
パリで始めから、最高時速300kmのタリスに乗れば、直行かブリュッセルで一回乗り換えでアムステルダムまで着きますよね?

プラハ〜パリの距離なら、鉄道の時刻表が曖昧なチェコ内をゆっくり移動するより、LCCの空路を使おうかなと思いますが
意外にLCCも、荷物を追加すると結構な金額になったり、コーヒー1杯で別途料金がかかりますので
プラハ〜フランクフルト〜パリにして、陸路という手も一案には挙がるでしょう。


★陸路で、ヨーロッパ内を移動する時の注意点!!
お隣の国とはいえ、各国それぞれコロナ感染対策は異なりますので、しっかり事前の準備をしましょう。


@48時間以内の Rapid Antigen Test Result は必ず持参してください!!

空路での国境越えでは、搭乗前に必ず、陰性証明書かワクチン接種証明書の提示が必要ですが
電車やバスでも、国境を通過する際に衛生当局や警察により
陰性証明書かワクチン接種証明書の確認があると思っていて正解です。

時どき、ノーチェックで通れる場合もありますが、それは証明書をもっているだろう…という事ですので
誰かが必要なかったよ…と言うのを聞いて、安易に考えると、大変な事になります。

証明書が無くて、国境手前で下車させられるより、備えあれば憂いなし!!
移動日の前日には、各都市の TestCenter を予約し、検査を受けて、陰性証明書を受け取りましょう!!

PCR検査は、結果が出るまで24時間かかったり、急いで結果がほしい場合に高額になったり…
Antigen検査は、30分で結果がPDFで送られてきますので、移動しながらでも、検査〜結果の受領 が可能です。

入国の際に使える陰性証明書の有効期限は
PCR Test : 72時間前までに検査した陰性結果
Antigen Test : 48時間前までに検査した陰性結果(国によって24時間前まで)

ワクチンを既に接種している人でも、日本で発行されたワクチンパスポートでは、入国する時に認めてくれない場合もありますので
事前に大使館に問い合わせるなど注意が必要です。

各国の入国制限は刻々と変わっていますので、以前の入国制限のままとも限りません。
必ず、移動する前日に、しっかり確認する事が必要です!!


A移動の目的:大会に出場するための CROSSING BORDER である事を証明できる準備をしよう!!

各国の入国制限は、入国の目的により、検疫が異なります。

いくら自分がプロ選手だと言っても、その国の入国制限で、検疫期間や入国規制の詳細が判断されます。

ですから、入国の際に、国際トーナメントに出場するための移動だという事を証明するために
大会主催者か各国の協会に、INVITATION LETTER を請求し、持参しましょう!!

その INVITATION LETTER は、みなさんが大会に出場するために移動している事を証明してくれる書類です。

出場する大会名、選手名・帯同コーチ名、各パスポートナンバー、移動経路、大会会場到着予定日時などをメールで送って
INVITATION LETTER を送ってください!! と依頼すれば、各大会がPDFで作成して返信してくれるはずです。

国境で、WIFIが使えない中
エントリーリストやFACT SHEET をなんとか開いて、この大会に出場するため!! と必死に説明する選手も多い様ですが
INVITATION LETTER をサッと見せて、プロ選手らしく、スマートに BORDER を越えたいですよね?




B検疫を免除してほしいなら、入国申告フォームを事前に必ず送ろう!!

各国の規定で、入国時に検疫を免除してもらうために
入国者用の特別な申告フォームを送る事を義務付けている国があります。

それを怠ると、入国時や入国してから確認を求められた際に
追加の検疫(数日間の自己隔離や陰性証明検査など)を科せられる場合があります。
大会においても、サイン時に、その入国フォームで申告をしているかどうか? 確認される場合もあります。

大会に出場するとはいえ、大会会場のクラブを利用し、宿泊施設やレストランを利用するわけですから
各国の規制を満たしていない場合は、出場を断られる場合もあります。

テニス選手はなんでもOK?? と甘い考えでは、コロナ禍の国際ツアーは通用しません。

EUが作成しているサイトや、日本の外務省が作成しているサイトを、よく確認して
各国の入国制限に沿って、滞りなく安心して試合に臨めるようにしなくてはなりません。

また、各国の入国制限が複雑で、試合に集中できない様な場合や、ジュニア選手達の場合には
それらに詳しい、専門のエージェントに依頼する方が、簡単な場合も多いと思います。


C大会に滞在している際にも、検査を受けよう!!

大会に出場している期間中でも、地元の TestCenter を利用して
少なくとも週に1回は、コロナ感染のTEST を受けるべきですね?

意外に、大会会場、レストランや宿泊施設において、多くの人と接触している事に
気づいていないケースが、多いのではないでしょうか?

移動が無く、同じ会場で数週間滞在する様な場合でも、定期時に検査を受けておく事により
万がいつ感染!! という事態だったとしても、早期発見により軽症ですんだり、隔離で他者に広める事を防げます。

最近国内でも、セルフで調べる事ができる AntigenTestKit が安価で売られていますので
自分で持参し、週1回必ず滞在先で調べれば、なんとなく安心ですよね?

今は、世界的なコロナパンデミックの真っただ中!! 変異株も次から次へ発生している状況下です。
国際プロ選手として、自分自身と周囲の選手達、大会のスムーズな進行に対する責任感ある行動が
最低限のわきまえとして求められています!!


D世界で最もハードルの高い、日本への入国(再入国)

日本の厚生労働省が設定している入国時の検疫 : 水際対策。
たとえ日本人の再入国であっても、非常に高いハードルの検疫が施行されています。

★出発国空港・日本の到着空港で行われる検疫
・出発国で72時間以内に検査したPCR検査の陰性証明書 : 厚生労働省発行の書式が望ましい
・帰国便到着空港内で入国前に抗原検査の陰性結果 : 到着時に検査結果がでるまで30分程度待機
・指定された宿泊施設での数日間の隔離 : 指定された国に過去14日間以内に滞在歴がある場合

★入国後、自宅などで行われる検疫
・自宅や待機所に指定した場所で、入国日翌日から14日間(ワクチン接種証明で10日間)の待機 : 他者と接触不可、公共交通機関不使用等
・14日間毎日、随時、位置情報の確認 : 専用アプリで健康状態の送信と、随時求められる数分以内に位置情報の送信
・14日間毎日、随時、専用アプリで、ビデオ通話による所在確認、位置情報の確認 : 自宅にいる事を顔動画で証明
・随時、自宅訪問にて確認 : 検疫所スタッフが、自宅へ訪問します : 名前・生年月日を口頭で確認
・ワクチン接種証明ができる場合 : 10日目以降に自主的に検査をし陰性が確認されれば、残りの日数の自己隔離を解除できる

2021年10月現在、上記の様な水際対策が施行されています。
年齢に関係なく、みなさん全員、上記の厳しい日本の検疫をクリアしなくてはなりません。

出国する際は、そうでもない様に感じた検疫が、再入国する際に、その厳しさに困惑する選手も、多いようです。

水際対策に従っていない場合は、名前の公表などを含む、罰則もありますので
その内容をしっかり理解した上で、遠征に出発する前に、再入国時の検疫を考慮しておく必要がありますね?









★SEE YOU in PARIS 2024

コロナ禍無観客の 2021TOKYO
テニス競技については、男女共メダルなしで終了しました…残念!!

車椅子テニスで、国枝選手がゴールドメダル・上地選手がシルバーメダル
おめでとうございます。

上地選手は、兵庫県明石市出身という事で、魚の棚(うおんたな)市場を擁する明石市では、地元のみなさんの声援も大きかったと思います。
平尾も時どき、明石鯛のお頭つきのアラを、魚の棚市場のおっちゃんからもらって帰っています(笑)

まだまだ若いですから次、2024年には、明石市にゴールドメダルを持って帰ってほしいと思います。

今回非常にクローズアップされた気温と湿度、競技時間の問題。
ヨーロッパの選手達からは、当然クレームがくるでしょう。

他の競技との調整やテレビの放映時間などもありますから、なんとも言えませんが
ITF管轄の最も大きな国際イベントですから、選手の声が上がる前に、事前に考慮してもらえれば良かったのかも知れません。

多分、ヨーロッパの多くに関係者は、Unfair とまでは言えませんが、Negative なイメージでしょう。

さあ!! 次のパリ大会まで、あと3年しかありません。
実は、パリではもうすでに、2024に向けた準備が、急ピッチで始まっています。

コロナ感染対策も、ヨーロッパ各国、一早くワクチンを普及させ、市内の至る所に COVID-19 TestCenter を設置して
より多くの検査数に基づいた感染状況の把握で、合理的に感染を抑える方策が、より迅速に実施されています。

早めに一度、パリ市内の様子を視察されると良いかと思います。
DIRECTION PARIS 2024!!



★予備知識 : ヨーロッパの感染対策のスピード感

ヨーロッパでは、日本様に、熱がある等の症状が発症してからウイルスの有無を検査するのではなく
市民が、室内施設を利用する時や、パーティーなど人が集まる会に出席する時、会社の勤務等で
積極的に、自分がウイルスキャリアではない事=陰性証明 をする事が義務付けられています。

ジムやレストランなど、クラスターが発生しやすい施設を利用する時には、毎回必ず陰性証明が、受付で求められます。
ですから、症状の有る無しに関らず、市民は日常生活を円滑にするために、積極的に検査を受けるようになり
それが、無症状のキャリアを迅速に見つける事につながっています。

日本の様に、症状が出てから検査する方式では、無症状のキャリアや発症する前のキャリアを見つける事ができず
ウイルス感染の全体的な把握が、少なくとも2週間は、遅れてしまいますね?

ヨーロッパでは、日常的な検査は、抗原検査=Rapid Antigen Test
結果は30分もあれば判明し、受検者に結果が即座に配信されます。

日本の様に、いちいち病院で永い待ち時間で検査するのではなく
薬局やスーパーマーケット脇のブース、ドライブスルーで乗車しながら検査できるブースもあります。

費用は、無料にしている国が多く、日本のPCR検査の様に1回3〜4万円もする高嶺の花ではありません。

市民に、積極的に無症状でも検査をさせ、無症状キャンリアを迅速に見つける事!!

2021TOKYOを、無観客という不完全なものにしてしまった 日ノ丸:NIPPON として
変に鎖国に走るのではなく、開かれた OPEN MIND で、世界に学ぶ姿勢が、より一層求められるのではないでしょうか?








★DAY 1 / THE WAIT IS OVER


※画像は2019年撮影/R.フェデラー選手

うれしいですね〜!!
約700日ぶりに、THE CHAMPIONSHIPS が戻ってきました。

大会のメール会員になってしまっているので、大会の情報が入ってきます。

THE WAIT IS OVER!!
今日のメールマガジンは、その言葉でした!!

日本からTVでみると、センターコートは、ソーシャルディスタンシングといっても、ほぼ平常通りに感じますね?
昨年は、世界がコロナパンデミックで、全て止まってしまったかのようでしたが
2021年、少しづつ戻りつつある事が感じられる言葉でした。

2週間、楽しみましょう!!
THE WAIT IS OVER!!







★砂入り人工芝+ハード=帰りたくなる気持ち

幾度となく、このメッセージでお伝えしていますが
どうしても トンチンカン文化 が否めない…2021年の日ノ丸:NIPPON

ハードコート宣言と、国体の指定コートを、ハードとした事で
ようやく地方にも、ハードコート化が、ゆっくりではありますが浸透できるようになったのかな?

しかし、まだまだの様です!!

ヨーロッパの選手達の気持ちを代弁すると
ハードまではまだ許せる…しかし、砂入り人工芝を見た途端
「明日のフライト、予約しといて!!」

日本人が、海外で行われている柔道を見て、帰りたくなるのと同じ様に
いくらユーラシア大陸の東西に離れた関係とはいえ
ヨーロッパの選手達が砂入り人工芝を見て、帰りたくなる気持ちぐらい、分かってあげるのがマナー。

民間クラブレベルでも…
・選手育成をするなら⇒最低4〜8面のハード
・コートキーパーの経費を捻出できるなら⇒アンツーカ(クレイ)
・プレジャー向けとあきらめるなら⇒砂入り人工芝

選手育成なのか? プレジャーなのか? まぜこぜにするから、トンチンカン と言われてしまう!!
洒落てイタリアンを食べたいとレストランに入ったら、メニューに中華やカレーがあったら、興ざめしますよね?

ちゃんとみんなが、サーフェイスと利用目的を理解したテニス文化にしてほしいですね??
だから…DIRECTION PARIS!! と言いたくなるのを責めないでほしい…。


★NATIONAL TENNIS CENTRE in ROYAL DUTCH
2019年に完成した、オランダのナショナルテニスセンター
クレイがほとんどですが、ハードとインドアも、ちゃんと整備されています
まあ道を歩けば周囲には、NTC以上に大きなクラブが沢山ある地区ですから、それがテニス文化というもの
2020年に予定されていたお披露目の国際大会。今年は開催できそうですね!!
CONGRATURATIONS!!









★ようやく!! ヨーロッパ・EU が重たい扉を開いてくれました


6月3日、EU委員会の決定で、入境を認める安全な国リストに、日本を加える事を発表しました。
EU加盟各国は、独自に入国の条件を設定しますが
昨年から続いていた シャットアウトされた門 がようやく開かれるとの事です。

EU各国は、コロナウイルスワクチン接種で、夏までには成人の半数が、少なくとも第1回目の接種を完了する見通しで
日本のそれより、かなり早く進んでいます。

国際級の大会を始め、ナショナル大会やジュニア大会も、各国で始まりだしているとの情報も入っており
ホームのクラブでも、アウトドアはもちろん、インドアでのテニスも、解禁になったとの事です。

2020年春の、WHO緊急事態宣言から、約1年半。
ようやく明るさが、見えてきましたね?

日本の選手達も、そろそろワクチン接種を受けている方もいるかと思いますが
情報では、1週間程度の軽い倦怠感は、副反応として発するケースがあるようです。

でも、安心して海外に遠征するためにも、やっぱりワクチンパスポートが必要でしょう!!

地元に住民登録がなくても、1ヵ月以上滞在している海外渡航者に対して
任意でワクチンを提供してくれる、超ハッピーな国(追って発表予定)もあります。

ジュニア達にとっても、安心して渡航できる日が、近づいてきています。
今秋以降は、遠征の計画をはじめてよいかも知れません!!


★世界一開かれたポリシーの国とは??
海外渡航者にも、年齢別にワクチン提供が発表されていますよ









★今、世界へ飛び出すべき世代の選手達へ

2020年〜2021年
国際テニス界にとって、第2次大戦以来の停滞期。

それにバッチリ当たってしまった、2002年〜2004年生まれの選手達。
ジュニアの時には、世界へ飛び出す事を、なんの疑いも無く目標にしてきた選手達にとって
今はそれこそ、五里霧中の状態かもしれません。

国内で待つべきなのか? それでも世界へ出ていくべきか?
毎日毎日、悩みの日々が続いているでしょう。

ATP・WTAランキングをずっと持っている選手達にとっては、50% DropOff と言われるだけで、いざ出発!! となりますが
国際ランキングを持っていない状態で、予選に入れるか分からないままでは、経費もかかるし…
そういう考えが浮かび、とりあえず国内大会かな〜? と消去法的に、道を狭めていってしまいます。

しかし!! 大事な事を忘れてはいけない!!

テニスの選手寿命は、永くて15年…
年齢にして、16〜18歳に始まり、30歳ぐらいには終わりが見えてきます。
それぐらいテニスは、ハイパワーパフォーマンスを要するスポーツですね?

その最初の1〜2年、停滞させていて、良いのか否か?
誰が考えても分かる事!!

今のコロナパンデミックは、その世代の若い選手達にとって、それほど大きな足かせ!! となっています。

大丈夫!! この1〜2年を無駄にする事なかれ!!
逆境に立ち向かうトレーニングと考え、世界へ挑戦すべし!!
その挑戦が、君達をより強くする!!

歴史上の激動期とは、その時生きていた人達にとっては、必死に生きた時代!!
あとから振り返ってみた人達にとっては、世界に大きな変化が起こった時代!!

もしかしたら今の、コロナパンデミック世代こそ、テニスから試練を与えられた選ばれし世代として
2030年頃に、大きな功績者達となっているかも知れません!!

今この激動を、必死に生きよ!!


★「来た!! 見た!! 勝った!!」
ローマの偉大な英雄 ユリウス・カエサル の様に、君達もコロナパンデミックの逆境に立ち向かえ!!










★ランキング浮揚策は…不要です

2021年4月5日発表、ATP・WTAランキング。
50% Drop Off System が始まりました。

時期尚早との意見もありますが、そうとは言え、After CORONA の国際テニス界へ戻していくための、大事なステップ。
大きくランキングを下げてしまった選手もいますが、また頑張ればいい!!

私達JTPPは、この 50% Drop Off System をポジティブに捉えています。

いつまでも、過去の成績が残り、新しい成績がないがしろにされている方が、むしろ国際テニス界としてはマイナス。
「急激な流れの中では、停滞は後退を表す」 かの如く、ランキングも停滞させてはいけません。
ランキングの停滞は、選手のテニスの進化を止めてしまい、そして国際テニス界の発展をも停滞させてしまいます。

2019年に獲得したポイントは、50%!! 2021年中に消滅します!!
それでいい!! 過去にしがみつくな選手達!!
自分の力で未来のポイントを、ひとつひとつ掴み続ければいい!!

あと追記で…
変に、ランキングを持ち上げるための、国内閉鎖型の国際大会は、不要です!!

アジアの東のはずれの地理的条件で、世界のテニスの中心から選手達が来るのが困難なのを知っていて
日本人の、日本人による、日本人のための大会を、表向き 国際大会 として必要以上に設定するのは間違い。

アジアでもう一つ、その間違いをおかしてしまった国もありますが
ランキングを上げるための浮揚策とは
大会を多く作り、多くのポイントを供給する事では無く
世界のどこで戦っても、自分の力で、ランキングを上げる事ができる力をつけさせる事。

実力はそうでもないのに、変にランキングが高く、シードがついている方が
選手としては挑戦できず、守りに入ってしまう事もありますよね。

期待されても、ヨーロッパの強豪が襲いかかってくる中
LIVE SCORE で見てる程、たった1ポイント、取る事だって簡単ではありません。

だから!! 挑戦者でいいじゃないですか!!
日本人は確かに、欧米の選手に比べ、フィジカル的にかなりの劣勢を強いられた状態から、試合を始めなくてはなりません。

でも日本には古くから、「柔よく剛を制す!!」 という言葉があります。

最近JTPPでは、その言葉が示す方法を、合理的に理解し
実際の試合の場面で、その具体策で、ポイント効率を、コンスタントに高める事ができています。

余計な浮揚策に気を取られる必要無し!!
その様な根の無い軽いものは、コロナ禍の前に、無力を示すお手本となってしまいました。

お膳立てじゃない…誰かが準備した道じゃない…
自分で切り開く力を身につける事!!

若人達よ、コロナ禍に立ち上がれ!!
若いうちは、負けてもそれは、自分が伸びるための栄養となろう!!

日本の皆さんに知っておいて頂きたい!!
若い選手達が、今この時、ヨーロッパの外・地中海沿岸諸国の大会で、この海を渡る事を夢に見ながら戦っています!!

In 2021, 50% Drop Off Ranking System.
May The Force Be With You !!












★あれやこれや上塗り薬じゃなく、問題は、テニス文化の土壌が無い事


世界中の国際プロツアー。
海外はハード…と勘違いしているジュニアもいるかもしれませんが
実は、国際プロツアーの半数は、クレイ+ナチュラルグラス。

特にヨーロッパの大会では、英国を除き、ほとんどの大会がクレイ(アンツーカ)ですね?

昔は、状態が悪くてもとりあえず学校のコートは、クレイ(イエロー)でしたが
最近私学などでは、砂入り人工芝に改装してしまっているのが目立ってきています。

ジュニア達によくある、「砂入り人工芝はクレイに似ている」という発想。
これは、全くトンチンカンですね?

クレイの最大の特徴は、毎回不規則に変わるバウンド。
ラリーをしていてクレイでは、一度たりとも同じバウンドで跳ねる事はありません。

砂入り人工芝では、簡単にテニスがしやすい設計で、バウンドはほぼ一定+球速はかなり減速。

どこかの国際トーナメントで、砂を取り除いて開催している大会がありましたが
そうすると、やたらと速くなりすぎて、足は滑るのに、ケガする選手続出!! という状況で、決勝が閉幕していました。

日本の様に、経済的に豊かな国では、人工的に案易なコートにしてしまいがちですが
スキーやゴルフやマラソンのように、「テニスは自然と戦う」 という部分を残しているスポーツであり、それがテニス本来の文化。

ウインブルドンの天然芝なんて、ボールがバウンドせず、そのまま地面を滑っていきそうなぐらいですし
それが芝の具合で毎回変わります。

そういう、芝やクレイの織りなすカオスと戦う事も、テニスの試合の一要素。

脳がまだ柔らかいジュニア達に、その自然のカオスとの戦いを学べる場所で、練習してほしいなあ〜〜
と毎週土日がくれば思いますね〜。
もちろんコート整備も、自然(ナチュラル)を大切にする事を学ぶ一貫となることは、言うまでもありません。

また、全市民参画型のスポーツ施設としても、テニスコートが砂入り人工芝になり過ぎるのはマイナス面もあります。
2021TOKYOでは、パラリンピックも開催されますが、車イステニスにとっては、砂入り人工芝は最も不向きなコート。

ヨーロッパでは、テニスクラブライフにとって、車イステニスに対応している事は当然必須。
対応していないクラブなんて考えられない事。アンツーカで車イステニスを謳歌されています。

ALL INCLUSIVE なテニスの土壌を作る事。
ヨーロッパのテニス文化は、そこが素晴らしい!!
ヨーロッパのテニス文化は、だから世界のTOPを次々輩出できる!!

日本も、もっと深く、テニス文化の土壌を作る事を、みんなが考えてほしい。
そうすれば、アジアの東のはずれの小さな島国でも
アジアテニス界のオアシスとして、この国の環境を自慢できる日がきっと来るでしょう…。









★2021年初頭、ヨーロッパの選手達との戦い

日本国内に、国内プロ選手達のランキングポイント獲得の拠り所となる大会がキャンセルとなり
しかも3月15日の週で、コロナ禍特別設定のモラトリアム的世界ランキングは終了!!

世界の荒波を、まともに食らう事になった選手達ですが
みんなプロですから、国や協会が守ってくれるとは、誰も思ってはいないはず。

ここで、ヨーロッパで活動してきたJTPPから、少しヒント!!
いかにして、ヨーロッパの大型な選手達に勝つか?

当然、最近の和式の考え方 「雰囲気」 では勝てません。

実は、彼らの中にも、日本人と同じ様に小柄な身体サイズの選手も、少ないですがいます。
そういう選手でも、各国の代表に選らばれているケースがあります。

その選手達の戦略的共通点を見つける事ができれば、日本の選手達にもチャンスがありますね?

また、身体能力には、トレーニングで獲得する後天的能力と、遺伝子からくる生まれもった先天的能力があります。
先天的能力に関しては、多くのヨーロッパの選手達に共通していますので
我々日本人に比べ、彼らが劣勢となる部分を見つければいいのです。

最初は、勝っている選手の真似をしようと
ヨーロッパの選手達がしている事を真似しようとしてしまいがちですが、それが間違いのもと。
真似では実は、勝利にはあまり近づきません。
持っているもの=物理条件 が違いますから…。

持っているものが違う事を認識し、それを受け止め、自分達が優れている部分を見つける事!!

詳しくは教えたくないので、別の例え話で説明すると
コロナウイルスに対する耐性は、ヨーロッパに多くある遺伝子より、アジアに多くある遺伝子の方が強いですね?
この様に一見、大型で身体的に優勢と思われる点も、違った観点で見ると劣勢になる事があります。

少なくとも、オリンピックの身体能力の世界記録、より速く、より高く、より遠く については彼らが圧倒的に勝っています。
日本人が、世界記録を持っているものは、2021年現在ありませんね?

それを、彼らが劣勢になるような形に変えて、彼らと試合で戦う事ができるか?

テニスの試合は、負けて学ぶもの!!
負けるのが嫌で、日本やアジアに引きこもっている様では、それらは見つける事はできませんね?









★さすが!! JTAの優秀なスタッフ

先日、国内ナショナルランキングで修正が必要だった箇所をお伝えしておいたところ
電光石火!! 超高速に今週の最新ランキングで、修正してくれました!!
差し入れのお夜食は、上幕の内にしてあげてください(笑)!!

今年は、コロナ禍の影響で、海外から選手を呼ぶ事が難しいので
5月の岐阜カンガルーカップも、国内JTT大会として開催されるとの発表!!

永い歴史のある岐阜カンガルーカップですので、国際大会としての開催が叶わないのは残念な気持ちもありますが
でも、国内JTT大会で、しかも女子種目。 大拍手ですよね〜!!

JTT大会と言えば、全日本室内は、毎年京都で最近まで開催されていましたが
やっぱり思い出すのは、イザワクリスマスオープン。

地元神戸でクリスマスに開催されていた大会で思い出深いです。
いい大会という表現はよく使いますが、イザワクリスマスオープンは 美しい と表現させてください。

ジュニア達もこぞって、ワールド記念ホールのチケットを並んで買いにいきましたね?
みんな見にいける!! と冬のウインタージュニア頃に、喜んで自慢していました!!

国内大会でも、そういう大会は、絶対必要だと思います!!
国際+国内、両方のバランスがよい具合に開催されている国こそ、テニス文化が深い国と言えますね。

ヨーロッパでも、ナショナル大会は、どこの国でも重要な大会。
選手達も、国際ランキングも気にしていますが、各国ごとのナショナルランキングでも、かなり張り合っています!!

また、団体戦の国内リーグが激しいと言えば、イタリアのセリエA!!
サッカーはあまりに有名ですが、テニスにもセリエAがあり、激しい戦いのリーグで選手は強くなります!!

国内でも、そういう真剣勝負で、激しい凌ぎ合いの場として、JTT大会がずっと続いてほしいと思います!!


★岐阜カンガルーカップ会場 : 長良川テニスプラザ



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★大乱世!! の国際テニス界

1月28日のITFの発表で、3月第4週目以降、ATP・WTAランキングを動かすという発表がなされ
それを知った世界中の選手が、今開催されている地中海沿岸諸国の国際大会に、ドッと詰めかけ!!

そりゃ、ポイントが下がるとなれば、選手としては、何を置いてでも、はせ参じてしまう習性の人達!!
2021年シーズンは、間違いなく、大乱世!!

ITFWorldRanking しか持っていない選手も、OnSiteAlternates を求めて現地で順番待ち。
いったいどうなってしまうのか?という感じで、世界中の選手達が一気に動き出した!!


2019年まで、$25,000の大会で、本戦1回勝って、5ポイント毎週取っていた選手が
2021年は、$15,000の大会しかなく、レベルの高いヨーロッパに近い地域で、本戦1回勝っても1ポイントか2ポイント。
何週も、ポイントが取れない選手もいて、夏までに世界ランキングから脱落する選手も、大勢発生する模様!!

ところがその事を、とある協会に伝え、日本国内の国際大会はどうなるのか?
聞こうと電話したら、テレワーク中で…。

選手は、ポイントを事務所で取ってきているのではありません。
テニスコートで、試合の現場で取ってきています!!
常に選手と共にあってほしい…、と思いつつも良く考えてみると
確かに昨年1年間、大会がなかったという事は、競技団体も収支が厳しいのかも知れません。

それでもプロ達は、それぞれサポート体制をとって海外の大会に出場していますから、心配は少ないですが、問題はジュニア!!

ITFジュニアも、ポイントが3月22日の週から順次なくなっていきますので
焦って暴走してしまう事のない様に、国内に早急なインフォメーションが必要だと思います。
プロではないですし、各国の入国の際、商用目的という名目が使えない事もあり、海外渡航には多くの問題点があります。

ジュニアこそ、例年秋以降に開催している大会を、今年は前半に前倒ししてでも、国内での開催が必須でしょう!!
一週毎に、会場を移動させるのではなく、数週間同じ会場で開催してくれると、いろんなリスクも避けられますね?


なんせ!! 今年は、世界中のテニス界が、大乱世になる事、間違いない!!

志(こころざし)高き、若人(わこおど)達よ!! 立ち上がれ!!

君達が最も伸びるべき、この1〜2年。
今までとは違う、自分の足で世界を渡っていくしかない!!

乱世こそ、自分の舞台!!
そう思える選手こそ、21世紀に名を残せる選手となろう!!

MAY THE FORCE BE WITH YOU !!













★WE ARE STARTING INTERNATIONAL PRO-TOUR 2021 IN TUNISIA


30.Jan-3.Feb. 2021 / First Week

ヨーロッパはまだ、コロナ禍でロックダウン中。
例年2月は、地中海沿岸国から国際プロツアーが始まりますが、2021年は地中海を渡りチュニジアから始めます!!

地中海を渡りと言っても、チュニジアは、ヨーロッパ各国から航路で1〜3時間。
最も近いイタリアやスペインからは、地中海でのんびり揺られる、フェリーの航路も選択できます。
旧フランス領だった名残から、フランス語を話す人達も多く、地中海的な気さくな人達が多い国ですね?
イタリア・ローマとチュニジア・カルタゴを見ると、かつて世界の中心が、この海だった事が分かります。
(ここまでチュニジアの宣伝・笑)

気温も昼間は20度を超えますし、そのうちウイルスも弱ってくるでしょう!!
逆に夏よりは、今の季節でないと、テニスの大会には適さないので、人とウイルス、両方にとって良い季節ですね?


やっぱり…日本国内で、お馴染みの顔ぶれで、お馴染みの会場で、同じような試合をするより、ここがいい!!
チュニジアの大会と言っても、ヨーロッパの選手達がほとんどですから、いい練習ができます。

ヨーロッパの選手達とは、どこかで会った選手ばかりですので、FRIENDLY で練習相手に困る事はありません。
逆に誘われ過ぎて OVER WORK にならないように、調整が必要です。
時差感覚は、2〜3日後が一番きつい…。
交感神経&副交感神経のリズムを、体内時計の調整機能が許容できるレベルで
現地時間に FIT していきます。


★大会会場はチュニジアのリゾート施設
夏には、多くのヨーロピアンがバカンスに訪れる



1. Feb. 2021

今日からチュニジア政府の方針で、入国規制が強化されるとの事。
チュニジアは、感染拡大はそうでもない様ですが
やはり、ヨーロッパで流行っている変異株を阻止するための新たな処置でしょう。

パンデミックが終息するまでは、どこへ行くにもパスポートと同じ様に、PCR検査による陰性証明書(英文)の持参は必須ですが
その他、各国の入国に関する規制や隔離処置などを、充分確認される事をお勧めいたします!!


2. Feb. 2021

初戦。 やっぱり、テニスが 日本の選手に合わせ過ぎていました。

ここは、ヨーロッパが目の前の地。問題は、身体の差!! 物理的劣勢!!
どうしても、国内大会や特にオムニの試合で、物理的劣勢に対する対応が、忘れかかっていました…。
ヨーロッパで、ずっといて戦っていた時は、身長180cmでも、いつもの対戦相手と思えていましたが…。

2020年の1年間のブランクを取り戻せるまでには、もう少し時間が必要だと思います。
まだまだ、このチュニジアの大会は続きますし、ロックダウンが解消すればヨーロッパの大会も始まりますから
急がず、楽観的に、前にあった物理的劣勢に対する勘を戻せるよう、すぐ練習とトレーニングに入ります!!


★本戦1R : Zeel DESAL選手(インド)



★ヨーロッパの選手達とプラクティス中
★動画にて日本から遠隔サポート
今いち、JOPの遅いペーズが抜き切れていない…
ヨーロッパの選手達と一緒に、練習&練習、栄養&栄養で、順応してもらいましょう!!





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4-10. Feb. 2021 / Second Week

気温が丁度いい!! 日本の寒い冬で固まった身体を、時間をかけて色々ストレッチ。
これが意外に、メンタル面にも作用します。 筋肉が硬い=心が硬い vs 筋肉が柔らかい=心が柔らかい

地球の裏側に飛んできましたから、いくら慣れているとは言え、コンディショニングで、東経10度にアジャストメント。
時どき、一日でアジャストしろ!! と勢い任せのコーチもいますが、人間にはその様な能力は遺伝的に備わっていません。
経度90度以上の時差にアジャストするのに、人間の身体は、最低2週間は要します。

人間の能力の、許容範囲を知り、試合に勝つためのニーズとの、バランスをマネージメントする事。
備わっているものを、いかに整備し、調整し、シーズンを通して高める事ができるかが、鍵ですね。


ITFより、3月22日に発表されるATP・WTAランキングが
コロナ禍対策のため講じられた 2019-2020-2021年の THE BEST OF RANKING の最終ランキングとなる事が発表されました。
2020年春の WHOによる緊急事態宣言により止まっていた 国際ランキングも
WITH CORONA という新しい様式で、動き出す事になります。

日本国内で、国際トーナメントが開催できない状況が、今春以降、いつまで続くのか?
国内大会で鍛えればいい…と言っても、オムニの大会が全体の50%以上では、国際レベルの選手の育成としては不十分。
コロナ禍が終わった時、国際テニス界がどうなっているか?
しっかり世界の将来像を予測しながら、今をどう活動すべきか?

先輩選手の見よう見まねでは通用しない、NEW STANDARD に世界が変貌する中
若い選手達にとって、専門的なエージェントの存在 が、ますます重要になってきていますね?


8. Feb. 2021

ようやく、勝利の報告!!

相手は地元チュニジアの選手。
一回勝ってきている相手でしたので、勢いがあり、DANGEROUS な相手でしたが
WTAランキングは取った事のない若い相手だったので、WTAポイントを取るプレッシャーを、上手く利用させてもらった試合。

昨年冬から毎週のように出場させて頂いたJOP大会の中で、若い選手達と多く対戦し
その子達の考えている事・感じている事が分かったので、若かった頃の感情を思い出し
Gストローク戦でプレッシャーを上手く作れた結果、スコア的には簡単に勝利する事ができました。

JOP大会で、早くから会場入りして
練習コートを貸して頂いた ロイヤルSCテニスクラブ様
レンタルコート会員にして頂いた TTC様、本当にありがとうございました。
そこで得たフィードバックを、地球の裏側:チュニジアの ITF で活かせた事を、とてもうれしく思います!!

次、本戦で、ハイレベルは選手達が待っていますので、初戦の様にならないよう
フットドリルの週間トレーニングルーティーンをしてから、明日に備えます!!


★オリエンタル料理だけでなく肉・魚・イタリアンもある
お約束のスイーツは、フレンチ系かな?



遠征中・シーズン中の食事について

選手のパフォーマンスと取るべき栄養について、非常に相関関係があります。
更に、フィジカル状態だけでなく、メンタル状態にも影響があります。

医学的にも腸は、第2の脳と言われ、脳を中枢とする神経系とは別の、独立した神経系を有している事が知られています。
また腸には、消化吸収をスムーズに行うための、腸内細菌という、自分自身とは違う生物が寄生していますね?

それらの腸の働きにより、選手は栄養を吸収し、足らない栄養を補給するよう脳に指令を送り
内蔵の各器官にも、身体の恒常性を保つように、指令を送っています。

したがって、栄養補給により体重が増えた・減ったという事だけでなく
腸が各器官に出す指令が非常に重要で、選手のフィジカル状態やメンタル状態に、大きく関係します。

選手によっては、試合に勝つために、極端な栄養制限をしなくてはならない…と考えてしまいがちですが
それは、単なる荒行(あらぎょう)の精神修行的な考え方かも知れません。

人間には遺伝的に飢餓に対する耐性として、栄養失調になると
身体を積極的に動かし、食べ物を探すメンタル的動機を作るよう、プログラミングされています。

そうでなければ、人類の歴史の大部分を占める飢餓との戦い中、現在に生存していなかったはずですね?
一時的な栄養失調は、フィジカルやメンタルの活性を高める効果があるかもしれません。

しかし、長期に栄養失調状態が続けば、当然身体の各器官に対する補充が途絶え、各器官の能力は減退します。
ですので、医学的に、自分にとって本当に良い栄養摂取が、どのようなものなのか?
最近では、ツアーの帯同に栄養士をつける選手も増えてきていますが、とてもよい事だと思います。

地球のあちこちを頻繁に動き回る国際プロ活動では、自律神経にも大きな影響がある事を踏まえ
その様な過酷な国際ツアーにおいて、選手のパフォーマンスの管理者の仕事がとても重要ですね?



9. Feb. 2021

ヨーロッパの選手達の威圧力

日本国内に戻って大会に出て、一番感じる事は、試合が静かな事。
男子も女子も、お行儀よく、シーンとしてプレーしています。

それに対しヨーロッパでは、線審のジャッジの声も聞こえない程。
ハイパワーを発揮するために、呼吸を利用して
ワンショット・ワンショット、大声をあげ打っていますが、それだけではない!!

その声には、ヨーロッパの選手層の厚さと激しい競争の中で育った選手達の、強いメンタルの表現ですね?
その吠える様な声には、この1ポイントを何とか取りたいという執念が込められています。

ヨーロッパでは、昨日、下部大会でプレーしていた選手が
明日にはグランドスラムのタイトル保持者に駆け上がる事も不思議ではない!!
実際、そういうケースをたくさん目の当たりにしました。

賞金や生活が約束され、自分がプロ生活を続けるための準備など、どこにも無い世界ですが
でも、チャンスは、世界のTOPに挑戦する選手達に、平等に広がっている環境です。

一球一球、静かに打っていたら、チャンスがどこかに飛んで行ってしまいそうだから…
ヨーロッパの選手達からは、そういう答えが返ってきそうです。


★第2シード : Anastasia KULIKOVA選手(フィンランド)



10. Feb. 2021

天国と地獄

予選決勝 : 60 61 WIN
本戦1R : 06 06 LOST

ここは、1時間地中海を渡ればヨーロッパ。
下部大会とはいえ、WTAに近い選手も大勢いる中、簡単ではない!!
しかも今、ヨーロッパはロックダウン中で、近郊国で行われている大会は、ここチュニジアを含め数カ国のみ。

日本で LIVE SCORE で見てるだけでは、全く伝わっていないと思いますが
女子でも、身長180cm超の選手が襲いかかってくる、今現在、世界で最も厳しい戦いの場の一つ。

これから育ってくる若い選手達へ!!
砂入り人工芝で、戯れている場合じゃない!!
心身共に、もっともっと鍛えて、テニスの世界の中心で戦おう!!

雰囲気だけ? NO!!
恰好や気勢だけ? NO!!
アジアに引きこもるな!! もっともっとヨーロッパヘ!!

負けて落ち込んでる場合じゃない!! 今日のジムトレが次週につながる!!



★ヨーロッパの選手達とプラクティス中
★動画にて日本から遠隔サポート
だいぶプレーのキレは良くなってきている!!
まだシーズンの始まりなので、徐々にジャンプアップ!!





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11-16. Feb. 2021 / Third Week

昨日対戦した、チェコの Linda FRUHVIRTOVA 選手。
ITF WebSite でも紹介されている、今急成長している15歳の選手。
数大会連続、ProTour を優勝しています。

以前、WTAで対戦した、エストニアの Anett KONTAVEIT 選手と同じぐらい強烈なGストロークを持っていて
他のヨーロッパの選手も寄せ付けないパワー。身長185cmぐらいかと…。

そういう選手が、ゴロゴロいる環境。
昨日隣のコートにいた選手が、明日にはグランドスラムタイトル保持者。
だから、アジアで引きこもるな!! という口調にならざるをえない…。


★A. KONTAVEIT 選手(エストニア)/WTA International
岩の様に重たいサーブやGストロークを叩きつける!!
一球一球、腕がもぎ取られそうに重たい!!



★ヨーロッパの選手達とプラクティス中
★動画にて日本から遠隔サポート
だいぶ環境に順応してきました。やっぱりここがいい!!
砂入り人工芝で戯れていては、世界は待ってはくれない!!



14. Feb. 2021

地中海の嵐

予選1R : 62 64 WIN

第3週目。 昨年末〜今年1月まで、国内大会にずっと出場していて大正解!!
順調に、WTA Point+ITF World Point を獲得しています。

今思えば、関東のJOPに出ていた若い選手達!! 鍛えれば強くなりそうな選手が、何人かいましたが
コロナ禍で活動を休みにしていた旧来の選手達を追いぬく、絶好のチャンスですよ!!

プロは試合をしてはじめて、プロ選手。
悠長な考えでは、すぐ若い選手達に抜かされる厳しい世界。
逆に、若い選手達は、今この時とばかりに、どんどん挑戦していくべきでしょう!!

ここチュニジアは地中海を渡ったアフリカ大陸側の対岸に位置します。
地中海は、北風が吹くと、アルプスを急激に降る寒気と地中海の暖気がぶつかり、激しい嵐になる事があります。
秋には、日本の台風と同じ様に渦をまく、メディケーン(Mediterranean+Hurricane)という造語が付けられる程の嵐。

14日から始まった第3週予選初日も、強風というより暴風。 審判台が風で倒れそうな感じで
男子も女子も全選手、大変な試合でした。

まあ、いつも冬場は、大阪一北風が強い 北港マリーナ を HOME にしていますので
北風が吹けば自然に、「六甲おろしに、さっそうと〜♪♪♪」 と音楽が頭の中を流れ、難なく1Rクリア。
世界中、風のない会場はありませんので、選手を甘やかさず…が必要でしょう!!


★激しい風に倒されそうな樹木
いかに、この条件を自分の味方につけるか、選手の能力が問われますね?



15. Feb. 2021

続 : 六甲おろし♪♪♪

予選決勝 : 62 75 WIN

昨日の暴風がまだ残っていて、更に相手はジョージアのダブルスが上手い男子の様なプレーをする選手。
当然、ネットに出てきます。

強風で、ボールのコースが定まらない難しい試合でしたが
風を逆に利用する事は、日本で毎日のように、冬場練習している事ですので
後半すこし手こずりましたが、WTAランカーとして、自信あるプレーで快勝!!

本戦に進出しました。

ヨーロッパでは、日本国内でいつも大きな顔をしている選手達も、予選で敗退する事もしばしば…。
特に今年は、日本国内の、日本選手がランキングを取るための大会が、開催できない状況が続いていますので
みんな、海外の試合で、予選敗退など、屈辱的な場面も多くなるでしょう!!

今年は、ATP・WTAランキングが動き出し、ポイントを新しく獲得し更新していかなくてはなりません。
しかし、日本国内に、従来あったはずの国際大会が無い!!

大会が無くなるという事は、その大会で得られるはずだったポイントが今年は得られないという事ですね?
日本の国際大会スケジュールで、3月〜5月に行われていた大会って、いくつあるでしょう。
それらの大会で、日本の選手が多く獲得していたポイントは、全て無くなります。

今年の夏以降、日本の選手達のランキングがどうなるか? 誰でも簡単に予想がつきますね?

まあ日本は地理的に、アジアの東のはずれの小さな島国。
世界の選手達が、だれも立ち寄らない辺境の地の、身体能力や身体サイズが偏った環境で
ポイントを取らせる大会だけ、たくさん開催して、高いランキングを維持してきた事は
世界に通用する選手の強化策としては…???

人間は環境によって変化できる生物です。
その順応能力を、発揮させるための強化策とは、どのようなものか?
2021TOKYO 以降、日本の選手達へ与える DIRECTION をしっかり示す必要がありますね?


★男子も強風の中よく頑張った!!
At Player'sLounge & Restaurant



16. Feb. 2021

ON SEASON 2021 の始まり!!

本戦1R : 16 16 LOST

日本で LIVE SCORE で見ていた感じとは全く違う、選手からの報告。
かなり、攻めて攻めて、アグレッシブにプレーして、今遠征で最もいい戦いができた!! との事。

相手は、ロシア出身。 ITF JUNIORS RANKING 50位台の選手。
太めガッチリした体型で、身長も180cm近い相手。

そこが問題!! アグレッシブにプレーできても、体格差のある相手に対して、その様に戦略をとると
ポイント取得効率は低くなってしまう事は、いままでヨーロッパで試したデーターで、分かっている事。

まあ、試合は選手がするもですから、その時の感情が当然入りますが
データーは、選手本人の意志と、逆に働く事が、往々にしてあります。

小柄な選手が、身体能力・身体サイズ的に優勢な相手に対して、いかにポイント取得効率を上げ、勝利するか?
ヨーロッパで活動しだして数年。 だいぶ分かってきていましたので、今回はヨーロッパの選手を、3選手倒せました!!

さあ!! 2021年シーズンが始まりました。
ATP・WTAからランキングを、3月の中旬以降、通常の状態に戻す発表がなされ
それを知った世界中の選手達が、開催される数少ない大会に殺到(エントリー)し、満席の様相です。

今年は早めにツアーを開始して正解でしたが、早くも梅の咲く時期。
クレイコートの練習も、そろそろ始めようとスケジューリングの真最中!!


Message from JTPP Head Office in Ashiya






★ご注意ください!!

上記レポートは
プロの世界ランキングを保有し、永くプロとして国際活動をしてきた選手の活動状況です。
また高度な知識を有するエージェントにより、国際活動をバックアップしながら、海外の大会に出場しています。

現在のコロナパンデミックの状況下では、各国の入国規制等が頻繁に変更され
渡航の際に、様々な障害が発生する場合もあります。
また入国規制に関する証明書等も、往路 および 復路で、別途数点が必須です。

実際、証明書の不備で、航空機への搭乗ができなかったり
空港から隔離施設へ強制的に移動させられたり、といった事例が発生しています。

18歳未満で国際的に未成年の選手や、国際活動の経験の浅い国内プロ選手におかれましては
トラブルの無い渡航の観点から、もうしばらく国内での活動を選択される事をお勧めいたします。

おそらく、2021年夏頃には、各国の渡航の規制も緩和される見通しです。
情報提供を希望される方は、ご遠慮なく、下記サポートセンターへご連絡ください。

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